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俺の非日常な日々  作者: 零堵
~二年目~
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~第五十二話~

季節もすっかり春になって、暖かくなり、薄着でも風邪を引いたりしない頃、俺こと、南山真琴みなみやままことは、出かける用意をしていた。

それは、何故かと言うと……新学期が今日から始まるからである。

朝起きて、着慣れている制服に着替えて、朝食を取る。

そして、行って来ますと言って、俺は外に出た。

天気は快晴で、雨が降る心配は全くなく、暖かい風がそよそよと吹いていたりもして、結構気持ちよく感じられた。

前と比べると、変わった事と言えば……そうだな……

手紙が届いた事、バイトをするようになった事、アイドルと知り合った事、ドラマやバンドをやった事、普通に過ごしていた日常が、非日常になっていった感じでもある。

普通に生活していたら、経験する事なんか無いんじゃないか?って感じなんだが……まあ、今日から最終学年の三年生なので、一体何があるんだろうな……とか、わくわくしているのも事実だった。

俺は、いつも通い慣れている通学路を歩いて、俺の通っている山野辺高校に辿り着く。

この学校に通うのも、あと一年か……ちょっと寂しいかもな……?

そんな事を少し思いながら、新学期になったので、二年の教室では無く、三年が使う教室へと向かった。

クラス替えがあるので、掲示板に書かれている名前を見つける事にして、探していると

「あ、3-1だ」

俺は、どうやら三年一組になったようである。

クラスがわかったので、俺は早速、三年一組に向かう事にした。

三年の教室は、二年と違って、四階にあるので、階段を上るのがちょっときつかった。この階段の上り下りを毎日するかと思うと、ちょっと苦痛だな……

四階に辿り着き、3-1と書かれたクラスの中に入る。

中に入ると、同じクラスの人と違うクラスの人がいて、結構にぎわっていたりしていた。

俺は、とりあえず空いている席に座って、休んでいると

「あ、まこ~また同じクラスだね? よろしく~」

そう言ったのは、俺の親友の栗谷美鈴くりやみれいだった。

「美鈴もこのクラスなんだ?」

「うん、まあね~ちなみにみっきーも同じクラスだよ~」

みっきーと言うのは、演劇部員の有栖川美紀子ありすがわみきこの事で、あだ名で「みっきー」と呼んでいた。

「そうなんだ」

「また、一年間よろしくね? まこと一緒にいる時間が増えて、うれしいしね?」

それに対して、俺はどう言ったらいいんだ……? と、思ってしまった。

そして、時間が過ぎて、クラスメイト全員、教室の中に入り、席について、チャイムが鳴って、担任の先生が入ってくる。

入ってきた先生は、俺のよく知っている人物、俺のクラスの担任だった、朝崎翠あさざきみどり先生だった。

「あ~私が、このクラスの担任を受け持つ事になった、朝崎翠だ、よろしく頼む、じゃあ早速で悪いんだが、委員長、出欠を取ってくれ」

そう言って、翠先生は、ある生徒を指差して言う。

その生徒と言うのは、前の俺のクラスで、委員長をしていた、西崎綾香にしざきあやかさんだった。

「あ、あの先生……なんで私を指差して言ってるんです? 私、まだ委員長じゃ……」

「いや、決めるのめんどくさいからな? 別にいいだろ? じゃあ、言うが、委員長やりたい奴挙手しろ~」

そう先生が言うが、誰も手をあげなかった。

「どうやらいないみたいだな? じゃあ、西崎、また委員長、頼めるか?」

「は、はあ……まあ、いいですけど……翠先生の事は、わかってますし……」

そう言って、西崎さんは、先生に言われたとおりに出欠を取る。

また、一年間、西崎さんは、委員長をする事になったみたいであった。

委員長が出欠を取り終わると、翠先生がこう言った。

「よし、全員確認っと、じゃあ校長先生の話があるので、体育館に行くように」

翠先生が、そう言ったので、俺達クラスメイトは、体育館に移動する。

体育館の中は、まだ一年生が入っていないので、2年と3年の生徒で、集まっていた。

校長先生が体育館の壇上にあがって、こう言ってきた。

「今日から、新学期じゃが、皆、いつものように勉学に励むのじゃ、まあ、ワシとしては、もうちょっと休みが欲しかったんじゃがな……もうちょっと宴会とかやってみたかったわい……」

そんな事を言ってきた、うん……」ステージ上で言う事じゃあないと思うんだが……

ちなみに校長の髪が、前見た時は、金髪にメッシュ入りだったのが、今は、黒髪のロンゲになっていた。

一体校長に何があったんだ?と、疑問に思ってしまった。

と言うか……改めて観察してみると、かなり似合っていなく、かっこ悪く見えているのだが、それについてはどう思っているんだろうな? 本人は?

そんな感じで、校長の話が終わり、教室に戻ると、翠先生がこう言って来た。

「あ~今日は、始業式だけだからな、授業はないから、もう帰ってもいいぞ? それじゃあ、解散だな、皆、おつかれ~」

そう先生が言ったので、俺は帰る事にした。

帰る道を歩いていると

「まこ……」

俺に話しかけてきたのは、汐崎美咲しおざきみさきだった。

「えっと……美咲? なんか変わったね……?」

美咲の髪型が、ストレートのロングだったが、後ろを束ねていて、ポニーテールになっていた。

「はい、髪型を少し変えましたから、私……まこと同じクラスがよかったです……」

「そう言えばクラスにいなかったよね? 何組になったの?」

「私、3年2組になりましたから、まこと隣のクラスです、まこ……休み時間とか、会いに行ってもいいですか?」

俺は、どう言おうか悩んだが

「ま、まあ……ほどほどにしといてくれると助かるかも……」

「そうですか、あ、じゃあ、私、こっちですので、では……」

そう言って、美咲は、俺から離れて行く。

俺は、教室に来たら、どう接しようかと、悩んだりしながら、家路に着く事にした。

家に着くと、「お帰りーお姉ちゃん」と言って抱きついて来たのが

俺の妹の亜季あきだった。

俺は抱きついたままの亜季に対して

「ただ今、亜季……何で抱きついて来るのが、不明なんだけど?」

そう聞いてみると

「だって、お姉ちゃんを感じたかったんだもん」

意味不明の回答をされてしまった。これに俺は、どう反応すればいいんだ……? 感じるのは、抱き付いてきているから、ささやかだけど胸の膨らみを感じた。

まあ、感じたと言っても、ここで興奮するのは、何か変だと思うので、俺は亜季に離れるように命令した後、自分の部屋に行き、着ている制服の脱いで、部屋着に着替える。

着替え終わった後、亜季が「お姉ちゃん、今日はお母さん遅いから、私達で夕食作ろう?」と言って来たので、俺は亜季と一緒に、夕食作りをする事にした。

亜季が切る担当で、俺が焼く担当を引き受けて、出来上がったのは、炒飯だった。

出来上がった炒飯をお皿に盛り付けて、二人で頂く。

味に関しては。、結構美味しく出来上がったので、不味いと言う事は無かった。

あっという間に食べ終わり、片付けた後、お風呂に入る事にした。

風呂場に入り、着ている服を全部脱いで、風呂場に入る。

最初に髪を洗ってから、浴槽に使って、いい気分で口笛とか吹いていると

「お姉ちゃん、私も入るね?」

と言って、妹の亜季が入ってきた。しかも全裸で

俺は、亜季に対して

「亜季……せめて隠す所は、隠そうね」

そう言うと

「え~? だってお姉ちゃんには見られてもいいもん、お姉ちゃんに何されても構わないし?」

……そう言われて、どう反応すればいいのだろうか?

亜季が頭と体を洗った後、湯船の中に入ってきた。

二人になって、ちょっと狭くなってきて、お互いにくっ付いた状態になってしまった。

「お姉ちゃん」

「ん……何?」

「お姉ちゃんの胸、大きくしたいなら私に言ってね? 他の人に頼んじゃ駄目だよ?」

何を言っているんだろうか……この子は?

まあ、亜季も俺も、胸のサイズは、それほど大きく無く、貧乳と呼ばれる類に含まれているので、大きくしたいね……? 別に大きくしたいと、全く思っていないんだがな? それはあれか? 揉めば大きくなるとか言う都市伝説っぽいあれか? その揉み相手に自分をか……って、俺は何真面目にこんな事を考えているのだろうか?

とりあえず、そんな考えをやめて、逆上せてきそうだったので、お風呂から出て、パジャマに着替える事にした。

パジャマに着替え終わった後、自分の部屋に戻り、明日の準備をしてから、眠くなって来たので、今日はもう寝る事にして、長く感じた一日が、やっと終わったのであった。


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