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俺の非日常な日々  作者: 零堵
~一年目~
26/83

~第二十六話~

体育祭も終わって俺は……家にいた。

何故、家にいるのかと言うと……

「三十八℃……これは、完全に熱があるなあ……」

そう、俺は、どうやら風邪にかかってしまったようなのである。

いつものように起きて、学校の準備をしようと思ったら、なんか体がだるく、その事を美鶴(美鶴)母さんに言ったら、「風邪よ?今日は、学校休みなさいね?」と言ったので、俺は、大人しく寝る事にした。

「お姉ちゃん、大丈夫!?」

そう言っているのは、妹の亜季あき

何だか心配そうな顔をしている。

「何とか大丈夫かな……ちょっとだるいけど……」

「お姉ちゃん、私、学校休んで、お姉ちゃんの看病する!」

亜季がそう言っていた。

「亜季は学校ちゃんと行きなさい?真琴の事は、私が見ているわ」

「でも……」

「帰ったら、一緒に看病しましょうね?」

「……うん、分かった、じゃあ行ってくるね……」

亜季は、そう言って学校へと向かったのであった。

「母さん、大丈夫なの?家にいて……」

「大丈夫よ、今日は丁度仕事が無い日だしね、そうね、学校に休むって連絡入れとくわね?」

母さんは、そう言って電話をかける。

「あ、南山真琴の母ですが、真琴は病気なので、今日は学校休みますね?あ、はい、そんなに悪い病気じゃあないので大丈夫です、ええ、では」

そう言って、電話を切る。

「真琴、何かして欲しい事はない?」

「ん~……ちょっと、お腹すいたから軽いもの食べたいかも……」

「じゃあ、作ってくるわね」

そう言って、母さんは何か作りに俺の傍から離れて行った。

俺は、それを見た後、物凄い眠気に襲われたので、寝る事にしたのであった。


「真琴……」

そう呼ぶ声がした、俺は目が覚めて、気がつくと、母さんと

「まこ~!大丈夫!?」

「まこ、大丈夫ですか……?」

俺の親友の栗谷美鈴くりやみれい

同じクラスの汐崎美咲しおざきみさきがいた。

「あ、あれ……なんでいるの?」

「何でって、まこが病気と聞いて、心配だから来たんだよ?」

「私もです、まこ、大丈夫ですか?」

「えっと……今、何時……?」

そう言って、俺は時計を見る

時刻は午後になっていて、五時間以上は寝ていた事になったみたいだった。

「二人とも真琴が心配だから、お見舞いに来てくれたみたいよ?あ、そうだ、真琴、食事作っておいたから、食べられる?」

「うん、何とか」

「じゃあ、持ってくるわね」

そう言って、母さんがいったん離れる。

「まこ、何かして欲しい事ある?」

「私も、何かまこの為にしたいです、何かして欲しい事ありませんか?」

して欲しい事ね……特に何もないんだが……なんか、期待されてるような目で見られると、かなり困るのだが……

「いや、今は特に……」

「そうですか?私、まこの為ならなんでもできますのに……」

「あ、私もだよ~」

そう話していると、母さんがおかゆを持ってきた。

「真琴、持ってきたわよ」

「あ、私が食べさせてあげますね?美鶴さん、貸してください」

「え~?私がやるよ~」

「いいえ、私がやります」

「あらあら、もてもてね~?」

そう話していると、ただいま~と声がして、妹の亜季が帰ってきた。

「お姉ちゃん!大丈夫!…………って、何でいるんですか?」

「まこの看病しに来たから、いるんだよ?」

「私もです」

「いりません、お姉ちゃんの看病は、私一人で十分です!帰って下さい!」

「それはまこの妹でも聞けない相談だね?」

「ええ、本当にそうです……」せっかく来ましたのに、なんてこと言うんです……?」

うわ……なんか、空気が凍りついたというか、重い……

亜季は二人を睨んでるし、美鈴も美咲も亜季に向かって睨んでるし……

何なんだ?この修羅場的状況は?

とりあえず俺は、この場を何とかしようと、こう言った。

「二人とも来てくれてありがと、それと亜季、せっかく来てくれたんだから、睨まないの」

「で、でも、お姉ちゃん」

「そんな事言う亜季、嫌いになるよ?」

「……ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!もう言わないから、嫌わないで!お姉ちゃん!」

「わかればいいよ……なんか、ごめんね?こんな妹で」

「凄い妹さんね……」

「亜季ちゃんは、まこの事本当に好きなんだなあ、まあ私もだけど」

美鈴!?何言ってるんですか!?ほら、二人とも驚いてるし!?

「もしかして……栗谷さんはライバル……?ここで消しとくべき……?」

なんか小声で、美咲がぶつぶつ言っているし

「お姉ちゃんは渡さない……お姉ちゃんは私の、誰にも渡すもんか……!!」

亜季もそんな事をぶつぶつつぶやいていた。

うん、何とかしてくれって言いたい……

結局、ギャーギャー騒いで、二人は帰って行った。

一日休んだからか、熱もすっかり引いて、平熱になった。

そして思った事、これはうかつに休めないなと思ったのである……


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