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小3転生  作者: ふ~ん
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ばぶー

こんにちは。

迷っていた時は寝れない日々が続いたんですけど、書いてからは無性に眠たくて。

眠たい時期ですから。仕方がないです。

フと僕は感じた。

少しヒヤリと肌寒く感じるし、手の感覚もある。手の平をギュッと握りしめ、力いっぱい背伸びをしてみせた。


すると何か近寄る気配があった瞬間に、グッと上へ持ち上がって無重力のような体験をする。


「(なっ!?な何?)」


僕はびっくりした拍子で咄嗟に目が開いた。

全然知らない女性は笑顔で僕を抱き上げ、ゆっくりと動きまわる。


大きな。とても大きな部屋だと理解できた。

なぜなら、僕の目の前に現れては去って行く人達が多いのだ。どうやら僕に挨拶をしているようだった。

時折僕の手を摘まんで"ヨロシク"的な事をしてはいたけど、全く言葉が理解できないでいたんだけど……


「(あ。アニメの小説で出て来た女性だ!……エルフだっけ?)」


抱いた女性はスッと僕を差し出し、別の女性に託したのだ。そう、その女性はエルフだ。

エルフは僕を抱いたまま、もう片方の手を使い指をスッと僕の額に付け何か唱えだした。


「(おわ!なんだこの文字!?)」


指を付いた瞬間、頭の中に流れ込んで来るのは見たことの無い文字。


そうして……1年が経過した。

何故、1年が経過したのかというと


「今日は貴族社会のマナーと社会用語の勉強です」


そう言うのは、あの時僕の額に指を付けたエルフだ。


「アル様。嫌そうな顔をしないで下さい。これは、あなたが産まれ生活するうえで必要不可欠なのです。わが公爵家では、低級貴族とは違い産まれた時から違うことをハッキリさせる必要があるのです。」


そう言い、うんたらかんたらと話すのはスーという名のエルフだ。


「では、貴族用語と文字を頭に流して行きますので、私と一緒に声を出して読んでいきましょうね。」


そうだ。あの時からずっと続いていたんだ。

もちろん休憩もあるし、おっぱいの時間もある。

ただ、僕の描いたドッチボールとか小学校とかの世界では無いのは確かである。


僕はコノ1年間で色々知った。

お母さんが2人いること。僕を産んだのはシャーリー・フォン・デカカッタナという。もう1人は、お母さんだけどサラ・フォン・デカカッタナという。


お母さんが2人いるという事は、兄弟が"かなり"存在している。普通に覚えるのが難しい。

更に言うと、1人に家庭教師なる者が付き護衛のメイドか執事が付いてる。もちろん、普通のメイドと執事さんも複数付いてる状態が現状だ。


「スー。もうそろそろ、おっぱいの時間よ?アル様、つまらなそうな顔をしているから、切り上げて絵本の話にしたら?」


そう言ってくれるのはエンと言う名のエルフ。この人は初めて僕を抱き抱えてくれた人でもあり、おっぱい兼世話人メイドさんだ。一番優しい人だ。


「はー。」


「……。ヤー、アル様のご飯が終わったらお昼寝。そして終わったら次はアナタが武芸の読み聞かせよ。

決して!愚痴とかの貴族社会に不必要な言葉を流さないでくださいね。あと2年経てば、アナタの好きな実戦的で直接的な武芸が教えれますから我慢しなさい。」


そうだ。もう1人エルフがいる。

僕の部屋の出入口そばに立つのは、ヤーという肌が少し黒いエルフである。

僕の御付きのメイドは、口うるさい肌白いエルフのスーとおっぱい兼優しく背の低いエルフのエン。スーよりもほんの少し背が高く、肌が少し黒いエルフのヤーの3人である。


どうみても、僕の兄弟達とメイドの数が違うのだが父と母からは『値段が同等。もしかしたら、時代が時代だけに価値だけで言えば相当高いと言える』と言われたら納得するしかない。


「アラアラ。シャル様よりちゅいまちゅね。」


満面の笑みのエンは、過去の話をすると


「シャル様は秀才で、同じ歳のカラン様は見ていて痛々しい。メイドの女性達に悪さと、担当の違う我らエルフにも手を出そうとしている始末。第二妃のサラ様に言っても『子供のする事だから』って取り合ってくれないし。」


「そんな事、サラ様の長男イル様も同じ時期にそんな事あったでしょ?歳相応よ。」


ヤーは愚痴を言い、スーはフォローを出した。


因みに僕は五男である。

そして、女の子は八人いて僕は13番目に産まれた。

シャル兄とカラン兄の下には、2人の姉妹がいて僕にとっては全てがお兄さんであり、お姉さんなのだ。


更に言えば、女の子はしきたりが強く別館にいて合うことも無いが"姉妹がいる"というのは理解はしている。


「あ。水の精霊が騒いでいるわ。ヤー、簡易トイレ用意して。」


「なぜ私ばかりトイレの用意なのだ。私は、いつなんどきでも侵入者が襲って来てもいいように出入口付近に立っているのだ!邪魔をしないでほしい。」


エンとスーは無言でヤーを見続けていた。

するとウッ!と目線を外したヤーは


「はー。力仕事は私か。」


ヤーは『アル様の方が重いだろうに……』とぶつぶつ文句を言いながら、僕の部屋の隣へ続く部屋に簡易トイレを取りに行くのだった。

48時間~60時間の間で次回作品を作ろうと思います。

切り詰められると、約束できない人なのですいません。

また、次回もヨロシクです。

あと、あまり貴族ルールとか知らないですけど、さほど絞ろうとは思っていないので。そこら辺はスルーでお願いします。

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