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奴隷日記  作者: 幽霊配達員
青の書
68/72

剥き出しの夏

 8月も中旬に入って殆どの魔女が長い夏期休暇を楽しんでいる。

 刹那家だってそうだ。毎年の楽しみになっていたんだけれど、今年はどうにも間が持たなかった。

 険悪な空気が漂い続けいたのもあったんだけれども、俺がはっちゃけたのがやりすぎだった気がする。

 まずみんなでプールに行く予定だったんだけれど、それぞれの友人とその奴隷も一緒についてくることになったから大所帯もいいところ。なんたって計14人だからな。

 で魔女のみんなには当然水着に着替えてもらうわけだけれど、半数以上は俺が制作した水着を着てるんだよな。

 刹那家のみんなに加えて鮎歌と紫江&紫緒になぜだかC・パフェさんにも頼まれたんだよな。お前半魚人だろ。競技用全身型の水着を送らせていただいたけども。

 それから鮎歌もナチュラルにスリリングショットを要求してくるんじゃない。パチンコ作ってプレゼントしてやろうかと思ってしまったぞ。

 そして俺も、そろそろ過去の傷跡を隠すのはやめようって思ったから海パン一丁になったんだけど……予想以上に酷い反応をされてしまった。

 コレでも傷跡は小さくなってきたし、赤紫に変色した打撲痕も薄まっているんだけどな。

 1時間ぐらい驚愕されたり心配されたりでもみくちゃ状態だったな。みんなの貴重な遊びの時間を無駄に消費させてしまった。

 気持ちを切り替えてからはそれぞれに分れながら楽しんだんだけど、普段と違う分れ方をして意外だったな。

 ウォータースライダーは魔法の力が働いていて流れとは逆に滑る部分があってスリル満点だった……飾るのはやめるか。怖かったさ。

 千羽と燕子と死神のD・ショコラさんと一緒になって声を上げたんだけど、千羽と燕子はかなり楽しげな声を、俺は怯え震えた悲鳴……そしてD・ショコラさんは声にならない叫びをあげていた。気絶してないか?

 風属性持ちどうしで、感性が似ているのかもしれない。

 お昼ご飯は亀夜と紫江&紫緒とケンタウロスの安藤さんと一緒に食べた。

 水遊び用に整えられた妙な味の料理に、亀夜が俺の料理を食べたいってポロリした。すると紫江&紫緒が食べたい食べたいって駄々を捏ね出して収拾がつかない事態に。

 安藤さんが必死に宥めてたんだけど焼け石に水。

 ただ不思議と、亀夜がご機嫌になっていた。今度作らせよう、と軽く約束した事で収まりがつく。案外相性のいい組み合わせなのかもな。

 流れるプールでは子虎と鮎歌とC・パフェさんと一緒に逆走する事に。なんでみんなして流れに逆らおうとするんだか……俺一人じゃ止まられないよ。

 つかず離れずの距離を保ちながら、俺を置いてお喋りをする3人。見えるところで内緒話をされている気分だ。

 鮎歌が振り向くと、ちゃんと遊んであげてねって釘を刺されてしまった。何をどこまで見通されてるんだか……

 波が起こるプールで氷竜と鈴とスライムのリリー・Jさんとで揺られることに。この組み合わせがかなりよろしくなくて、鈴が氷竜に真正面からケンカ売ってしまっていた。

 俺もリリー・Jさんも青ざめたね。氷竜の表情が青く冷め切っていたから余計怖い。

 間違って波打つプールを凍らせるんじゃなおかってヒヤヒヤだったね。

 鈴は、子虎のためを思うと命すら賭け出すから恐ろしいわ。遠くから見ていた鮎歌と子虎とC・パフェさんが仲介に入ってくれなかったらかなり危なかった。

 などなど一波乱あったけれども、わいわいと楽しい休日を過ごせた。

 もっともっと、人生を楽しまなくっちゃな。

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