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小3転生  作者: ふ~ん
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新戦力

こんにちは

「いやぁ。その。偶然通り掛かってね」


そう言うと、扇子を取り出し顔を覆う仕草をする。


兄上は、左右のメイドや執事を見てから"そんなわけ無かろうが!"という顔となり、クスッと笑ってみせた。


「それは可笑しな話ですね。私は班長でこの棟を預かる者。ならば、私がこの棟の最上部に君臨しているのです!……あ、イエ告げ口等はしませんよ。ただ、正直な話して欲しいだけです。

ですから、盗み聞きという野蛮な諸行を止めて入ってきたらどうでしょう。」


その時、僕から見ても理解できる程に彼女の握る扇子に力が入った。

彼女は行儀良く『では御言葉に甘えまして』と礼をしてから入ってくると


【父ぎみに確保されました。連絡を繋ぎましょうか?

YES/or/NO】


「(ノーで。)」


即。NOを選択した。


ヒカル・フォン・サンシャインは兄上の真正面のソファに座った。

因みに僕は"雨風を気にしないって良いなぁ"と言った通り、雨風を凌げる画期的な"窓の近く"に立っていた。


「で?要件を聞こうか。ああ、私は知っての通りスキル鑑定捜索が有るのは知っているだろう。君に隠蔽が無いのは理解しているから……嘘は言わない方がいいぞ。」


スキル鑑定捜索

鑑定の上位であり、通常の鑑定が出来る他に相手が発言した意味を捜索し鑑定してくれるスキル。

簡単に表現すると、ウソ発見器+説明文付き。


「(そう。兄上には名探偵になれる素質があるのさ)」


ヒカルは意を決したようでパンッ!と扇子を畳み、そしてゆっくりと話し出す。


「嘘を発言したことを御許し下さい。ただ……乙女の初恋が生んだ行動と言えば聞こえがよろしいですが。(ダメ!あの顔はバレてるわ。仕方ないか)」


終始ヒカルは兄上の顔を伺いながら話していたが、突然彼女の目がカッと見開くと


「5才の御披露目の際、そこにいらっしゃるアル様に一目惚れしてしまって!このような行動に出てしまいました。」


『ほう』と言う優雅に構えた兄とは違い、僕には今しがた連絡が来ていたのだ。


【父ぎみのワキに挟まれ人を呼んでいます。連絡を繋ぎ……】


「(ノーで。だけど、音声はONにしてくれ)」


食いぎみの即答で、こんなやり取りが脳内で済まされる。


「もしや。神の目に止まったのかな?ウチのアルが」


僕は知らなかったのだけど、そう言ってから兄は僕を見ていたとスーは後から言っていた。

そう!僕は未だに窓の外を見ていた。というか、聞き耳立てているから兄上達の話は集中できない。


そんな気付かない僕に対して話しが進む。


「彼には世界を手中に出来るとされるスキル創造があるのです。」


「なぁにぃっ!?それは誠……本当のようだな。では?何故私はアルのスキル創造が見えんのだ!?」


「それは恐らくスキル隠蔽極の仕業かと。」


かなり発熱している。


が!!!

しかし、コッチの音声も激アツの白熱ぐあいだった。


【父ぎみと母ぎみ複数と三つ巴に引っ張りダコです。通話を繋げ……】


「(我のソバまで飛んで来い!)」


突然……でもないけど、僕の指示にしたがって再び部屋が吹き荒れるのだった。


そして


「おお。トイレは終わっ……たぁ!?何故父上と母上がこのような所にぃ!?」


「おお、シャル元気そうだな。・元気そうでなりよりです。×2」


目の前にはパブゥを中心とした3人がいた。コレは、誰のモノ?であるかのように白熱していたであろう透明な汗が3人共に頬を伝っていたのだ。


「父上!大変な御報告があります。」


「申せ」


「アルに婚約者申請が現れました。間違い無いです!私の鑑定捜索にもハッキリと出ています。あの御披露目は無駄では無かったのです!その人はサンシャイン公爵家の長女ヒカル・フォン・サンシャインです。」


『なにぃ!?』と驚く父上と母上達は彼女を見るが、彼女は父上達以上に驚いていたんだ。


では何に??

それは、彼女は目の前にいる小動物だ


彼女の神の目に写し出されたのは、パグでは無くスキル捜○犬改だった。


「(へ?創造で犬?……なんかヤバい奴に関わって無いかしら私。って!?……そうだよね今私、こくったよね。いやいやイヤイヤ、ちょっと大人領主呼ぶとか卑怯過ぎない?断れなくない。戻れないじゃん)」


「そんな(嬉)涙目にならなくても……私は嬉しく思う。式はいつでもいいから呼んでくれ。」


父上が優しくポンと彼女の肩を叩いた。まるで、この先のことを後押ししているかのようだった。

僕は一瞬でフィアンセが出来た。


いや!そうじゃなくて


「兄上!御相談とはなんでしょうか?」


「アル。待つのだ。で?アルのそばから離れない小動物はナンなのだ。申してみよ。」


貴族的に、父上の命令は優先順位的に最上位なのだ。


「私が、見つけ飼っており名をパブゥという犬です。」


簡潔に全てを話し終えたような伝え方をする。


「なるほど私が考えたチャーリーでは無いのだな?」


ソコかぁ……


「父上!アルが発見した生物なまものですから、決定権はアルにあるかと。あと私事わたくしごとですが、パブゥという名も中々どうして……」


「息子の意見に私は賛成です。」


そう言ったのはカランの方の母上


「アルは成人した冒険者ですもの。冒険者の所有物には大金をチラつかせるか、武力でネジ伏せるか?ですから……残念ですが私達の家で養うのは無理かと。」


そうして時間は過ぎて行った。



「初めまして。私アルベルト様専属メイドからアル様専属メイドに成りました。一応ヤーと同期のエンシェントエルフで、名をディアブロと申します。長いのでディアで結構です。」


「初めまして。私もアルベルト様直属メイド。スーの同期でハイエルフのサタナエルです。長いのでサナで結構です。」


目の前に2人のエルフがいて、僕の脳内に展開されているのは凄く遠い所にパブゥはいて、音声をONとすると『ほーら取ってこいパブゥ♪』という楽しい音と『ぴゃんぴゃん』と吠えるパブゥの声が聞こえる。


つまり、引き取られたというヤツだ。

とどのつまり、パブゥの代金は2人のエルフというヤツだ。

また、会いましょう。

また書いておきます。

次回書くのは24時間~48時間以内です。48時間以内となりますので、たまに24時間以下で書くこともありえます。

よろしくです。

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