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俺の非日常な日々  作者: 零堵
~一年目~
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33/83

~第三十三話~

季節は、年が巡って、お正月

俺は、家にいた。

正月と言うだけあって、出かけてもいいのだが

別に何所に行くとか決めてないので、家にいるのである。

夜中は、親友の栗谷美鈴くりやみれいと一緒に、山野辺神社にお参りして、それから別れたので、夜遅くに帰ってきて

寝たので、ちょっとだけ眠かった。

初日の出は寝過して見れなかった、まあ、特別に見たいとは思ってはいなかったので、これは、よしとして、そういえば……疲れていたからか、初夢も見なかった。

まあ、見たよ~な気もするのだが、全く覚えていなかったのであった。

そして起きて、妹の亜季あきと母親の美鶴みつる母さんに挨拶した

「おはよう、母さん、亜季」

「あ、お姉ちゃん、起きたんだ?」

「真琴、ぐっすり眠ってたわね~一度起こしたのよ?」

「え、そうなの?」

「ええ、初日の出一緒に見ようと起こしたのだけど、寝ぼけてて覚えてないでしょ?」

「う、うん、覚えてない」

「やっぱりね、まあいいわ、で、よく眠れた?」

「うん、ちょっと眠いけど、眠れた気はするよ」

「そう、じゃあ、私は、正月特番の収録があるから、行くわね?」

そう言って、母さんは外に出て行った

「お姉ちゃん、わたしね?」

「何?亜季」

「おせち料理作ったから、一緒に食べよ?」

「え、亜季ってそんな事までできるの?」

「これは本とか見て、勉強したんだ、ちょっと自信ないけど、食べてみて?」

そう言って、亜季は、一度キッチンに行って、重箱を持ってきた

「じゃ~ん、お姉ちゃん、食べてみて?」

「うん、わかった」

そう言って、重箱を開ける。

中に入ってきたのは、黒豆、栗きんとん

田作り、蒲鉾といった、おせち料理に使われる食材だった。

俺は、亜季の作ったおせち料理を食べてみて、こう言う。

「あ、旨い」

「ほんと?」

「うん、美味しいよ?亜季」

「よかった~じゃあ、成功なんだあ、かなりうれしいかも~、じゃあ私も食べよっと」

そう言って、亜季もおせち料理を食べだした

うん、思ってみれば、亜季の料理の腕……かなりあがったんじゃないか?と思ってしまった。

姉として、これは料理まかせっきりでいいのか?と思ったが、まあ、笑顔なので、まあいいか……と思ったのであった

おせち料理も食べ終わったので、家にいるのも何だし、外で何かやってるかも知れないので、俺は、外行きの格好をして、出かけようとすると

「お姉ちゃん、出かけるの?」

「うん、あ、亜季もついてくる?」

「うん、行く!」

こうして、俺は、亜季と二人で、お正月の街中を繰り出す事にした。

俺は、亜季と一緒に、とりあえず山野辺商店街から、行く事になり

山野辺商店街にたどり着くと、正月と言うだけあって、人が多く、やっているお店と正月休みと書かれた店があったりして

ちょっとにぎわっていたりしている。

「お姉ちゃん、何所から行こうか?」

そう言って、亜季は俺の腕を組んできた。

ちょっと待て……手を繋ぐのはまだいい、何故腕を組む……?

これって、所謂恋人繋ぎとか、そういうのではないか?

「あのさ……亜季」

「何?お姉ちゃん」

「何で……腕組むの?」

「え……駄目だった?」

「い、いや、駄目じゃないけど、ちょっと恥ずかしいな~とか……ね?」

「いいの、私、お姉ちゃんと腕組んで歩きたいもん」

「そ、そう……」

もう何を言っても、無駄だと判ったので、俺は、あきらめる事にした。

商店街を歩いていると

「あ、真琴、あけましておめでとう~」

と、俺に声をかけてくる者がいた。

俺に話しかけて来たのは

同じクラスの住吉愛子すみよしあいこであった。

愛子は、手に福袋らしき物を持っている。

「あ、愛子、あけましておめでとう」

「ところでさ……?」

「何?」

「真琴と腕組んでるのって、もしかして…………彼女?」

「そう見える……?」

「うん、まあ、なんか仲よさげだし?すっごいくっ付いて、離れそうに見えないんだけどさ?」

「彼女じゃないよ、妹、亜季、同じクラスの愛子」

「……初めまして、南山亜季です」

「ふ~ん……妹さんね~?」

「……なんですか?」

「いや、真琴と似てないね?って思ったかな、真琴はかっこいい系で、亜季ちゃんはかわいい系かな」

「それ、他の人にも言われたな……前に」

「……とりあえず、ありがとうと言っておきます、お姉ちゃん、行こう?」

「あ、ああ、じゃあ、自分達は行くから、愛子、さよなら」

「そう?まあ、私も行く所あったしね、また、学校で、じゃあね?真琴」

そう言って、愛子は、俺達から離れて行く

愛子が離れた後

「お姉ちゃん」

「何?」

「あの、愛子さんって人と仲いいの?」

「まあ、いいかな、同じクラスメイトだしね」

「そうなんだ……」

「亜季?」

「ううん、何でもない、さっき愛子さんが、福袋持ってたけど、私もほしくなったから、お姉ちゃん、福袋、買いに行こう?」

「福袋ね……わかった、じゃあ、行こうか」

そう言って、俺と亜季は、福袋を売っているお店へと向かった。

福袋を売っているお店にたどり着くと

人が多くいて、福袋を取り合っている。

俺も、妹に頼まれたので

その中に入り、もみくちゃにされながらも

何とか福袋、二つ購入する事が出来た。

ひとつを亜季にあげて、ちょっと疲れたので、家に帰る事にして、家にたどり着いてから

福袋の中身をあけてみると、俺の福袋の中には

リクルートスーツと革靴のビジネスマンご用達の一品が入っていた。

うん……はっきり言うと、これ、貰っても嬉しくないんだが……

しかもあきらかに男物で、これを着る事ってあるのか?って感じだった。

ちなみに亜季の福袋の中身は

最新オーディオ機器と、付属品なのかお菓子セットが入っていた。

組み合わせおかしくないか?と思ったが、亜季はまあ、よろこんでいたので、ほっとく事にした

こうして、俺のお正月が、終わったのであった。


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