~第五十七話~
テストも終わり、休日の日になったので、俺は、行く所があった。
それは、俺が働いている所、ラブ喫茶アイライクである。
今日は、バイトの日なので、出掛ける事にしたのであった。
電車に乗り、秋葉にたどり着く。
相変わらず、この町は人でにぎわっているらしく、結構たくさんの人が歩いていた。
俺もその中に入って、バイト先を目指す。
数分歩いて、バイト先のラブ喫茶「アイライク」にたどり着いた。
店内に入ると、店長の東雲紫さんが、話しかけて来た。
「おはようございます、まこさん」
「おはようございます、紫さん」
「まこさん、今日でまこさんがここに来て、一年ですから、何かお祝いをしましょうって皆で話してたんですが、いいですか?」
「自分がお祝いですか?」
「ええ、バイトが終わったら、お店を貸し切ってやろうと思うのですが……いいですよね? まこさん」
「祝ってくれるなら、嬉しいので、いいですよ」
「じゃあ、決まりですね、じゃあ、着替えて来て下さい」
「はい、解りました」
そう言って俺は、控室の中に入る。
控室の中に入り、俺専用の制服に着替える。
ここの制服は、メイド服が中心なのだが、俺の服だけ違い、俺のは、ギャルソンタイプの制服だった。
制服に着替え終わり、鏡で身だしなみをチェックして、控室を出て、ホールに行く。
ホールに行くと、既にお客が入っていて、ホール担当の者が、もう接客していた。
俺もその中に入って、接客をする。
やって来たお客様に対して、いらっしゃいませと言い、メニューを聞く。
俺を呼ぶ客は、前と変わらず、女性ばかりであった。
男の客もいるのだが、男の客が呼ぶのは、後輩の東雲玲だった。
玲は、見た目は美少女に見えるのだが、中身は男だったりしている。
玲は、俺と違い、男性客に人気があるらしく、告白されたりもしているみたいだった。
うん……俺と、全く反対だな……と、思ってしまった。
時間が、あっという間に過ぎていき、閉店の時間になった。
お客が全ていなくなり、店長の紫さんの号令により、ホールに集まっている。
「まこさん、バイト一周年、おまでとうございます、お祝いにスペシャルケーキを用意しました」
そう言って、テーブル内におかれたのは、チョコレートケーキだった。
うん、かなりおいしそうに見える。
「そっか~まこが、ここに来て一周年か~結構長く続いたよね? 私からも、おめでとう言っとくよ~」
そう言ったのは、同じバイト仲間で、同じクラスでもある、栗谷美鈴だった。
「ありがと、そう言えば……ここに来るきっかけって、美鈴だったよね」
「そうだよね、確か……私が天空カイザーのコスプレして!ってお願いして、ここに来たのが、始まりだったじゃない」
「うん、そうだよ」
「だから、私のおかげだよね~」
何で、そううれしそうに言ってるんだ?
「まこさん、私からも、おめでとうって言います」
そう言ってきたのは、桐谷佐奈さんだった。
「ありがとう、佐奈さん」
「い、いえ……あ、これ、記念のプレゼントです、受け取って下さい!」
「あ、うん」
なんか、顔を赤らめて言ってきて、プレゼントを貰った。
中身を見てみると、イルカのストラップが入っていた。
デザインも綺麗で、早速携帯につける事にした。
「ありがとね? 佐奈さん」
「い、いえ……よろこんでくれて、よかったです」
そう話していると、店長の紫さんが
「じゃあ、まこさん、誕生日見たくケーキの上に、蝋燭をたてるから、火を消してね?」
そう言って、ケーキの上に蝋燭をたてて、火を灯す。
「じゃあ、行きます」
そう言って、息を吹いて火を消して、皆で、ケーキを食べ合う事にしたのであった。
料理を出されていて、ちょっとしたパーティとなっていたが、俺にとっては
待ったく不快感は無く、十分楽しめて、夜遅くになって、家に帰る事にした
家に帰ると、妹の亜季が
「お姉ちゃん、今日は、遅かったけど、何してたの?」
と、聞いてきたので
「バイト仲間に、一周年のお祝いをして貰ってたの」
「そうなんだ、あ、確かに、お姉ちゃんがバイト続けて、一年たったしね~じゃあ、私も、お祝いするよ、何か、これから作ろうか?」
「いや、いいよ、食べてきて、おなかいっぱいだしね、気持ちだけ受け取っておくよ? ありがと、亜季」
そう言って、頭をなでなでしてやると、亜季は、嬉しそうに目を細めていた
うん、なんかちょっと可愛い……とか、思ってしまった。
こうして俺の一日が、終わった。




