表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
奴隷日記  作者: 幽霊配達員
赤の書
25/55

空白のクリスマスへ

 明日はいよいよクリスマス・イブ。

 元の世界にいた頃はお祝いしてパーティするなんて夢のまた夢だったけども、刹那家でなら思いっきり楽しめるはず。

 少しぐらいならハメを外しても許されるよな。

 期待と不安を入り混ぜながらスーパーで奮発をしていたら、半魚人の都築さんに出会った。

 相変わらず何を考えてるかわからない、闇の底を覗き込んだような暗い目をしている。

 一人ウキウキしながら財布の残金と奮闘していたら「何で豪華なのぉ?」と聞かれてしまった。

 背筋が凍る思いだったね。元の世界と魔女の世界は連動している事が多いから、すっかりクリスマスもあるものだと思い込んでいた。

 恐る恐る都築さんにクリスマスの存在を確認したんだけど、なんとしっかり存在はしているらしい……けど。

 特にお祝いとかするような特別な日ではなく、普段の何ら変わらない平日のようだ。

 どうしよう。もうスーパーのカゴの中にはケーキの材料やワイン、七面鳥やらチーズやら色々詰め込んでしまった後だ。

 さすがにコレら全部を棚に戻してく度胸はない。

 悶々としていると、諭されたようにポンと肩を叩かれてしまった。

 都築さん、俺の何を感じ取ったんだ。

 更に刹那家みんなの誕生日も知ってる様子。

 主との友好関係上、氷竜の誕生日までなら知ってる事は理解できるけど、全員を知ってるってどういう情報量だ。

 普通、例え耳にしたとしても忘れてしまうものだろ。

 やっぱりこの半魚人、底が知れない。

 これ以上二人っきりでいると何かと怖いので、距離をとってさっさと帰る事にした。

 さて問題は、もう既に用意してしまっているクリスマスプレゼントをどうすべきか、だな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ