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二つの罪は監獄で  作者: 咲那 夢羽
1/2

*プロローグ*

 昔、オレは罪を犯した。


 それは殺し屋になったオレの最初で最後の任務だった。

 

 あぁ、どうして人生ってうまくいかないのだろう。

 

 自分以外の血に塗られた手を見て、ぽつりと呟いた。


 部屋には死体が何個か転がっていて、あたりはどこもかしこも赤で染まっていた。


 オレは大鎌を持ち上げる・・・ほどの力は残っておらず、引きずりながらゆっくり歩み寄った。

 

 怯えながらも何かを悟ったように静かに見つめる瞳に。





 ―そう、オレの犯した罪は。

※注:これは『ギルティ監獄』という企画で作成させていただいたキャラのお話です。

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