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小3転生  作者: ふ~ん
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俺 起動

こんばんは

「よし。スーよ。」


「ダメです。」


そうと決まれば!的な感じのノリでスーにパスをしたのだけど、思いのほか伝わっていたみたいで即却下された。


「アル様。メイドを使うこと無く、いっぱしの紳士なら正々堂々と一人で行き頼んで来て下さい。」


えー。女性の経験が、ほぼ無いというのに主1人で行けというのか。

少し考えてみれば、僕としては前世から女性との付き合いが全然無かったといえる。というか、小学3年生的には"女なんてヘーン!"という感じであった。


僕は大人ぢゃ無いから、意味は察してほしい。


エンが『思い立ったが吉日です』と言われ急かされようとも、いまいち……ちょっと女の子の扱いが分からない。


「さぁ!行くのです!!」


スーの大声にビクッとなった僕は渋々部屋の外へ出てドアを閉める。直ぐに"カチャッ"と音がした


「ヒカル様の部屋まで、御見送りします。」


「……」


くっ殺せ……とは行かないけどさぁ。

俺?女の子の部屋に行く??


男ってのはなぁ。女の子と話す時には"俺"って成るんと僕は思う。そうやって、男へと成長するんだと僕は心の中で思ったんだ。


「(そういえば。あの時……俺牛乳早く飲めるんだぜ!って言っていたなぁ。懐かしいもんだ。)」


ただ、結果は体格が大きい野球少年のダントツの速さにビックリしすぎて牛乳吹いていたな。

ま、女の子からはヒカれて親友からはウケたから良かったちゃ良かった。


「うっ!」


もう階段を降り、目の前はヒカルの部屋の前のドアだというのに俺は立ち止まっていた所を、今しがたスーにズビシッと背中を指で刺されたのだ。


おりゃなぁ。自慢じゃ無いが、女の部屋に入ったことなんて無いんだ!スー達には分からないだろうが、準備ってもんが必要だと思うと……」


俺は振り返りながらスーの顔をみた時、異様に怒ってらっしゃった。ソノ顔はあの時な顔とそっくりであった。

そう!剣術稽古でボコボコにされたあの時の記憶。


だからか俺は、俺というのを忘れ『……僕は考える。』と発言した。


「どんな準備が必要なのです?」


「時間。長い、とてつもなく長い時間だな。」


「入ってから中で考えてはいかがでしょう?おっと。

ドア前で話しては流石に気付かれてしまいましたね。

では、私めがドアをあけましょう……フフフこれもメイドの務めですから。」


「(はかったな!?)」


もう扉は開いている。

むなしいまでの俺の魂の砲口は、残念ながら叫ぶことは出来なかった。


「おや?アル様。どうなされたので?……立ち話ではアレですので、飲み物とお菓子が有りますから一緒にどうでしょうか。」


普通だったら"イエーイお菓子だぁ"となるが、基本的に俺のマイハートは"女なんてヘーン"という意地で構成されている。

が、しかし!こう見えて転生して公爵家の教育を受けて9年も経過すれば変化位はするものだ


「では。頂こう。(な。出来たろ?)」


俺はなんの迷いもなく彼女の部屋へ入っていく。


「そこに立っている、お付きのメイドも来られてはいかがでしょうか。」


その時!稲光が降ったのだ。


そうだ!スー達がドア外にいたのを忘れていた。


「(あああああああ。なぜだぁ。前世の記憶では、女の子の部屋に入るなんてヘーンだった。たしかにそうであった。が?俺はちゃんと自分と向き合い、コノ部屋へ招待されたハズだ。しかしだが!どうしてそうなる?……いや、貴族社会では普通なハズであるが……俺はどうすれば正解なのだろうか?

というか、スー達の顔を見たくなぁぁいぃ)

おお。そうだったな。では、ヒカル様がおっしゃっているのだ。入って来なさい。」


入って来たスーは綺麗な御辞儀をして、少し表情はハニカんで魅せたのだ。

そんな笑顔に、俺は心の底で怒りを覚える。


そう!初の女の子の部屋。ほぼ親とも言える奴と一緒に部屋に入るとか、ありえないだろうがぁ!


落ち着け俺。ここは貴族社会なのだ。

ガチで俺単身で、ヒカル穣に会いに行けば何を言われるか分かったもんじゃないからな。とりあえず、スー達がそばにいてセーフだ。


頂いた紅茶の美味しい話をして、ゆっくりと切り出す。

決して、スー達に悟られまいと


「突然のことなのだが。折り入って頼みたいことがある。これはヒカル様にしか頼めない事なんだ。」


案外イケる。

この世に生まれて9年の歳月は無駄じゃなかったのだ。


「頼み?とは」


「我が兄シャルのことなのだ。」


「なるほど。アレ。ですね?」


「そうだ。アレだ。」


「私はサポート支援でよろしいですか?」


「ありがとう。1つ言わせてくれ。なぜそれほど協力的なのだ?」


「私も1つ、無理難題を引き受けて欲しいのです。あなたの言う通りに私は参加しましょう。ならば、私も1つ願いを叶えて欲しいのです。」


ニヤリとする貴族女子。


この時、前世の女の子が良いと僕は心の底から思ったんだ。"女の子なんかヘーン"とか言って、すみませんでしたと心から謝罪したい気持ちになった。

また!会いましょう

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