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小3転生  作者: ふ~ん
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ヤーと一緒に

こんにちは。

明るいうちに投稿します。つまり、深夜の分はありません。

でも、どうしても腹痛や不安や色々な事で眠れないという状況になった時は深夜に書くかもしれません。が、期待しないでください。

僕だってそれなりに大きくはなったと思うけど、エンはそんな僕を下から抱き上げて『アハハハ』と笑いながらクルクルと回る。

まるで、アニメ世界の住人が本当の幸せを見つけた・もしくは、手に入れたかのようなはしゃぎ様だ。


「ブフゥッ!?」


しばらくは唖然となっていたスーやヤーだったが、そんなに広い家では無い為、グルグル回っているとヤーの顎に僕の足が入ったことで、スーはハッと気付いた。


「エンそれはなんだ?もしかして、ユニークスキル・女神の癒しが発動したのか?」


ヤーは床に顔を突っ込こんでいるけど、冷静にスーは話し出した。というか今周囲を見て理解したけど、色々と机の上に置いてあった物が床に落ちていて燦々(さんざん)たる光景だ。

まあ、エンに振り回されてなのかエンを襲ったヤツのせいなのかは不明だけど。


「アハハ。え?違うわ。私以外が対象だし、最も効果を発揮するのは勇者だけだもの。」


"勇者"というキーワードにピン!とは全くならないスーは『そう。だよな……』とスルーすると、エンは続けて話し出す


「スーが言ってた事。本当のような気がするわ。」


もう、グルグルは止まりエンはスーを見据えて話を続ける。


「だけどアル様はこのままの方が、私もスーもヤーも良いんじゃなくて?アル様が勇者なら1番良いけど、私の直感は"勇者では無い"と出ているから安心して子育てできるわね。」


「そんな事よりだ!」


いつの間にか床に顔をつけていたヤーが、夕陽に黄昏ているかのように座り方をしてキザッたいポーズで話を始めた。


「エンは、誰にヤられたんだ?」


ギューと抱き締める腕をほどき、『スーやヤーも知っているカラン様よ』と言うと『そうか』とヤーは立ち上がった。


「待ちなさい。ヤー。」


「なんだっ!?」


「私に考えがあるわ。」


そう言ったのはスー。

それからスーとエンは、僕の両親が住んでいる館へ行き折り合いをして来るから"自由にしてるように"と伝えられた。

色々あったけど、まだ昼を過ぎた頃だからな。


そして


「なぁ、ヤーよ。」


「なんでぇい?」


時が経過するうちに、ヤーがどんどんと偉そうに成って行っている気がするが。ま、年上だしな。仕方がない。


それはそうと、未だ主人公アルは"エンを助けた"という事に気付いてはいなかった。あの時、無意識で自身の後悔を募らせる中で"エンの為に助けたい"という意識が"守りたい"というのに発展し、それが切っ掛けにスキルが発動したのにアルは知らない。

だけど、あの3人は薄々気付き始めていた。そう"転生者"という、大きな枠組みとしてだが。


そんな大きな枠組みが、また再臨する。


「俺。ダークアローのスキルを覚えたんだ。」


「へー。……えっ!?魔法をスキルとしてだとぉ!?」


スーやエンが言っていた"転生者"に心の受け入れはあったものの、唐突に"ダークアローのスキル"と言われて困惑した。


「ちょ。ちょっ待った!あー。えーーと……」


キョロキョロと見渡すが当然の如くスーとエンは居ないのを知ってか知らずなのか、ヤーは『よし!』と言うと僕を抱き上げ外へ走り出した。


「なにをしているの?」


「まー。待て待て。急ぐなよ。」


お前が急いでんじゃん!は置いて。

それなりに走っていると、だだっ広い場所へと到達する。風が吹き通り、なんとも気持ちが良い。

そこから見えるのは、いつもヤーとの訓練で狩りをしている森がポツンと見えたから、ココは家からの距離は一緒でも森が東ならココは西なんだろう。


「ウシ!ここならブラッディトカゲが出くわすから、そんじょそこらの人間は居ないだろう。さぁ!アル様よブラックアローを思う存分放つのです!!」


そう大声で言うと


「ビュロロロロォ……」


という、聞きなれない声がした。


「やはり私の声に釣られて出て来たな。私は後方の大きい3体をヤりますから、アル様は前方の小さい3体をよろしくお願いさすれば!」


ブラッディトカゲとヤーが発言した通り、いつもは地中に身を潜んでいるからか、肌は黒いが目立つ。

特徴なのは、背中のコブである。このコブは、見た目が大岩に見えることから擬態し騙して襲っている感じはするのだけど、こんなにも大群で襲いに来るとか、もう擬態とか関係は一切ない。


ヤーは『はぁぁ』と力んでみせて


「あ。大剣忘れちゃった。」


「うおぃ!?」


そうだな。お前が落としたのを僕が家まで運んだけど、次はお前が僕を担いでココへ来たもんな。

ああ、大剣は家にあるよ。


「仕方ない。アレを呼ぶか。」


そう言い、ヤーの装飾品である腕に巻いている一部を剥ぎ取ると小さな笛へとなっていた。『コレを呼ぶのは時間が掛かるから、アル様は前方の奴等を!』と聞こえた切っ掛けに僕は叫ぶ。


「ブラックアロー。」


僕のスキル・ブラックアローというのが発動した時、ヤーの笛は『プピッ!?』と途中で途切れていた。

それほど驚くモノが、空を覆い尽くしたのだ。

また、会いましょう

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