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奴隷日記  作者: 幽霊配達員
赤の書
16/55

臆病な死神

 どうやら魔女の世界にも夏期休暇があるらしく、一週間ぐらいみんなが家でダラダラ過ごすようだ。

 家事が大変になりそうな予感がする反面、どこか楽しい予感もする。

 期待半分、不安半分でスーパーへ買い物に行くと、死神の山田さんとバッタリ出会った。かなりオドオドと鬱な様子。

 どうやら主の夏期休暇を恐れているようで、普段からアレコレ言われているんだけど、ソレが二四時間の一週間も続くのが想像するだけでツラいんだと。

 山田さんの魔女はどれだけ口うるさいのやら。でも亀夜と仲がよかったはず。イメージが全然浮かばないわ。

 でも魔女も毎日仕事をがんばってるんだし、たまの長期休暇くらい受け入れてあげたらいいのに。

 偏見かも知れないけど、山田さんは死神のクセして気が弱いというかなんというか……

 気持ちが沈みきった山田さんをどうにか立ち直らせようと、直近の問題について聞いてみる。今日の晩ご飯は? と。

 もっと空気が暗くなってしまった。

 何も考えが浮かばないままとりあえずスーパーに来たんだとか。

 ……まぁ、毎日の献立を考えるのは相当悩むからな。

 こういう時は今まで出した献立を順に並べて、使っていない食材を探し出せばマンネリは避けられるだろう。

 早速三日前からの献立を聞いてみたら、昨日のしか思い出せないと返ってきた。

 じゃあ昨日は何だったのか。

 Tボーンステーキ、と。

 何かお祝い事でもあったのだろうか。さすがに普段から食べているわけじゃないだろ。きっと、うん……

 とりあえず考えないようにして、パっと鮎の塩焼きを提案。

 妙に神妙に考えた後、覚悟を決めて買い物へ向かっていった。

 ……心労多そうな死神だな。

 鮎は売り切れていて山田さんは再び落ち込んでいた。

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