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小3転生  作者: ふ~ん
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より実戦に

こんにちは

今晩、つまり深夜の分を投稿です。

暇な時はそうしたいです。

忙しい時は休みたいです。

そういう希望です。

「2人の仲が良いんでしょうね。」


「そんなことは知っている。この!絵を見ろ。」


2人がとっくの昔に、仲良しこよしなのはわかっていることだ。

そうではない!というのをスーに絵を見せた。


スーは、いつになく慎重に且つ死んだ魚のような目をして発言する。


「あー……。メイドの体を触っているということは、マッサージではないでしょうか?このダン・シャークという貴族は堕ちても貴族でしょうから、命を狙われますでしょうし、他人に体を触らせるという行為は同時に自らも危険になるというもの。マッサージというものは、信頼があってこその技術なのです。」


「ほぉ」


うむうむ。それは頷けるな。

俺だってマッサージは、前世では母ちゃんにしていたからな。

ま、記憶が濃いのは御駄賃が欲しい時しかやったことがないけど。

でも、母ちゃんの『あー。つかれたぁ』という時は『肩を叩こうか?』っていう場面があったし、叩いたら母ちゃんは『あー。いいわぁ』って発言してたしな。


このメイドも、俺と一緒なことを共有しているのかと思うと『フフフ』と小声を出して次の文章へと進むのだった。


「あの。途中で恐縮なのですが、読む題材を代えませんか?」


なにゆえ!?なにゆえにそんなつまらない事を、堂々と発言しているのちみは?という感じな呆れ顔でスーを見た。


「今4巻ですね。5巻になりますと、必ず絶対駆け落ちとなりますから……」


「おいおいオイオイ!先を言うな。長く生きているからって物語の結末を言うのはデカカッタナ家5男、このアルに失礼じゃないのかな。」


スーは何かを言いたげだったが『失礼しました。すいません。では、ごゆっくり』とだけ言って、もといた位置へ座った。


そして、木を運んできたヤーを目視したので休憩は終わった。


「こらぁっ!何度も言ってるだろ。打ち込まれた時は諦めず打ち返して来いと!あと目を閉じるなぁ。言っておくがな、長く生きたって恐怖ってのは克服できないんだ!だから慣れろ。そして、その恐怖を張り巡らして考えて避けろ。」


何故か、いつもより激しい感じがする。

ヤーが汗だくの僕の状態を見て『ふぅ。次の木を切ってくるか』と言ったので、いつもの通りに"次は魔法"かと思い、木が積まれた場所へ移動した時だ


「そうですね。魔法も良いですが、剣術をしながら魔法もしましょうか。」


そう言って地面に落ちている棒剣をつま先で弾くと、クルクルと舞い上がり格好よくパシッと取った。

イヤ。そんなの初めてですけど?と言う僕の反応を待たず、スーはタタタッっと駆け寄って来るのだった。


「さっきと同じことを言わせるな!目を閉じるということは、私の攻撃が当たっても良いと思っているセイだ!そうだとしたらっ……」


スーは話ながら棒剣を寸止めにして、僕の体を擦って行き通りすぎた。


「スー!」


「ごほっ!?」


突然!スーと僕との間に距離はあったが、見えない何かが放たれ僕の背中に当たった。

僕が倒れる最中『デカカッタナ家始まって以来のモヤシ野郎だ』と聞こえたと同時に激痛が走る。


「もー。スーさん?初めてなのに中級者向けの攻撃を繰り出すとかナイでしょ。」


「……べつに、好き好んで長生きしているんじゃないしぃ。べつに、私は自由なのだからアル様に命令を聞く必要ないからぁ……それに」


「はいはい。あとで、謝りましょうねぇ。……はい!アル様回復終わりましたよ。」


こんな近くにスーがいて、ヤーもエンもいて聞いていたんじゃ、いつも通りな偉そうな返事なんて出来ないから僕は精一杯な"うん"という無言で頷いてみせた。


「あら?回復魔法って珍しいんですよ。」


「エン。いつもありがとう。助かってる。」


うー。痛い所をついてくるなぁ。


「スーもアル様みたいに素直だったら良かったのになー。」


「うるさい。年期が違うんだよ。」


『アラアラ、まあまあ』とエンは言って続けて


「アル様に年齢の事を言われてイラッと……」


「言うなぁーーー!エン、お前は私より年下の癖になんて偉そうなんだ!エルフは年功序列だぞ!?」


「いいもん。私はハーフですから。人間以上エルフ以下ですからね。」


そんな感じで、今日は追加の基礎体力作りとかは無しになり夜を向かえた。


とりあえず家の話をすると、屋根や壁は出来上がってはいる。しかし、床が未だ敷き詰めていない為ガタガタなのだ。

なので、未だテントなのだが


「(……テントで4人、川の字に並んでギュウギュウって)」


最初は何も思わなったが、此度のスーの怒り・照れ・拗ねやエンの意地・ドS。更にヤーの優しさに僕の心は嬉しいと同時に何故か恥ずかしい気持ちでいっぱいだ。

それもそっか


「あー」


「イテ」


ヤーが腕を伸ばし僕の頭に当たるのはどうでも良いことなのだが、腕がソコにないとヤーのおっぱいが僕の顔に突進して来るのだ。

しかもヤーは寝相が悪い方だから、いつも僕の顔が揺れっぱなしだ。

だったら策は1つだ。


「あ。」


反対を向いたら、スーが起きていた。


「眠れないのですか?」


「……まあ。」


「スリープの魔法をかけましょうか?」


「じゃあ。」


ケンカをしたあとなのか、トントン拍子で話が進み魔法を掛けて貰った。


そして


「あっ!……」


「こら。スー。お漏らししちゃダメだぞっ」


「違っ!……?」


エンが『じゃ風魔法で乾かしておくね。やっぱりヤーは下が水浸しくらいじゃあ起きないか……ハハハ』と笑っていたがスーは違った。


スーはフと感付いた


「(アル様のオネショ……初めて?よねぇ?)」

また、会いましょう。

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