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小3転生  作者: ふ~ん
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指名依頼

こんばんは

「はて?そなたの願いとは、いったいどのようなものなのかな。聞かせて頂こうか。」


実にドッシリとした構えであった。

俺は、見た目だけはどうしても優位に立ちたかったというのもあるが、何処かで"女なんかヘーン"という気持ちが疼いているかもしれない。


「先に。私のユニークスキルに神の目というのがあります。そして、今しがた思い出したのですが、アル様が4歳の御披露目の際、"スキル創造"を見てテンションが上がってしまったのです。

しかし、アル様が目の前から消えた時、会えたという嬉しいテンションだけが残り、スキル創造を忘れてしまいまった事になんと不甲斐ないことか。」


一瞬、隠蔽効果無いんだなと思ったがやはりと言うべきか、隠蔽効果はガチであったんだなと納得した俺。


「そうか。私のスキル創造が見えていると……では、他のスキルも見えているのだな?」


別に周囲は驚いてはいるけども、2秒以内に忘れてしまうから特に問題は無い。

目の前のヒカル穣のみが目に見えており、ソレによって覚えているだけであると彼女の話を聞いて理解に至る。


「それはスキル隠蔽だからだろう。」


「やっぱり……そうなのね。所々に"極"と記載されているからもしかしてと思ったんです。では、あなたが私の目の前から消えれば私は再び忘れてしまいますのね。」


うーん。なんと言えばよいのだ?

よし!父上と同じことを言ってみるか。


「いや。これから近い未来、私達は夫婦になるのだ。今は忘れる時期があるやもしれん。が!……」


スッと立ち上がり、片膝を床に付け彼女の御手を取った


「……必ず再び貴方様の前に立ち、何度でもコノ場の行為をヤッてやろうと私は誓う!」


誓う!という声と共に、力強くギュッと彼女の手を握った途端に


「わわわっ。わたっわたっ……私も、ハイ。そうです」


丸覚えで言ったから、俺としては全然恥ずかしく無いのだ。意味はよく理解していないが。


だが、彼女の顔が赤いからほぼモロタろう。


そして


「で、なのですが。そのぉ……」


なんだろうか?あのシーンが終わったので俺は元いた場所へ戻って座った時、彼女はモジモジしながらスッと立ち上がると俺の側に寄って来たのだ。


「質問よろしいですか?」


「う。お、おう。」


何故かは知らないが、俺の隣に座った。


「それで、スキル捜索犬とはなんでしょうか?」


「それはだな。え?えっ?……ちょっ!?」


ヌルリと俺の腰に手を回す彼女の腕の柔肌もさることながら、甘い匂いが俺の体にまとわり付く。

彼女の手の行き先を見ていた俺は不意に気付いたのだ!甘い匂いは何処から?と


「っ!?」


「アル様はもう成人した身なのに……ダメなの?」


彼女の顔は、俺の目と鼻の先だったことで驚く。

俺は驚きのあまり無言で直立し、とっさに彼女から距離をおいた。


「アル様?御返事がまだですが。」


「ああ。これはただの捜索が犬になっただけ……まあ、こんな感じだ。」


いつも通りにポンと出て来たのは『キュー。キュー。』と鳴く、目が開いてない位の幼く生まれたてのパグであった。


内心"ちっさ!"と思いそうだが、この時の俺は、彼女の奇抜な行動のせいもあって精神が異常であったの

かもしれない。

だからなのか?彼女の突拍子もない行動に俺は足がすくみその場を後にした。……スー達を残して。


だからなのか?今!そう今、何かが"変"だ。

何が"変"だって?


「はー。肩がこりましたねぇ。アル様、体を揉んで下さい。」


文面だけなら普通に見えるのだけど、今ディアやスーもそうだけど俺のメイド達がほぼ全裸で寝そべっているのだ。

普通なら、服着てツボ押しをしているというのに。


ことの事実は数分前に戻る


……あの時、アル様が手の中に出した小動物に反応を示したのは間違いなくヒカル穣であった。

私から見ても、ヒカル穣はアル様をもなぎ倒すかのように襲いかかったのだ。


当然の如く我が主人はその場から離脱したのだ。

その時、私は『そういう事は、結婚してからしてください』と伝えて出ようとした。

が簡単にその場から離れることは出来なかった。

なぜなら


「ねぇ?この聖騎手魔法学校に在籍したアル様の兄であるカランは相当の女好きよ。なのに私から行ったというのに押し倒そうともしない、キスさえもしないなんて変じゃ無い。どういう教育しているの?」


そう言うと彼女は続けて


「あなた達、冒険者なのよね?だったら指名するわ。

アル・フォン・デカカッタナを私と婚約するまでに、何回か経験を積ませなさい。未来の妻が言っているのよ?これはあなた方の主人代理を含めた命令……いえ依頼ですわ。」


あのあと、帰って来たディアとサナに話して今に至るのだけど


「俺は服を着なきゃ、マッサージはしないからな。」


そう言い、せっかくの大所帯となったのにエルフをほっぽり出して宿の一階へ行った我が主。

また、メイド会議をしなくてはいけないのかと思うと私は……


「スー!アル様が行ってしまったぞ。」


「結婚するまで最短であと2年。アイツの"何回か"というのは1人1回で良いということか!?それとも、1人で"何回か"という意味かっ!?」


「そもそも、そう言えばアル様に性教育をしていませんでしたね。」


「そうだな。カランはイル様を見習ってたし、シャル様は持ち前の頭脳でなんとかイケてたから……アラベル様はどうだ?」


「アラベル様は、直接我が君主から色々と伝授されてましたのを確認しております。」



上から順にサナ・ヤー・エン・ヤー・ディアである。

……私は、ああ疲れて寝てしまいたいと思うのであった。

また、会いましょう

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