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小3転生  作者: ふ~ん
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それは、ほんの1時間にも満たない出来事

こんばんは

フと目を開けると目の前にはスーが寝ており、スーの奥にはディアが上を向いて寝ているのが分かる。

"今何時?"というのはさておき。


なんだコレ。ん?というハテナな気持ちを抑えながら考えていると、ハッと気付いたんだ。そう!トイレに行きたいと


だけど、確認はしてないが同じベッドにスーがいるということは普通なら俺の後方は誰も居ないハズ。


だがしかし、ヤーが寝返りをしているような振動は背中後方から振動によって伝わって来るのが理解出来ていた。

コレには、日々の賜物だろう。


1度でも"オシッコ行きたい"と思えば、俺の鼓動は加速してゆくのだった。

左右上下と確認をしたけど、俺が宙に浮かない限り


「!……怪(獣になったら黄色の光が点滅するからダメだ。あ!それなら)亜空間……」


そうボソッと発動すると、俺だけが俺のセットした空間へと飛んだ。


「あー。水洗の立ちションができるってしあわせぇ」


はふー。そんな気持ちで、一昔前のボロい学校の天井のタンクを見て再度はふー……と息が出た。


「ぴゃん!」

【主人の尿を収集しました。このアイテムはいつでも出し入れ可能です。

尚、Newアイテムの申告をします。少し豪華なパブゥプレート付き朝食が3個・パブゥの体積の14倍ある豪華なプレート付き夕食3個・メイド達からのお菓子432個・主人の各御両親からの頂いた玩具52個・主人の姉上・兄弟達から高級お菓子6t……あ、訂正します7t】


「……」


なぜかパブゥの吠える声だけが聞こえると、亜空間内にいつのもの文字が出てきた。

とりあえず俺は、無言でポチッとボタンを押して水を流し、無言のまま運動場へと出た俺はパブゥでは無い、もう一つのパグを発動した。


「キュー。キュー。」


「……」


改めてスキルの再確認すると、俺の両手には未だ名を付けて無い幼い過ぎるパグがいる。けども、自力で歩くことができないパグに一体どうすれば?と考えていた時だ


【我の成長レベルは零。すなわち一日二食程・十日で二十をほっする。一年でレベル壱に達し、最大でレベル二十へと頂きに到達す】


言っていることが、パブゥより渋いおっさんに見えた。


そっか……


ポンッと出たら


「なっ!?へえっ!?」


この亜空間で作られたモノとアイテムボックスのモノは、パブゥ達から取り出せるのだ。

だからソレを利用し、思い付きで実家にいるパブゥから飛び出たのはいいんだけど


『ぴゃん』と無事出て来られたのは良いことだが……ココは?


「何奴!?」


と声が聞こえたと思ったら『我等のパブゥちゃんを守らねば!』と周囲がざわめいた。その怒濤もさることながら、周囲から聞こえる武器がカチ合う音を聞いて心底ヤバいと思い込んだ時


「怪獣」


スキル怪獣に成ることを決めた。

一瞬早く怪獣へと変化したと同時に、目の前のドアを大きなオノで細切れにしてドカドカと入ってくるのだ。


『光る魔物?いや!勇者の召喚獣か。』と1人のメイドが叫ぶと『私達のパブゥちゃんの寝床を荒らし、更にパブゥちゃんに危害……は!手に持っているのは何?』と、スー達の別れ際にプレゼントを手渡ししていたメイドさんがそう叫んだ。


ああ。ココは、パブゥの寝床だったのか……俺よりも充実してるな。美しいティーカップもあるけど、使うのかい?


ここで数十秒だというのに、未だ集結しつつあるメイドや執事に"どうやって切り出そうか"と悩んだ時、ついさっき立ちションした事を思い出す。

そして、あることを思い出したんだ。


「止まれ!」


そう言うと部屋中に散らばったメイドは、気持ち悪い跳ね返るような俺の怪獣の声に動きが止まる。

辺りがシーンと落ち着いたことで、停止を解除し話して行った。


「私は泉の神。ここの主に伝えてもらおう。我の右手にパブゥが……左手にパブゥの幼子が……」


そんな感じで、小1で劇をやった"金のオノと銀のオノ"風に話は進めて行き、用法用量をきっちり伝えると『ではな。』と言って消える予定だった。

だけど、思いの外"止まれ"と言われて皆が止まるという奇跡と思わせる神がかった魅技みわざを見て止まることが出来ようか!?


「待って下さい!本当にパブゥとこの小さな命をも頂いてよろしいのでしょうか!?」


「(いや。そもそも、パブゥはあげて無いよ。)」


「即御返事をしないということは、ナニカあるのですね!?」


そこへ


「小さき命を!物を扱うような発言を御許し下さい!」


『いや、別に』と声を出そうとしたが父上は、なおも話し出す。


「泉の神様。私どもはパブゥとパブゥの子供を必ず守りきる事を御約束します。我が魔の者達の王の名において!必ず!!」


少し。ほんの少し"それって、魔王なんじゃ?"と戸惑いながら外を見れば太陽は出ては無いが、小鳥のチュンチュンという声が聞こえる。


「そうか。ならば帰るとしようか」


「お待ち下さい!せっかくの泉の神様がいらして何もしないまま帰えらせるとは恥を通りこしてグズです。このグズからですが、多少のおもてなしを提供できれば……」


そう言われ、もう昼だ。

もう、普通のアルに戻っている。


朝一で、ズズンと庭に舞い降りるのは見たことある鷲。

背中にはスー達がいた。


そしてアル様が居なくなったことで騒然となるが俺の『あ!アレはなんだ!?皆の者見るのだ』と言って今に至る。


「(神対応からグレードは落ちたけど、家に帰ってきた感あるわ。)」


「じゃ、女性の体の勉強をします。お茶をしながら聞いて下さいね。あと、見本を交えて言って行きますので違うと言うのであれば即座に手を上げてください。」


「ハイ。」


「なんですか?ルビー様」


「何故アルもいるのですか?」


「アル様は魔法と剣術ばかり教えて来ましたが、恋愛や性・女性のなんたるか系統を全く経験してないので、異例ではありますが聞いて下さい。もし、不快ならば不参加で結構です。」


ああ。上を見上げると綺麗な青空があり、鼻をスンと嗅げば女臭が漂う。

周囲は女だらけだ。いや、姉上達で沢山である。


「出て行く者は居ないと判断します。

では、アル様の家庭教師であるエンとスーが進行していきます。ベル様・シャラ様・シリィ様・スーザン様・ラージャ様・ファアミ様・ルビー様・サリー様とアル様よく聞いて勉強してください。」


そうやって始まってみれば、姉上8人とウチのメイド5人・姉上達のメイドと執事50人が取り囲むという異例な勉強会となった。

また、会いましょう

次は24時間後以上48時間以内に投稿となります。

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