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奴隷日記  作者: 幽霊配達員
黒の書
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吉報を友に

 ケガの具合を見せに病院へ向かっているところ、スライムの御手洗さんと出会った。

 主のレイから急にアイスを買ってこいって言われたらしい。文句垂れ流しだったのがクスっときた。

 声をかけたら、俺のケガの具合を見て血相を変えられてしまった。

 全治五日って言ったら声を張り上げられた。

 やっぱり相当重傷なんだな。五日で治るせいで感覚バグってたけども。

 ただ思った以上に心配させてしまったようで、御手洗さんは困った事があったら何でも言ってね状態になっていた。

 大袈裟だなって思いつつも、嬉しくて笑みがこぼれた。

 思い返せば、出会ってから一年は過ぎている。

 最初はバケモノに囲まれて必死に逃げてたっけ。ムチャクチャ怖かったし。

 そういえば、気が動転していてちゃんと自己紹介していなかったな。

 だからこそ、サプライズも兼ねて自己紹介をした。今更だって言われたけれども、強引に。

 刹那家の奴隷、優太って。

 呆然とする御手洗さんに、亀夜の試練を乗り越えて奴隷棒名の儀を執り行い、名前を頂いた事をしてやったりな笑みで伝える。

 ジワジワと伝えた事が染み渡っていったようで、感極まった笑い声を上げながら、手を取って喜んでくれた。

 奴隷仲間の中で、いの一番に伝えられてよかった。だから約束。

 御手洗さんが奴隷棒名の儀を終えたら、いの一番に名前を教えて欲しいと。

 即決で交わされた約束は、きっと俺たちの人生を絡めながら未来へ繋がっていっただろう。

 今日からも、その先も。

 この友情が、果ての向こうまで続きますように。

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