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俺の非日常な日々  作者: 零堵
~一年目~
20/83

~第二十話~

学園祭当日になったので、俺は、いつもとちょっと早い時間に学校へと向かった。

今日は、授業が無いので、制服だけ来て俺の、通っている山野辺高校に向かう。

そして、山野辺高校に辿りつくと、もう既に賑わっていた。

学園祭というだけあって、校門前に学園祭のネームプレートが飾ってあったりしている。

そして、クラスの中に入ると、もう既に何人か集まっていた。

俺は、自分の席に座って、ぼ~っとする事にした。

しばらくすると、俺の担任の先生がやって来て、こう言う。

「今日は、学園祭だ、授業は無いので、いつもとは違う、で、劇だが、午後からやる事がきまったぞ、で、午前中は自由にしていいぞ、では、私は色々と見回りがてら、回ってくる事にする、ではな」

そう言って、先生は教室から出ていく。

先生が出て行ったあと、クラスの連中は散らばって行った。

俺も、何所かに行こうかな? と思っていると、教室の中にやってきたのは、妹の亜季あきだった。

「お姉ちゃん」

「あ、亜季、来たんだ?」

「うん、お姉ちゃんと一緒に学園祭に回りたくてね」

「そう、じゃあ、行こうか?」

そう言って、俺と亜季は、校舎の中を見て回ることにした。

学園祭と言うだけあって、外からの客が結構いて、大変にぎわっている。

俺は、歩きながら、亜季に聞いてみた。

「そう言えば、母さんは?」

「お母さんは、仕事だって、ここに来たかったとか、言ってたよ?」

「そうなんだ……」

とりあえず俺達は、何か食べる事に決めて、後輩の玲がいる、クラスへと向かった。

玲のクラスに入ると、既に何人かいて、注文を頼んだりしている。

それにしても……さすがコスプレ喫茶、色んな服装がいたりしている。

ナースに軍服にメイドに巫女にバニーガール(しかも男)がいるから、ちょっと驚いてしまった。

「お姉ちゃん、何食べる?」

俺と亜季は、空いている席に座って、メニューを見る。

「じゃあ、定番のおにぎりでいいよ、亜季は?」

「私は、オムライスにするかな、すいません、店員さん~」

そう亜季が言うと、チャイナ服の格好をした人がやって来た

「はい、お嬢様方、一体何の用でしょうか……って、先輩?」

そう、チャイナ服を着ていたのは、玲であった。

うん……めっちゃ似合ってる……というか、男に全く見えないな……

「玲?」

「はい、来てくれたんですね?先輩」

「まあね」

「お姉ちゃん?知り合い?」

あれ? 前に亜季は、俺の働いているバイト先、ラブ喫茶アイライクで、一度会っては無かったか?

あ、その時は、ウイッグをつけてたから、別人に見えたのか……

「まあ、知り合いと言えば、知り合いかな?」

「ふ~ん、あ、じゃあ注文頼むね? おにぎりとオムライスひとつ」

「かしこまりました、オムライスとおにぎりですね、少々お待ちください」

そう言って、玲は、俺と亜季のそばから、離れて行った。

そして数分後、注文したメニューを持ってきたので、それを食べて、別の所へと、見に行く事にした。

そして、時間が過ぎて、放送が聞こえてきた。

「え~、放送部です、午後から体育館で、二年の劇をやります、興味がありましたら、是非、見に行ってください」

「あ、そろそろ時間か、じゃあ準備に行くかな」

「お姉ちゃん、がんばって? 私、応援してるからね?」

そう言って、俺は、亜季から離れて、体育館の裏手に行く事にした。

体育館の裏手に行くと、既に劇に参加するキャストは、全て集まっていて、衣装もばっちり着ていた。

俺も兵士役なので、その衣装に着替えて、ナレーションも兼任しているので、ちょっとというかかなり緊張した。

「頑張ろうね? まこ~」

そう言ってきたのは、俺の親友の栗谷美鈴くりやみれいだった。

「そうだね、せっかく劇やる事になったんだし、楽しまないと……」

「うんうん」

そう言って、時間を待つ。

そして、時間になり、俺達の劇が、始まった。

~シンデレラ~ヤンデレル彼女たち~

昔、昔、ある所に、とても奇麗な少女がいました。

少女の名前は、シンデレラと呼ばれていて、結構な美少女でもありました。

そんなシンデレラに、突然、ある出来事が起こったのです。

それはと言うと……シンデレラの父親が、再婚したのです。

そして、再婚した母親には、一人娘がいて、その年齢がシンデレラより年上だったので、血の繋がってない姉ができたのでした。

そんなある日、シンデレラの父親が、病気になってしまい

いなくなってしまいました

そして、シンデレラに残されたのは、血の繋がっていない母親と姉が出来て、三人で暮らす事になったのでした……

「うふふふふ、今日もまた一人……捌いたわ……」

「お母様……それは魚です、せめて一匹と言っていいのでは……」

「貴方も裁かれたいの……」

「いえ……」

シンデレラの継母は、包丁を持つと不気味に笑っていました

はっきり言いましょう、怖いです、まるで人を

殺せそうな眼光をしていたりしてました。

「シンデレラ、掃除はやったの?」

「やりましたけど……」

「なら、こっちもお願いね、私、もう寝るわ~音をうるさくすると、どうなるかわかってるわね?」

「は、はい……」

シンデレラの姉は、そうやっていっつも何かを押し付けていたのでした。

そんなある日、お城では、こんな事が行われてました。

「うむ……困った……」」

「どうかされました? 王子様」

「父上が、そろそろ嫁でも取れとかほざいてな、そんな人物は、いないんだが……とか、答えたら、探せとか言ってきたのだ、一体どうしたらいいんだ?」

「なら、舞踏会とかを開いてみたら、いかがかと」

「舞踏会か……あまり気乗りせんが、仕方がない、やるか……」

「では、準備します」

「頼んだぞ」

「全く、これできまればいいんだがな……」

そう、王子は呟いていました。

そして、王子様が舞踏会を開くとお触れが出たので

その噂は、シンデレラが住んでいる家でも、聞こえてきたのでした。

「王子様が開く舞踏会ね~、よし、行こうかな?」

「なら、私も……うふふ、楽しそうね……」

母親と姉は、そう言うのでした

シンデレラはと言うと

「なら、私も……」

「あら、貴方はだめよ」

「そう、家で待ってなさい、貴方はお留守番よ」

「……解りました」

そう、シンデレラは、家で待つ事にしたのでした。

そして、母親と姉は、ドレスに着替えて、王子がいる

お城へと出かけて行きました。

シンデレラは、残された家の中で、こう思っていました。

「はあ~、私もお城に行けたらなあ……」

「その願い、叶えてあげるわ~」

そう言った者がいました、その声に驚いて、外を見ると、いかにも怪しい格好をした、帽子に黒マントをかぶっていました。

そんな姿を見て、シンデレラはというと、台所から凶器を持ってきて

「ど、泥棒……家を守らないと……大丈夫、イタイのはサイショダケ……ウフフフフ」

その眼は、かなりいっちゃった目をしたりしました。

「ストーップ!私を殺す気ですか!?イタイのはサイショダケって、かなりやばいでしょ!?私は、魔法使い、貴方の願いをかなえに来たの、だから、そんな物騒なものは、しまってね!」

「……そう、私の願いを?」

「え、ええ、貴方はシンデレラと言うのよね?」

「なんで名前知ってるの? まさかストーカー……」

「ちっが~う!魔法使いは、何でもお見通しなの!、はあはあ……つ、疲れる……、え~こほん、シンデレラ、貴方、お城に行きたがってたわね?」

「え、ええ、まあ、そう言われればそうだけど……」

「じゃあ私がその願いをかなえてあげましょう、まずは衣装チェンジね?行くわよ、レッツ、イリュージョン!」

魔法使いの魔法? みたいな白い煙が現われて

煙が晴れると、そこにいたのは

奇麗なドレスを着た、シンデレラがいました。

「こ、これが私?」

「そう、あとこのガラスの靴を貸してあげるわ、あくまで貸すだけよ?で、十二時になったら、返してほしいわね」

「なんで、十二時?」

「色々とこっちはこっちで、あるのよ、じゃあ、行きましょう、私が、お城まで連れってってあげるわ」

「そう、解ったわ」

こうして、魔法使いに連れられて、お城へと向かったのでした。

お城の中は、既に舞踏会が行われていて、王子は悩んでいました。

「一体、誰に決めたらいいんだ?」

そう言っています、そこにシンデレラと魔法使いがやって来ました

それに気がついた継母と姉はと言うと

「まさか、シンデレラ!? 何故ここに……」

「というか、あの衣装、うちに無いやつね……どうしたのかしら? 貰いもの?」

そんな事を言っていたのでした

そして、その姿を見た王子はと言うと

「美しい、お嬢さん、ぜひ私と踊ってくれ」

そう手を取っていいました、手を取られた者は

困惑しました、それは何故かと言うと

「え…………私?」

そう、王子が手に取ったのは、きれいなドレスを着ている

シンデレラでは無く、隣にいる魔法使いなのでした。

「王子様? 何故、私と……」

「一番好みだからさ」

それを聞いた、シンデレラは言うと

「お・う・じ・さ・ま? 何を言っているんです?ふつうは、私に声をかけるんじゃないんですか……うふふふふふ、これじゃあ私、ここに来た事、馬鹿らしいじゃないですか……」

「あ、いや、そんな事は……」

「許しませんよ……うふふ……」

シンデレラは、隠し持っていたのか、いきなり凶器を出しました。

それを見て、魔法使いはと言うと

「私、いなくなったほうがいいですね、で、では~さよ~なら~」

その場から凄い速さで、いなくなりました

「あ、ま、待ってくれ!おいてかないでくれ!」

「王子様……?」

「う……あ~もう、私が悪かった!確かに君も美人だ、可愛い、その衣装だってとても似合っている!だから、その武器をしまってくれ~」

「分かればいいんです、王子様、こんな私と踊ってくれますか……?」

「あ、ああ……」

こうして、シンデレラは、王子と踊りました

そして、十二時になったので、シンデレラは

魔法使いに言われた事を思い出して、こう言いました

「私、時間なので、失礼します!」

「あ、ま、待ってくれ!せめて名前を!」

「名前は、シンデレラですわ……それでは!」

シンデレラはそう言って、家へと帰ってしまったのでした。

後日、王子は、兵隊に言います。

「おい」

「はい、何でしょう」

「舞踏会で、踊った相手を見つけてきてくれ、頼むぞ」

「はあ、解りました、でも何でです?」

「気にいったからだ、文句はあるか?」

「いえ、別に、では、行ってきます」

「頼んだぞ」

そう言って兵隊は、王子の元からさりました。

そして、すぐにシンデレラが何所にいるか、わかったので、シンデレラがいる家に行って、こう言います

「シンデレラ様、王子が呼んでいます、来てくれますか?」

「よろこんで!」

即答でした、一瞬の迷いもありませんでした。

こうして、シンデレラは、王子に嫁ぎ、継母と姉もお城で暮らす事になって、仲良く暮らす事になったのでした、シンデレラは、王子によく、こんな事を言っていました。

それはと言うと……

「王子様……浮気したら、許さないからね?ウフフフ……」

「あ、ああ……」

こうして、シンデレラは、末永く王子と暮らしましたとさ

めでたしめでたし……


~シンデレラ~ヤンデレル彼女たち~完~


劇も無事に終わり、俺は……とりあえず、ほっとする事にしたのであった。

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