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奴隷日記  作者: 幽霊配達員
赤の書
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夏祭り

 お祭りに備えて、今日までにみんなの分の浴衣を制作してきた。興味あるかどうかは別にして、俺がお祭りって雰囲気を楽しみたかった。

 案の定みんなのウケは悪かったし、俺の分はあるのかと問いかけられてしまった。

 今回は作るつもりだったけども、間に合わなかったんだよな。

 千羽が食いかかってきたけれど、どうにか矛を収めてくれた。

 無防備な魔女達の着付をして準備を整える。こんなに時間がかかるもんだったかと疑問に思った。

 たくさんの屋台に軽快な音楽が流れる祭りの場所。

 着いたはいいけど全員やりたい事がバラバラで困った。早々に別行動をとる事に。亀夜が遠距離通信魔法を使えるから大丈夫だと。

 ただ子虎はみんなと一緒に回りたかったようだ。

 とりあえず俺は、千羽と一緒にお祭りを楽しむ事に。

 輪投げに射的と遊び系の屋台で遊び回る。

 どうしよう、欲しい景品がない。部屋が散らかる。そんな事を思っていたら千羽から余計な事は考えるなと叱責された。

 ただ今を楽しむ事を考えろと。

 わだかまりはあったものの、思ったより難しい事に気付いてから遊ぶ事に夢中になった。途中でガーゴイルの小池さんと主の里絵さんと出会う。

 小池さんの応援もあって、射的では的を当てられた。

 千羽は全く当てられずにブチギレだし、オレの手を引っ張って金魚すくいへ。勢い任せのポイ捌きが披露されるのかと思ったら、俺だけにやらせる始末。

 俺が失敗する姿を笑って溜飲を下げるつもりだ。

 勿論ポイはすぐに破けたさ。水中で金魚追っかけたら一周だった。

 おかしくなって二人して笑い合ってたら、亀夜に話しかけられた。振り向くと子虎も一緒にたこ焼きを食べていた。

 俺の腹が鳴ったので頂く事に。子虎からアーンをされてしまった。

 ここから千羽と交代して、亀夜と子虎についていく。

 ひたすら屋台でひとつ買って、三人で分けて食べる。少量ずつをたくさん食べる戦術らしい。それにしてもこの二人は、格段に仲がいい。

 混ざるのが恐れ多いというか、気恥ずかしいというか、でもヤケになって屋台飯を食べさせあった。

 この雰囲気、悪くないな。

 食べ歩きをしたら軽快な音頭が聞こえてきた。なぜか盆踊りもあるらしい。お盆がないにもかかわらずだ。

 気になったから寄っていきたかったけど、亀夜と子虎はまだ食べ歩きを続けたいようで、俺たちは別れる事に。餞別に串焼きを五本もらったけど、食べ歩きをしていた身としてはかなり重い。

 と思っていたら、後ろから氷竜に目隠しをされた。亀夜が連絡を取っていたようで氷竜と交代らしい。

 持たされた餞別は氷竜のご飯だった。ビールも一緒にと誘われたときに焦ったが、上機嫌なようなのでホッとした。

 俺は氷竜に見守られながら盆踊りをひたすら堪能、戻っていったら氷竜は微笑んで迎えてくれた。

 どうにも俺を待っている間に親友と出会い、浴衣を羨ましがられたんだと。そして欲しいとねだられたみたいだけど、身長すらわからないのに作る気にはなれなかった。

 とりあえず出会ってからでないと。

 そんなこんなで最後には土手で全員と合流。大音量で夜空に上がる花火は色とりどりで凄くキレイだった。

 音だけだととても怖くてうるさかったのに、実際に見るとこんなにも差があるだなんて。

 花火が終わった静けさは少し寂しげだったけど、本当に楽しい夏祭りだった。

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