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奴隷日記  作者: 幽霊配達員
赤の書
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ブラックホール

 秋と言えば、どの秋が思い浮かぶだろうか。

 読書の秋。スポーツの秋。食欲の秋。

 まだまだありそうだけど、今日はこのみっつの秋に触れた。

 みんなお休みの日だったんだけど、千羽と氷竜と子虎は三人して用事があるから出かけていった。

 十時近くに起きてきた亀夜から予定を聞くと、トライアスロンに参加しているとの事。

 魔女の世界にトライアスロンがある事自体に驚いた。絶対に自転車は存在しないはずだから。

 案の定自転車そのものはなかった。じゃあ何の競技かというと、スイム・飛行・ランのみっつらしい。

 飛行とはなんぞやだけれど、ホウキを使って空を飛び、速さを競う競技らしい。納得だ。

 三人一組のリレー方式で、みんな得意分野で競ってくるようだ。

 で亀夜は行かないのか尋ねると、遠い目で呟かれてしまった。

 まぁ、運動できるタイプじゃないしな。

 応援も今回は気分じゃないとの事。

 ついでにお昼から出かけたいようなので、お供する事に。朝は読書をして過ごしていた。

 お昼からは二人してケーキバイキングへと足を運んだんだけど、亀夜の甘い物に対しての食欲に末恐ろしさを感じた。

 あの小さい身体のどこにアレだけの量が入ったんだろうか。胃がブラックホールと繋がっているのではないか。

 普段の食事はみんなと同じぐらいの普通の量しか食べてないのに、ナゾすぎる。

 俺はケーキ二つで充分だよ。ついでに味を再現できそうだから今度作ってみる事にする。紅茶だって砂糖がなくていいぐらいだ。

 亀夜の紅茶は角砂糖三個とミルクたっぷりのロイヤルミルクティだったけども。

 そんなこんなで物凄い勢いでケーキが亀夜に吸い込まれるところを眺めて暫く、俺たちは出禁を食らっていた。

 亀夜は常習犯らしい。また入店禁止になったとガッカリしていた。

 俺が胸いっぱいになっている所、亀夜から晩ご飯は多めに作った方がいいと助言を受ける。

 俺たちは控えめでいいぐらいだけど、トライアスロン組はお腹をすかせているだろうと。とても危なかった。

 晩ご飯の時にトライアスロンはどうだったか聞くと、なかなかいい結果を残せたんだとか。ついでに亀夜の偉業を伝えると「この常習犯!」とみんなして怒っていた。

 次の機会にはトライアスロンの応援に行きたいな。


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