改めてからの!スキル
こんばんは
明日は、当初とおなじく48時間以内で投稿となります。
ふぅ。そう息を吐き上を見上げれば、見慣れたベッドの垂れ幕が見れる。
横を振り向けば、エンが横に座っているしヤーが床で寝転んでいるのも見慣れたもんさ。
そして、僕は思いにフケる。
「(僕達は何をドロップしようと頑張っているのだろう?)」
何周、セーフティエリアでくつろいでいるのだろうか?スーはどれだけ食べ物を持って来ているの?……
「何か。考えてごとですか?」
何故かは知らないけど、人って考えてごとをしていると勝手に目が開くよね。
「僕の怪獣スキルを見て、全然何も言ってくれないんだね。」
エンに言われ、僕の中のモヤモヤした気持ちが出てしまうと同時に"怪獣"と言ってしまった事で、ポフンと再び怪獣となってしまった。
なんだけど、驚きはするもののヤハリ驚かない一同なのだ。
「そーなんですよねぇ。私やスーも"後で聞く"と言った通り、そういう気持ちでしたが今みたいに私達の目の前から消えると、直ぐに忘れてしまうのですよ。
別に不快とは感じていませんよ。
今、忘れてしまうと言いましたが不思議と不安感は無く、妙にスッキリとしてしまいますから……ですから、もう3日目となりましたが気にならないのです。」
その後も彼等は『不思議ですねぇ』とハモっていた。
「ですが!知りたいと言えば知りたいので、メモをしようかと思いますので片っ端から所持スキルを言ってみてください。」
スーはあの時同じく、僕のティーカップを使用し優雅に言ってみせた。
そして『じゃ行くぞ』声を掛け『はい。どうぞ』返事を聞いてから。
「スキル創造と隠蔽とツボ押し改と……」
僕はスラスラと言おうとしていた時だった
「スキル……そ、そそそそそそろり。そそそろり。」
スー?なに言ってんの??そんな顔で反笑いになりながら見た際、ぷるぷるとペンを両手で持って必死に書こうとしていた。
「ダメ!書けない。」
「……」
なにやら僕の感情とは裏腹に、意外とスーが真面目に汗だくとなり腕に血管をむき出しにして"うおぉぉ!"という気合い丸出しで挑んでいた。
「何やってんだ。書いてやんよ。」
そんなスーに、マジな声を掛けるのはヤー。
「えーとアレだろ?……えーと、なんだったっけ?」
「スキル創造……」
「そうそう。ソレな。」
そう言ってから十数分が経過した。未だ何も書けて無いし、何度も聞き直す2人に対し少しイライラしてきた僕は『僕が書くから!』とペンを奪取しサラサラっと書いてスーへ渡す。
スーは『ええ。ありがとう』と言うと
「ああ!紅茶をこぼしてメモが台無しになってしまったわ。」
〈ピンポーン。コンコンこんにちは。失礼致します。御客様が壁にブチ当たっていると感じられた為、御説明致します。
皆さんは、神レベルであるスキル極という効果を知らないんだと思います。なので、サクッと御説明致します〉
そう言って、スキちゃんこと押し売り販売員はサクッと話して帰って行かれた。
話をまとめると、皆をド忘れと誘っている原因は"スキル隠蔽極"である。
そう!その名の如く、本気の隠蔽である。
ガチと気付いたとしても、もう忘れてしまうしメモも取れないんだったら……ね。書かなくてよくね?
という事で
「またヤーは絨毯とはいえ、硬い所とは言え気持ちよく寝ているね。そんな疲れているヤーに"ツボ押し改・極"をして恩返しするよ。」
モロ、スキルをぶっちゃけて言っているが『マッサージとは気が利くねぇ』と言った時の近くにいたエンは、『う~ん。最近聞いたような』と少し不満を見せると、パンパンた布団のシーツを代えていく。
「じゃ。行くぞぉ」
「……お。オッ。ううぅ。くっうっ!だっ」
モミモミし出した時『あーー!!』と大きな声を発し、ベッドからひとっ飛びで飛んで来るのは、もちろんの如くエンだった。
「エンもする?」
「イヤ。いいです。」
いつもより小さな声で返事し、地に伏せて既に汗だくとなっているヤーに生唾を飲み込み頬を赤くするエンがソコにいた。
そして……
「やっと帰れるな。」
「そうですね。でも不思議です。ヤーが突然、快進撃を繰り返してグリーンスライムを傷を付けずに回収出来るだなんて知らなかったわ。」
「(やっぱり、記憶に無いんだな。)」
やっとのおもいで、ダンジョンから脱出し町へ戻ろうとしているけど僕の心は空白であった。
そう!僕が活躍したであろう場面は、全て僕が持つ極スキル達であるためスー達が忘れてしまっていた。
そんなこんなで、僕は町へ帰って来たんだ……深いタメ息と共に。
また、会いましょう




