表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
奴隷日記  作者: 幽霊配達員
黒の書
42/55

傍若無人と奇想天外

 そろそろ裏氷竜が出るんじゃないかと不安になるほど、最近は氷竜の機嫌が悪かった。

 だから氷竜の休日である今日をどう気分転換していただこうか考えていたんだけど、急な来訪者が家を訪ねてきた。

 高校生ぐらいの魔女で、腰まで伸びてるピンクのフワフワ髪が特徴的だ。つばの短い白色のハット。フード付きの黄色いチュニックに青のホットパンツを着こなしていた。

 アユカと名乗った魔女は氷竜を起こすと言って、俺が止める間もなくズカズカと家に入り込んでしまう。

 途方に暮れていると半魚人の都築さんが不意打ち気味に声をかけてきて驚いた。

 どうやらアユカは都築さんの主らしく、氷竜とは親友なんだとか。

 家の中から轟音が聞こえた瞬間、アユカの声が後ろから聞こえた。どうやら詠唱による瞬間転移も使えるらしい。

 家から出てきた裏氷竜が俺に詰め寄ってきた。どうしてアユカを玄関で留めなかったのかと。ごめん氷竜。ムリだよ。

 なお寝耳に水よろしく、寝ている氷竜の耳に大量の水を流し込んだのだと。なんという事を……

 裏氷竜が黙っているはずがないのはわかっていたけど、アユカは堂々とケンカを買ってしまった。心置きなく暴れられるよう、コロシアムって施設を利用する事に。

 魔法を使って暴れられる有料施設のようで、観客席はバリアで守られているんだと。

 刹那家のみんなが恐れる裏氷竜だけど、アユカの敵ではなかった。

 氷竜がボコボコにされているのを都築さんと観客席で観戦している間、アユカが5属性持ちだと教えてくれた。重要なのは樹属性だと。

 どうやら樹属性持ちは他の属性を多く持ちやすい最強の属性らしい。

 植物を操る他に、他属性に常時バフをつけたり、自然と魔力を回復させたりといい事ずくめ。

 他には風・火・水・土を使えるんだと。万能だな。ンでもって氷竜と渡り合えるから、気さくでいられるんだろうな。

 裏氷竜が手も足も出ないまま終わってから改めて自己紹介。魚の鮎に歌と書いて鮎歌と読む。ついでに都築さんの名前をクリスタル・パフェと教えてくれた。

 奴隷棒名の儀は、俺より五代ほど前の奴隷の時にはとっくに終わっていたらしい。

 氷竜にも内緒にしていた理由は、氷竜を焦らせないようにする配慮だったとのこと。余計なお世話だと怒鳴っていた。

 お昼ご飯を食べにデパートへ行き、それからショッピングを楽しむ。

 いやぁ、着飾るのっていいね。刹那家はオシャレとか全滅だったから、鮎歌と服とか物色するのが楽しくてしょうがなかった。

 氷竜とクリスタル・Pはベンチでグッタリしていたけども。二人とも死んだ魚の目をしてた。

 因みに昔、夏祭りの時に浴衣を欲しがった氷竜の親友は鮎歌だった。ねだられたから作っておく事を約束した。

 とにかく色々と驚く事が多い一日だった。

 あっ、ケガはようやく治ったよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ