かぐや姫の嫁入り
掲載日:2025/11/19
書きたいとこだけ。
その時、雨が降ってきた。
僕はゆっくりと空を見上げた。
この目に映った光景はどんよりとした雲に覆われた空ではなく、あいも変わらず夜空を輝かせる満天の星と大きな満月だった。
僕は思わず。
「夜に狐の嫁入りだなんて珍しいな」
と独り言を呟いた。
どうやら彼女にはこの小さな呟きが聞こえたようで。
「これは狐の嫁入りと言うよりも、かぐや姫の嫁入りと言った方がしっくりくると思いませんか」
と僕に微笑みながら返してくれた。
彼女の瞳を見つめたその時、満月は雲に隠され始めた。
いずれちゃんとしたのを上げたい。




