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奴隷日記  作者: 幽霊配達員
赤の書
20/55

奴隷棒名の儀

 先日のカレー騒動をきっかけに、ガーゴイルの小池さんは奴隷(どれい)棒名(ぼうめい)の技を終えたようだ。

 奴隷棒名の技とは簡単に言うと魔女が奴隷の事を認めて親密になり、名前を与えられる事。

 与えられると言っても、実際には元ある名前を名乗る事が許される様になるのだけれど。

 と言うわけで小池さん改め、C・(カラメル)ブラッドさんは喜んで俺に名前を教えてくれた。

 なんでも、俺のおかげなんだとか。

 ごはん、作っただけなんだけどな。

 なんか、甘そうな名前だ。ガーゴイルの厳つい強面でカラメルとか。

 にしても名前、か。

 奴隷として召喚されてから、毎日に刺激があって楽しく過ごせてはいる。けども、ちゃんと奴隷をやれているかを考えると疑問が残る。

 俺は、ちゃんと名前をもらえるようになるまでみんなと仲良くなれるのかな。

 或いは、過ぎた望みなのかもしれない。だって、俺の居場所は望みとは遙か遠いところにあるのだから。

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