年末年始の醍醐味
お正月は見事なまでに寝正月だった。
って言うのも、朝までみんなで徹マンしてたんですよね。パジャマパーティって、こんなだったっけか?
開幕は子虎が安上がりの速攻で場を掻き回す。気がつけば五本場の二飜縛りに。
千羽の後ろから見ていたんだけど、配牌は悪くないんだよな。いらない牌を捨てるだけど整うって手が多いんだけど、子虎のスピードが上回っている。
因みに亀夜と氷竜は音沙汰なしだ。
千羽はスタンダートな感じで、満貫~跳満を適度にアガっていく。
しかし氷竜が直撃を受けている姿は少々、怖いものを感じるな。まだにこやかだけれども。
子虎の速攻と千羽の猛攻で場が進み、氷竜と亀夜は参加できていない状況。
トップは二人の内のどっちかかと思ったところで、氷竜が安くアガって親番に。
今更痛くもかゆくもないはずの手だけれど、にこやかな笑みに怖気を感じてしまう。
氷竜は連チャンを重ねる度に手をデカくしていき、気がつけば圧倒的に点を伸ばしていた。流れを掴んだときに一気に爆発するタイプだ。
後ろから見ていた千羽の手配はむごいほど悪くなっていく。運が飲み込まれているのが見て取れてしまう。
対して氷竜からは悍ましいオーラが。確実に高い。完全に氷竜の独壇場。
そんな場に、亀夜がポンする事で一席を投じる。無謀なポンだったけれど、氷竜の流れを断ち切った。一巡ズレた事で千羽が氷竜の当たり牌を出したんだけれど、子虎が頭ハネでせき止めた。
しかしオーラスの氷竜の流れは止まらない。早々に高そうな手をリーチする。なんとなく待ちも広そうだ。
次順に一発で引き当てたかのように見えたが、早々はうまくいかない。そうやってこぼれた牌に、亀夜が反応。
初めてのアガリを物にし、同時に一撃で捲って逆転勝ちを収めた。氷竜キレる。
どうやら亀夜の麻雀は防御特化らしい。
除夜の鐘が響く部屋の中で、次々と麻雀を打っていく刹那家。
みんなの麻雀を後ろで見させてもらってわかったけど、配牌の特徴が凄い。
子虎はとにかく軽くて早いし、氷竜は運の波が激しい。そして亀夜は、ゴミ手しか来ない。
そりゃ防御に回りながら一撃が来るのを待つしかないわ。
子虎が八連荘をかましたときにはさすがにビビった。
途中で作ったおしるこは美味しく頂いてもらった。
最後に千羽と替わって俺も遊ばせてもらった。
俺から言わせれば麻雀なんて家事と同じ。いらない物をしかるべき時に捨てて、必要な物を効率よく残す。大切なのは、タイミング。
牌だけじゃない。点棒の収支も管理してこそ家事。必要なのは全体を見通す管理力。
歪に見えたかもしれないけど、勝てるんだからいいだろ。
結局俺はm奴隷の立場も弁えずにぶっちぎりでトップを掻っ攫い続けた。
ただ、今度からは手加減しようと思う。
あ、晩ご飯に食べたおせちとお雑煮も好評だった。




