~第五十六話~
俺は、いつもと同じ時間に起きる。
今日も、学校があるので、制服に着替えて、朝食を取り、外に出ようとすると、今日も妹の亜季が、こう言ってきた。
「お姉ちゃん、今日も一緒に行こう」
「分かった」
別に断る理由はないので、亜季と一緒に家を出る。
家を出て、通学路を歩いていると、亜季がこう言ってきた。
「お姉ちゃん、今日は一緒に帰れる?」
「う~ん、多分、今日も美鈴の家で勉強って感じになると思うから、亜季は一人で帰ってくれる?」
「そう……お姉ちゃんと一緒に帰りたかったのに……」
なんか、凄い悲しそうな顔で言ってきてるんだが……別に、俺は悪くないと思うぞ? そんな会話をしながら、山野辺高校にたどり着く。
学年とクラスが違うので、亜季と別れて、俺は、四階の3-1に向かったのであった。
自分のクラスの中に入って、自分の席に座ると
「おっはよ~まこ」
話しかけてきたのは、栗谷美鈴だった。
「おはよう」
「今日も一緒に勉強しようね?」
「りょ~かい、今日は一気にまとめてやらない?」
「まとめて? ちょっと大変そうじゃない?」
「大丈夫だと思うけど?」
「そう? まこが、そう言うなら、そうしようか?」
そう話していると、キーンコーンとチャイムが鳴ったので、話すのをやめて授業に専念する事にした。
あっという間に時間が過ぎて放課後
鞄の中に必要な教科書やノートを入れて、美鈴の家に向かう事にした。
学校を出て、美鈴の家にたどり着いて、美鈴の部屋の中で勉強する事にした。
「じゃあ、まこ? 早速始めようか?」
「そうだね、じゃあ、社会からやろう」
そう言って、社会の教科書を開く。
テスト範囲は、歴史の事だったので、そこを中心に勉強する事にした。
一時間ぐらいが経過して、てすと範囲は大体やったので、次の教科に移る事に決めた
「じゃあ、次は理科をやろうか?」
「りょ~かい、え~っと理科は生物がテスト範囲だったよね?」
「そうだよ」
「う~……なんか苦手かも~、まこは?」
「自分は、そんなに苦手じゃないよ」
「ふ~ん、まあ、やるしかないよね~がんばろ~」
そう言って、二人で勉強をする。
二人で勉強を始めてから、三時間ぐらいが経過した。
「最後は、英語で終わりにしようか? さすがに疲れてきたしさ?」
「りょ~かい、手が痛くなってきたしね」
そう言って、英語の教科書を開いて、ノートに書き写していく。
その作業に一時間ぐらい経過して、結局四時間は勉強してしまった。
さすがに、遅くなったので、俺はこう言う
「美鈴、もうそろそろ帰るよ」
「あ、もうこんな時間だしね? さすがに不味いよね? じゃあ、今日の勉強は終わりって感じかな? う~……文字の書きすぎで、ちょっと手が痛いかも」
「確かに……じゃあ、帰るよ? それじゃあね」
「うん、さようなら~また、学校でね? まこ」
そう言って、俺は、美鈴の家を出て、自分の家に戻る事にした。
とりあえず今日で、テスト勉強ほとんどやった事になったので、あとはテスト本番を迎えるだけであった。
家に戻ると、亜季がこう言ってきた。
「お姉ちゃん! 遅すぎだよ!? 何やってたの!?」
「ず~っと勉強してたから、こんな時間になっちゃったんだよ……そんなに遅かった?」
「遅いよ~ご飯とっくに冷めちゃってるよ? せっかく私が、一生懸命作ったのに……」
「ごめんごめん、もっと早く帰る事にするよ? それにしても、亜季、いつもありがとね?」
「ううん、お姉ちゃんの為なら、よろこんで作るよ~」
そう亜季が言っていた。
うん、いい妹だよなあ……と思う。
亜季の作ってくれた夕食を食べて、自分の部屋に戻り、疲れたので、寝る事にした
こうして、一日が終了した。
次の日、今日は、テストの日なので、鞄の中に必要な物を入れて、制服に着替える。着替え終わって、朝食を取り、外に出る事にした。
今日は、妹の亜季は一緒に行く事はしなく、一人で通学路を歩く。
桜が満開で、桜の花びらが道端に落ちていたりしていた。
それを掃除している人を見ながら、通学路を歩く。
そして、山野辺高校に辿り着き、自分の教室の中に入ろうとすると
「おはようございます、まこ」
話しかけてきたのは、隣のクラスの、汐崎美咲だった。
「お、おはよう」
ちょっと苦手なんだよな……この人、まあ何で苦手なのかと言われたら、俺の事が好きだからである。
何言っているんだ? と思われがちだが、これが事実で
過去に、俺の下駄箱にラブレターを入れた人物でもあり、俺に対して告白してきた人物でもある。
美咲は、前のクラスでMISAKIファンクラブもある結構人気のある女の子なのだが、そんな女の子が、何故か俺に告白して来て、驚いてしまった。
付き合いたいとか思ってるらしいので、俺は、とりあえずあまり関わらないでおこうと、思って行動する事にした。
「今日、テストですよね? まこは、大丈夫ですか?」
「大丈夫かと、美鈴の家でテスト勉強したしね」
「え……な、何で私も誘ってくれなかったんですか? 私、まこと一緒に勉強したかったのに」
「い、いや……別のクラスだったから?」
「そんな理由ですか……でも、次、そんな事があったら、私も誘って下さい、私、まこと一緒にいたいので……」
そんな事を顔を赤らめて言うものだから、それを見た他の人が驚いていた。
うん、顔を赤らめないで欲しいんだが……
「あ、じゃあ、私は自分のクラスに行きますね? では」
そう言って、美咲は、自分のクラスへと行く。
俺も、その場で立ち止まっているのも何なので、自分のクラスに行く事にした。
自分のクラス、3-1に辿り着き、自分の席に座って、鞄の中身を机の中に入れていると
「おっはよ~まこ~」
「おはよう、真琴」
俺に話しかけてきたのは、俺の親友の栗谷美鈴と、一緒にバンド活動をした、有栖川美紀子こと、みっきーだった。
「おはよう、一体どうしたの?」
「まこはさ? 今日のテストは、大丈夫かな? と思ってね? で、どう?」
「どうって言われても……う~ん、そうだな……まあ、出来るんじゃないかなと思う、美鈴は?」
「私は、ギリギリかも~赤点は、取りたくないなあ……って思うし」
「私は、結構勉強したから大丈夫とは思うけどね、あとは習った所が出るかな?って感じかな」
「まあ、そうだよね~」
「あ、そろそろ授業始まるから、席に戻るね」
「あ、私も」
そう言って、ミッキーと美鈴は、自分の席に戻る。
二人が席に戻った後、キーンコーンと鳴って、担任の朝崎翠先生が、やって来て、こう言ってきた。
「あ~、皆、おはよう~、今日一日ず~っとテストだが……まあ、頑張れ、ちなみにカンニングを行った場合、私がきつ~いお仕置きをお見舞いするからそのつもりで~、じゃあ、テストを配るぞ~あ~……委員長、配るの手伝ってくれ」
「あ、はい、解りました」
そう言ったのは、このクラスの委員長の、西崎綾香であった。
委員長は、翠先生と一緒に、テスト用紙を配る。
「あ~、筆記用具だけ、机の上に出しとくように、では、五分後に始めるぞ」
そう、翠先生は言う
俺は、言われた通りに机の上に筆記用具だけを、置く事にした。
そして……
「五分たったな、じゃあ、初め!」
こうして、三年になって、最初のテストが始まった。
受ける教科は、五教科もあり、結構難しそうだったが、まあテスト勉強したので、赤点は無いと思われるが……
最初に出されたのは、国語の問題だった。
国語の漢字、檸檬、仙人掌、鮎魚女、自鳴琴の読み方を答えよと言う問題が出て、俺はちょっとと言うか、苦戦した。
回答欄に、レモン、サボテン、アイナメ、オルゴールと書き込む。
まあ、これで合ってると思いたい。
あとは、文章の間違っている所を直す作業だったので、比較的に簡単だった。
国語のテスト問題が終わって、次に数学のテストに取り掛かった。
数学のテストは、因数分解の式を求めよとか、分数の計算をせよという問題が出て、考えながら、テスト用紙に書き込んでいく。
結構数学は難しいな……と思ってしまった。
次にやったのが、社会だった。
社会は、歴史が中心で、勉強した所が出たので、覚えていたので、楽勝かな……と感じて、回答欄を埋める。
そう言えば……美鈴は、出来たのか? とみてみると、美鈴は、机にうつ伏せ状態になっていた。
これは……回答欄が全て埋まって暇になったから、寝てるのか、もう諦めて、書くのをやめたのか……のどっちかだな……と、思い、テスト問題に集中する事にする。
社会が終わって、次に英語のテストに取り掛かった。
英語の訳を答えよと、書いてあったので英文を見てみると
I wake up by the thing which has a textbook and a note, leaves a seat and has it in the partner who is sleeping.(私は、教科書とノートを持っており、座席を去り、眠っているパートナーにそれを持っているものによって起きます) と書かれていた。
うん……意味が全く分からん、と言うか……かなり変な文じゃないか? これって?
あと、こんな文もあった。
A toast is given to your pupil.
え~っとこれは……確か「君の瞳に乾杯」だったかな
うん、訳しても何だこれ?って感じだな……
そんな感じに英語の文を訳して、次にやったのは、理科の問題だった。
理科は生物の名称を答えよが中心だったので、思い出しながら空欄を埋めていく
途中、解らない問題があったが……
それは、飛ばして出来る所だけ、空欄を埋めて行く事にしたのであった。
そして……全てのテストが終わった頃には、もう午後の時刻になっていた
テストが終わり、担任の朝崎翠先生が、帰っていいと言ったので、帰り仕度をして、教室を出ようとすると
「まこ、今日のテストどうだった?」
そう、美鈴が話しかけてきた。
「まあまあかな、美鈴はどうだった?」
「私は、ちょっと駄目かも、特に英語と社会がね~……そういうまこは、どうだったの?」
「自分も、まあまあ出来た方だとは思うよ、赤点が無い事を信じたい」
「そうだよね~、もう授業無いし、一緒帰ろう? まこ」
「解った」
そう言って、美鈴と一緒に教室を出て、家に帰る事にしたのであった。
後日、テストの結果が出た。
国語80点、数学50点、社会45点、英語40点、理科50点の
平均の平均だった。
まあ、赤点がないだけましか……と思ったのである。
ちなみに美鈴と有栖川美紀子こと、みっきーは、二つ赤点があって、放課後に残って、補習をやったそうなのであった。




