表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
奴隷日記  作者: 幽霊配達員
赤の書
27/55

年末年始の醍醐味

 お正月は見事なまでに寝正月だった。

 って言うのも、朝までみんなで徹マンしてたんですよね。パジャマパーティって、こんなだったっけか?

 開幕は子虎が安上がりの速攻で場を掻き回す。気がつけば五本場の二飜縛りに。

 千羽の後ろから見ていたんだけど、配牌は悪くないんだよな。いらない牌を捨てるだけど整うって手が多いんだけど、子虎のスピードが上回っている。

 因みに亀夜と氷竜は音沙汰なしだ。

 千羽はスタンダートな感じで、満貫~跳満を適度にアガっていく。

 しかし氷竜が直撃を受けている姿は少々、怖いものを感じるな。まだにこやかだけれども。

 子虎の速攻と千羽の猛攻で場が進み、氷竜と亀夜は参加できていない状況。

 トップは二人の内のどっちかかと思ったところで、氷竜が安くアガって親番に。

 今更痛くもかゆくもないはずの手だけれど、にこやかな笑みに怖気を感じてしまう。

 氷竜は連チャンを重ねる度に手をデカくしていき、気がつけば圧倒的に点を伸ばしていた。流れを掴んだときに一気に爆発するタイプだ。

 後ろから見ていた千羽の手配はむごいほど悪くなっていく。運が飲み込まれているのが見て取れてしまう。

 対して氷竜からは悍ましいオーラが。確実に高い。完全に氷竜の独壇場。

 そんな場に、亀夜がポンする事で一席を投じる。無謀なポンだったけれど、氷竜の流れを断ち切った。一巡ズレた事で千羽が氷竜の当たり牌を出したんだけれど、子虎が頭ハネでせき止めた。

 しかしオーラスの氷竜の流れは止まらない。早々に高そうな手をリーチする。なんとなく待ちも広そうだ。

 次順に一発で引き当てたかのように見えたが、早々はうまくいかない。そうやってこぼれた牌に、亀夜が反応。

 初めてのアガリを物にし、同時に一撃で捲って逆転勝ちを収めた。氷竜キレる。

 どうやら亀夜の麻雀は防御特化らしい。

 除夜の鐘が響く部屋の中で、次々と麻雀を打っていく刹那家。

 みんなの麻雀を後ろで見させてもらってわかったけど、配牌の特徴が凄い。

 子虎はとにかく軽くて早いし、氷竜は運の波が激しい。そして亀夜は、ゴミ手しか来ない。

 そりゃ防御に回りながら一撃が来るのを待つしかないわ。

 子虎が八連荘をかましたときにはさすがにビビった。

 途中で作ったおしるこは美味しく頂いてもらった。

 最後に千羽と替わって俺も遊ばせてもらった。

 俺から言わせれば麻雀なんて家事と同じ。いらない物をしかるべき時に捨てて、必要な物を効率よく残す。大切なのは、タイミング。

 牌だけじゃない。点棒の収支も管理してこそ家事。必要なのは全体を見通す管理力。

 歪に見えたかもしれないけど、勝てるんだからいいだろ。

 結局俺はm奴隷の立場も弁えずにぶっちぎりでトップを掻っ攫い続けた。

 ただ、今度からは手加減しようと思う。


 あ、晩ご飯に食べたおせちとお雑煮も好評だった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ