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第一話①

街は活気に満ちていた。二日前から祭りを開催していて、今日は闘技場の決勝が行われるからだ。

小さな女の子が、綿あめを片手に持ち、もう片方の手で母親の手とつないでいる。

街行く人で賑わいを見せる中、一人の少年が足を止めた。女の子は不思議そうに少年を見つめた。

「ここか……」

少年がつぶやく。紫の髪に雷のような、ギザギザの黄色いメッシュ。あまり見ない髪型だ、と女の子は思った。

すると、少年の体から一瞬、静電気のような雷がほとばしった。

「お母さん、見て。あのお兄ちゃん、体から電気を出しているよ」

「そんなわけないでしょ。さあ、入りましょう」

「で、でも」

母親と女の子は闘技場の観覧席へ行くため、会場の入り口を通った。

やがて少年も闘技場へ足を踏み入れる。


小説投稿サイト「エブリスタ」ではすでに完結しています

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