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奴隷日記  作者: 幽霊配達員
黒の書
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トリックかトリートか

 木の葉も少しずつ枯れ落ちて薄ら寂しさを感じるようになってきた。

 日中は過ごしやすいけれど、夜は肌寒さを感じられる。

 着実に冬が近付いてきてるなと思う今日この頃、俺は氷竜と鮎歌と半魚人のクリスタル・Pさんと一緒にハロウィンを楽しんだ。

 仕事終わりの夜から開催して、氷竜と一緒に鮎歌のお家までホウキで飛ぶ。

 ハロウィン仕様の料理やケーキ、コスプレ衣装を鞄に詰め込んだから氷竜のこめかみが怖いことになっていた。

 間違った知識かもしれないけれど、ハロウィンの楽しみはほぼほぼコスプレだと思っているからな。鮎歌の食いつきもよかったし。

 都築家は何というか、ファンシーな感じだった。氷竜が行くのを渋っていたんだけど、なんとなく理解できた気がした。

 内装がハートとピンクで満ち溢れている。クリスタル・Pさんの目が死んでいるのはひょっとしてこの空間に堪えきれなくなって虚無ったのではと考えてしまった……いやたぶん最初から目の色に変化はなかったと思うけれども。

 テンションMAXで迎え入れてくれた鮎歌に対して通常運転のクリスタル・Pさんが対照的すぎて、既にイタズラを食らっているのかと勘ぐってしまった。

 早速料理を温め直してベタ褒めされた。カボチャをベースにした料理は勿論、おばけやジャックオーランタン風に盛り付けした料理も好評だった。

 かわいくて食べるのが勿体ないと悦に浸っている鮎歌の隣で、無言のまま一口で平らげるクリスタル・Pさんがとてもシュールだった。

 氷竜からは無駄に器用だと呆れられてしまうハメに。関心はしてくれてるからいいんだけれども……

 食後のコスプレタイムは鮎歌の目が輝き、氷竜がゲッソリとする事に。

 二人しておそろいの衣装だったり、対照的な衣装に着替えたりと全力で着せ替え人形を楽しんでいたね。主に鮎歌が。

 徐々に一回の着替えの時間が長くなっていったのは氷竜が乗り気じゃなくなっていったからだろうな。

 あ俺とクリスタル・Pさんもマスコット的なコスプレをひとつだけさせてもらった。

 ファッションに目がないからな。

 色々コスプレ衣装を用意させてもらったけど、一番印象的だったのが意外にも“魔女”のコスプレだった。

 なんでも魔女の概念が違いすぎておもしろかったんだと。氷竜も興味深そうだった。

 たくさん写真を撮って、アルバムいっぱいの思い出にするんだって鮎歌が張り切って氷竜に熱弁していた。

 妙に熱が入っているように見えたのはイベントでテンションが振り切っているせいかもしれないな。

 終始鮎歌に振り回されっぱなしなハロウィンだったね。

 それと定番の呪文、トリックオアトリートにはカボチャプリンで対応したよ。鮎歌はイタズラしたがっていたけどね。

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