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小3転生  作者: ふ~ん
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捜索 能力判明

こんにちは

「スー。家の剣を出してくれ」


「それらは、シワを伸ばすために私のベッドの下に敷いてますから探して下さい。」


簡単な軽食を終えると、いそいそと僕達は着替えはじめる。なにせ兄が通う、貴族御用達の聖騎士魔法学校に行くのだから。


「ヤー。しっかりなさい。竜の腕輪を……」


「っだな!私の装備は完璧って違(ちがぁ)うぅ」


僕より着替えが遅いヤーにスーは、昨夜盗ったであろう竜の腕輪を渡したっぽいのだけど、ヤーが言っているとおり"それっぽい竜の腕輪"だった。

だけど、ヤーは確実に覚醒したようだ。


「ああ。馬車に乗るのも久しぶりだな。というか、シャル兄の行っている学校には運動場はあるのかなぁ」


「運動場はありませんが、魔法や剣術を訓練する広い場所、更には魔法を交えた本格的な戦いの場もあるみたいですよ。」


なるほど運動場はないのか。そう思ったら僕は少しテンションが低くなった。


「ではパブゥよ。私が座っている椅子の中にいるのだぞ。」


「それは頂けないかと。シャル様の宿舎に着いたらスーのスキルを使って回収する予定です。アイテムボックスは生き物は回収できませんから、パブゥちゃんは連れて行きましょう。」


即、僕の提案はエンによって却下された。


「それに、毎日私は食事を作っているというのにパブゥちゃんは"アル様の御声を掛けないと食べない"というのは、どういう事でしょうか?……」


だから、スキルなんだって。

と言っても信じてくれないからな。


「(捜索極にはアイテム回収能力と、主人を守るための攻撃が備わっている。今はエンの手料理5・スーのお菓子3・ヤーのつまみ43とあとは薬草系か。)」


「まあ。アル様に忠義を捧げているのは私から見て分かりますけど。」


「(エンの膝上に行け!)」


「……パブゥちゃんの御飯は、パブゥちゃんが自由に食べて良いんでちゅよ!」


パブゥの顔の両端を両手で掴み取ると、ワシャワシャとするエン。

僕は冷静に眺め、改めて理解する。こうすることで、エンの小言を終わらせられるスキルは本当に万能なんだろうと。


「おお。間近で見るとやはり大きいな。ま、ウチの家と比べると小さいけど。」


「そうですね。屋敷もそうですが、敷地も小さいですよ。なんせ、ヤーと狩りをしていた森もアル様の敷地内に含まれていますから。」


パブゥはエンの膝上で撫でられている。途中エンに空中になったりはしたけど、僕の指示には従ってはいる。

今はヤーが『コッチおいでぇ』と手を差しのべているが全く動かないのは、エンの御飯では無いのは確実だ。


「(ヤーの足の甲に乗れ)」


『あっ!』というエンの声もさることながら『どれだけ貢いだと思っている?』と言い、エンに向かってニヤリとするのだった。


その時!馬車走者からゴンゴンと叩かれた


「2人共。もう貴族の敷地に入っているんだ。静かにしないか!」


そう言うのはスー。スーは馬を操縦していた。

とりあえずパブゥに"僕の側に"と指示をして万全の準備した。


「さ。あの門番が言うにはシャル様高学年組は、アノ高い棟が訓練場みたいなので近くに宿舎があるみたいですね。」


「では、参ろうか。」


なるほどな。

地面が長年の歴史を思わせるようにガタガタになっている。それは馬車は通ったら、もっとガタガタになるのだろう。

それに見ろ。あそこの銅像は校長なのだろうか?女の子が……


「……」


チラリと何度かエンと見比べる。

エンは、テヘという感じで話し出した。


「私。第一期の班長でしたので」


その銅像は今の姿とは違う。明らかに違う場所で言えば、身長と胸の大きさだろうか。

身長は今の僕位だろう。胸は普通に小さいのだ。


もっと調べたいと思った僕は銅像の真下まで近寄り、石の文面を調べようとした時!事件は起きた


「やだやだ。いるのよねぇ。初代聖女のスカートの中を見ようとする男子が!」


ん?

4人同時に、クリャッと首を向けた。


「な。なな、ぁっにゅよ!私(わたっ)しは伯爵家アリサよ文句(もんっく)あわわ」


何を言っている?僕は公爵……


「スーちょい待つのだ。その者の命を刈ろうとする殺気を押さえるのだ。」


目線を一旦エンに向けてから銅像へと再度向けた。


「別にパンツは見えないではないか。見えるのは、今とは違う未発達で弱そうな太ももじゃないか。よし!たまに履く網タイツを書いておこう。そうとなれば書くものを!」


「はーい。一旦落ち着きましょうかアル様?」


同じ笑顔でパブゥにしていた、顔の両端を持ってワシャワシャされる行為は、何故かは分からないが全然気持ちの良いものでは無かった。

なんだったら、少し痛いと感じた。

また、会いましょう

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