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俺の非日常な日々  作者: 零堵
~一年目~
43/83

~第四十三話~

冬のある日、俺は、行く所あった。

それはもちろん、俺が働いている場所、ラブ喫茶「アイライク」である。

週一のバイトに入っているので、今日がその日なのであった。

朝から、出かけて、電車に乗り、秋葉の街へたどり着く。

冬と言うだけあって、厚着をしている者が、結構多く、人も多くいた。

俺は、その街中を歩いて、目的の場所へとたどり着く。

店の中に入ると、店長の東雲紫しののめゆかりさんが、こう言ってきた。

「おはようございます、まこさん」

「おはようございます」

「まこさん、今日もよろしくお願いしますね?」

「はい、分かりました、じゃあ、着替えてきますね」

そう言って、俺は、控室の中に入る。

控室で、用意されたウエイター服っぽいのを着て、控室を出ると

「あ、まこ~おっはよ~」

声をかけてきたのは、俺の親友の栗谷美鈴くりやみれいであった。

「おはよう」

「ねえねえ、まこ?」

「何?」

「今日、仕事終わったらさ?遊びに行かない?今の所、さな~とあっきーが、一緒に来る事になってるよ?」

「う~ん、別にいいよ」

「よし、決まりね?じゃあ、仕事が終わったら、声をかけてね?」

「わかった」

そう言って、俺は、仕事を開始した。

相変わらず、俺を呼ぶ客は、女性客ばかりで、しかも

「TV見ました~」とか「かっこいいです……彼女はいますか?」とか、「またTVに出る事があったら、教えてください」とか言ってきた。

TVに出た影響が、かなり強くなってるな……と思い

別に芸能人でもなんでもないと、思うんだが……?

そんな感じに仕事をしていると

「お久しぶりです、まこさん」

そう言って俺を呼んだのは

汐崎美咲しおざきみさきの従姉の汐崎茜しおざきあかねだった

「え~と……茜さんでしたっけ」

「はい、そうですよ、実はですね?私の書いている漫画「ヒロイックストーリー」がね?アニメ化になったのよ、この作品って、真琴さんをモデルに書いたから、教えとこうと思ってね?」

「そうなんですか?おめでとうございます、アニメ化ですか、凄いですね?」

「ありがとう、あ、そうだ、私の仕事場に招待するわね?来てみない?」

茜さんが、そう言ってきた。

俺は、どうしようかと迷ったが

漫画家の仕事場って行った事がないから、興味があったりするのである。

「じゃあ、暇な日にお邪魔してもいいでしょうか?」

「いいわよ、じゃあ、はい、これ、仕事場の住所と、私の携帯番号ね?なるべく出るようにするわ」

そう言って、茜さんは俺に、一枚の紙を渡してきた。

「ありがとうございます、あ、お客様、ご注文はなんでしょうか?」

「そうだった、注文してなかったわね、じゃあ天使の微笑みをお願いするわ」

「かしこまりました、天使の微笑みですね?了解しました」

そう言って、俺は厨房に行く。

数分後、天使の微笑みを持って、茜さんの席に行った。

「お待たせしました、天使の微笑みです、ごゆっくりどうぞ」

「ありがとう、真琴さん」

そんな感じに接客して、紫さんが

「今日はもう、あがっていいわよ?まこさん」と言ったので

仕事を終わりにする事にした。

控室で着替えて、美鈴を探して、見つけたので、声をかける。

美鈴も仕事が終わっているのか、すでに私服に着替え終わっていた。

「美鈴、仕事終わったよ」

「あ、まこ~じゃあ、いこっか?」

「あれ?佐奈さんとあっきー、待たなくていいの?」

「大丈夫、行く先は決めてるからね?後で来るって」

「ふ~ん、そうなんだ?で、行き先って?」

「それは、行ってからのお楽しみ、じゃあ行こう~」

そう言って、俺と美鈴は、行く事にした。

二人で町の中を歩いて、辿り着いた場所は

ワールドゲームと呼ばれている場所で、結構大きなゲームセンターであった。

ワールドゲームに辿り着くと、遅れてあっきーと佐奈さんがやって来て、俺達と合流した。

「じゃあ、上の階、行ってみよ~」

美鈴が、そう言ったので、俺達は、上の階で、遊ぶ事にした。

三階にたどり着くと、中においてあるのは

体感ゲームと、ビデオゲーム中心だった。

「あ、まこ~、これやろっか?」

そう言って、指差したのは、四人対戦出来る。

レースゲーム「首都高バトルスピリッツ」と言うゲームだった。

「別にいいけどね」

「私も、OKです」

「美鈴、勝負だね~」

「じゃ、早速やろ~」

そう言って、俺達は、それぞれ席につく。

このゲームは、車体を選べるらしく

バイク、スポーツカー、バス、タクシー、パトカーと言った、ちょっと変わった機体も、選べるみたいであった。

俺は、どれにしようか……と迷ったが、バイクを選んでみる。

ちなみに、美鈴がスポーツカー、佐奈さんがバス

あっきーがタクシーを選んでいた。

「負けても恨みっこなしだよ~」

「分かってるよ」

「こっちも、全力でやります!」

「私の実力、見せてあげるよ?」

そう言って、レースがスタートした。

さすがにこういうのあまりやってないせいか

操作方法が難しく、なかなか順位をあげられなかった。

トップ争いは、美鈴とあっきーで

俺と佐奈さんは、約五十メートルぐらい離されてしまった。

そして、結果はどうなったのかと言うと

そのまま美鈴が一着でゴールして、あっきーが二着、三着が佐奈さんで、俺が最下位だった。

「まこ、こういうの苦手?」

「まあ、そうかも、普段、ゲームとかやらないしね」

「そっか、じゃあ、別のゲームやろうか?」

「賛成~」

「他のゲームだったら、勝てそうかもです」

そう言って、次にやったのは、対戦型格闘ゲームだった。

俺はやった事ないので、見学する事にして、見ていると

佐奈さんが、あっきーと美鈴を負かしていた

佐奈さんの意外な実力を知る事になったのであった。

そんな感じに遊んでいて、時間も遅くなったので

一階でプリクラの写真を一枚撮って、俺達は、帰る事にした。

電車に乗り、山野辺市に着く。

途中で佐奈さんとあっきーと別れて、俺は美鈴と一緒に帰っていた

帰る途中、美鈴が話しかけて来た。

「ねえ、まこ?」

「何?」

「たまには、皆で遊ぶのもいいね?」

「そうかも」

「また、皆で遊びにいこっか?あ、じゃあ私、こっちだから、じゃね?まこ、お休み~」

「お休み~」

そう言って、美鈴と別れて、家にたどり着く

中に入ると、家の電気が真っ暗で、誰もいないのか?と思ったが、妹の亜季あきは、すでに寝ているらしく

母さんもいないみたいなので、真っ暗の理由が分かった。

俺も、自分の部屋に入って、考えてみる

そう言えば、明日も学校無いので、明日は

今日、汐崎茜しおざきあかねさんに

貰った住所に行ってみるからな……と決めて、寝る事にしたのであった。


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