ブラッドマン 誕生の試練 その1
この作品はアマチュアな作者が、趣味で作っているので、ガバガバなところが多いです。
それでも良い方は是非お読みください。
人間なんてクソだ。
俺に味方なんていないんだ、家族もいない。
そうやって全てを否定していった。
俺の周りにある人間すべてが敵だ、誰も信用なんてしない。
彼は闇の中に消えていった。
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暗い部屋の中、豪雨が窓を揺らす。
外は酷い雨だ、そんなことを思っている余裕もなく、俺は床に倒れこんでいた。
下に引いてあるのは布切れ一枚、床の冷たさが体を弱らせていく中、そんな時に一人の女性が俺の傍に近づき、そっと腰を下ろしてこう言った。
「弥美、安心していいんだよ。」
震える手で、そっと、俺の頭を撫でた。
天野 恵、俺の母さんだ。
すごく優しくて、自分のことより他人を心配する。
母さんは今、俺よりも体が弱っているはずなのに、そんな優しい声をかけている。
表情からは見て取れないが、その触れた手から母さんの弱っていることは手に取るように判った。
母さんの手は驚くほどに冷たかった、本当は俺に優しい言葉をかけれる余裕さえないはずなのに、母さんは....俺のことを撫で続けた。
ずっとだ、俺はずっと母さんに守られている。
本当に守られるべきは母さんなのに....俺は...俺は...
弥美は自分の弱さを憎んだ。
自分がもっと強ければ...強く!あの男さえ止められていれば!!!
「弥美!!!」
母さんの呼び声に驚き、咄嗟に母さんの顔を見る。
母さんの顔は酷く、悲しそうな表情をしていた
それは今が辛いからか?
それとも俺が自分を憎んでいるからか?
いや、どれも違うだろう。
母さんは限界なんだ、そう悟らせる顔だった。
今重い体を何とか座らせて、母さんと目を合わせた。
「弥美...強くなりたいかい?」
母さんの一言は衝撃の一言だった。
今まで、俺に安心しろとしか言わなかった母さんの口から、「強くないたいかい?」と出るとは思っていなかったからだ。
驚いたが、俺は目を合わせてこう言った。
「....強くなりたい、もっと強くなって...母さんを守りたい。」
母さんは少し寂しそうな表情をした。
だけど、目を閉じて、そっと手を握り何か渡してきた。
謎の注射器と、お金だった。
「.....これは賭けだよ。できることなら渡したくなかった」
母さんの表情から、そのことは本当なのだということが判った。
腕の包帯が緩んでいく、そんなことは気にはならなかった、今は母さんの話のほうが重要だった。
俺は息を飲んで、母さんの話の続きを聞いた。
「この注射器は、弥美、あんたの人生を大きく変える、覚悟が無ければ死んでしまうが、弥美ならいけるはずだよ....私は弥美の心の強さを知っている、だからこそこれを渡す、あの男を倒すのは本当は私がやるべきなんだけど、私じゃ限界みたい....だからあんたに託すよ。」
「.....母さんはどうすr「聞かないで」
「...心配はさせないわ。今まであの男からはずっと逃げ切ってきたのよ?安心しなさい。」
母さんはそう言うとゆっくりと立ち上がった。
そして次に最後に言った言葉は...俺に勇気を与えてくれた。
俺は母さんの最後の言葉を胸に秘め、注射器を打ち込んだ。
ッ‼───
猛烈な痛みが体中を襲う、体中の皮がはがれていく、その痛みは俺の想像を遥かに超えていた。
「がぁぁぁぁぁぁ!!!」
俺は体制を崩し、倒れこんでしまう。
悶え、苦しみ、喉が焼ける感覚を味わう、だが俺は”こんな痛みに”負けるわけにはいかない。
あの男を...今まで俺と母さんを地獄の底まで苦しめてきた男を殺さなくてはいけない!!!
「gdimjkasf」
だが、心とは逆に体は動かなくなっていくばかり、声ももはや言葉ではなかった。
そうして、体が完璧に動かなくなった地点で...俺の心も暗闇に落ちていった。
ヒーローもの読みてぇな....あっそうやん自分で描けばいいじゃん!って思って描いたよ
ぶっちゃけ後悔しかない、黒歴史を新たに製造している気しかしないけど、まぁそれは私一人ではないよね!(開き直り)
主人公の背丈は170cmくらい
結構髪は滑らか、昼に綺麗な川や湖に行って体を洗うのが唯一の至福の時間らしい。
好きな食べ物はトマト(本編じゃ食うの10話くらいになると思うけど)
趣味は雑草抜きで、よく自拠点周りの雑草を抜いています。
最近の悩みは雑草を抜きすぎて、もう雑草が自拠点近くにはなくなってることだとか。
ちなみに部屋の表現をほとんど取り入れてませんが、それはのちに、どうしてこうなったか。
過去Partがいくつかあるので、その時にご説明したいと思います。
それではここまでご愛読いただきありがとうございました。