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拒絶された世界の中で  作者: ヒグラシ
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この世界の説明書 「登場人物(三)」

登場人物の設定


雪風ゆきかぜ

 陽炎団の副団長的な存在。

 性格は冷静で、感情を表に出したりはしない。

 破宮と陽炎と一緒に「同族喰い」を行っている。

 慈飛の暴走があった際に自分が助けに行けなかったことを悔いていることを理由に、苦しくても「同族喰い」を行っている。

 能力は「治癒ちゆ」。

 時雨と能力が被っているが、時雨の「治癒」とは違い、毒などの治癒ができる。

 愛刀は「雪風」。

 能力持ちで、斬り口が凍り付いていく。これだけならば止血も行えて、効果は薄く感じるが、一分以内にその凍り付いた部分を切り取らないとそこが壊死し、崩れ落ち始める。

 陽炎に懐いている。猫みたい。


三年後の世界

 能力として「破弾はだん」を手に入れた。

 弾丸に爆発の効果を持たせることができ、どこで爆発させるかも自分で決めることができる。銃は破宮からもらった。

 実はその銃は慈飛の物。

 破宮に興味があり、かなり懐いている。


谷風たにかぜ

 陽炎団の特攻隊長的な存在。

 性格は熱情的。しかし危険が迫ると混乱を起こすという癖がある。

 能力は「龍飛たっぴ」。

 風を操る珍しい能力。地面を蹴り飛ばす際に使えば加速ができ、攻撃を防ぐ際に使えば吹き飛ばすことができる。

 破宮は理解できていないが剣を造り出し、飛ばそうと思った際に風が剣を押し飛ばしている。

 愛刀は「谷風」。能力は持っていない。


三年後の世界

 特に変化は無い。


浜風はまかぜ

 陽炎団一の馬鹿。

 性格はただの直情的な馬鹿。女なのにその自覚が無い。

 能力は持っていない。

 愛刀は「浜風」能力持ちで、斬り飛ばした際に突風をふかせる。

 谷風にこの剣と自分の「谷風」を交換してくれとよく頼まれているが、不知火にもらったものなので渡すつもりはない。


三年後の世界

 特に変化は無い。


磯風いそかぜ

 陽炎団の参謀的な存在。

 性格は真面目。陽炎はその場の感覚で動き、雪風はあまり考えない。破宮はすぐ突っ込んで死ぬし、谷風も一緒で突っ込んでいく。浜風は馬鹿。唯一の良心は時雨。

 計画的じゃないメンバーたちに振り回されているが、何やかんやで楽しんでいる。

 能力は「索敵さくてき」。

 能力としてはありふれているが、磯風の「索敵」は、範囲が広く、人数も認識できる。

 範囲は半径二百メートル。普通の能力者では五十メートル程度。

 愛刀は「磯風」。能力は持っていない。


三年後の世界

 一度「同族喰い」を行おうと雪風に相談したが、雪風から「同族喰い」の辛さと雪風自身の「我儘」での「やらないでほしい」という要望により行うことをやめた。

 雪風の「我儘」が無ければ行っていた。

 そのため特に変化は無い。


朝潮あさしお

 五人の子供の中でリーダ的存在。

 性格は慎重。

 能力を待たない代わりに召喚獣として「ドラ」と「ゴン」を従えている。

 二頭は、陽炎の炎龍の二倍以上の大きさである。

 子供らしさが残っているが、大人に早く成りたがっている。

 浜風と慈飛に殺された天津風あまつかぜの子供。


黒潮くろしお

 弟の親潮を護る為に必死な姉。

 母親の磯風の凛としているところを尊敬し、磯風みたいになりたいと思っている。そのため、甘えたくても甘えられないことが多い。

 能力は「火華ひばな」。

 高い火力を狙った場所に生み出すことはできないが、狙った場所に確実に火を生み出せる。威力は弱い。

 磯風と慈飛に殺された時津風ときつかぜとの子供。


親潮おやしお

 黒潮の弟。

 自信が無く、いつも黒潮に甘えている。

 能力は黒潮と同じで「火華」。

 本当は黒潮より能力は強いのだが、自信が無く、上手く能力を発動しきれていない。


荒潮あらしお

 お調子者で、強がり。煽られるとすぐに反応し、その後に後悔する。

 能力は「水湖すいこ」。

 水気の無い場所からも大量の水を生み出すことができる。しかし感情の揺れ幅次第で出せる水量は変わってしまう。一番水量をしっかりとコントロールできるのは、「陽炎団」の皆と一緒にいるとき。

 これのおかげで「陽炎団」内での水不足は起こらない。

 慈飛に殺されたあらし秋雲あきぐもの子供。


舞風まいかぜ

 常に無表情で、言葉を話さない。これは慈飛が皆を殺して回った際に唯一生き残り、その恐怖に今も怯えているからである。

 暗闇と大きな物音に大きく恐怖を現し、慈飛に襲われた夜がふと頭の中に蘇り、暴れ出す。

 自分だけ生き残って、皆殺しを見てしまった事が今も彼女を苦しめてる。

 能力は「反発はんぱつ」。

 父の慈飛の「磁界じかい」と違い、鉄以外も吹き飛ばすがことができる。しかし能力の制御ができず、自分の身体に大きな負担をかける事が多いため、陽炎には発動を止められている。

 何故慈飛が舞風を殺さなかったのかは分かっていない。


三年後の世界

 五人とも大きな変化は無く、見た目も十一歳程度である。


不知火しらぬい

「不知火団」の団長。

 明るい性格で、団員全員から好かれていた。

 鍛冶屋で、皆に剣を造っていた。名前を持ってない「不知火団」の吸血鬼達の多くはは剣の名前を自分の名前にしている。

 吸血鬼として生まれた事を自覚するのが早く、その中で生きて同じ吸血鬼を探していた。そこで陽炎と出会う。

 陽炎と旅を続け、仲間を増やしていく内に恋に落ち、陽炎との子供も産む。しかしその際に生まれた萩風はぎかぜは、慈飛に陽炎の目の前で殺されている。

 吸血鬼ではあるが身体が弱く、最後は病気で死ぬ。しかし今までの人生を悔いていず、「不知火団」の皆と過ごした日々を宝物と思いながら死んでいった。

 その後は団長の不知火に陽炎が付き、「陽炎団」となった。

 鍛冶屋として造った最高傑作の剣は「不知火」。陽炎の心臓を元に使う剣にしてしまった事だけは納得していず、もしもう少し長生きできたのならノーリスクでの強い剣を造れるようになろうと考えていた。

 吸血鬼の生態を示す第一号として人間達に実験体にさせられていたが、人間達の事は恨んでいない。「恨んでいても始まらないから」と陽炎に言っていた。

 そのため陽炎は、人間と吸血鬼の共存を目標にしている。


慈飛じひ

「陽炎団」のメンバーや破宮達の心に大きな傷を残したクズ。

 元の名前は野分のわき。しかし、「陽炎団」のメンバーを皆殺しにした際に「自分の本当の名は慈飛だ!」と叫んだ。

「不知火団」の中期のメンバーで、陽炎達と共に何度も戦いに参加していた。

 昔の頃は大人しい性格で、差別を嫌っていた。しかし自分自身を慈飛と名乗り始めてからは、自分が一番上に立つべきものと考え、力で支配する事を第一としている。更に自分が相手を一方的に嬲り殺しにするのに失敗し、反撃を受けたり、精神的な揺さぶりを受けると精神的に崩れ、暴れ出す。その際に意味の分からない言葉をひたすら叫ぶ。

 残虐思考で、相手の苦痛に歪む顔が好きであり、絶望した顔を見たがる。

 能力は「磁界」。

 鉄さえあれば、「吸引きゅういん」と「反発はんぱつ」を幾らでも行える。また、自分の血を浴びせる事でも「磁界」を発動する事ができる。

 愛刀は持っていない。

 油断しやすく敵を舐めている為、致命傷を負うが、再生能力も高い為問題は無い。

「同族喰い」はしていない。

 五百人隊の隊長で、「あらし」と「阿波野あわの」を奪還している。その際は五千人を従えていたが、戦い自体も激化し、残った隊員は七百人程度だった為、五百人隊になっていた。二百人は「クラベス隊」に送られた。


読んで頂きありがとうございます!

今回は陽炎団のメンバー隊の設定公開になりました。

次回は獄の設定と吸血鬼などの用語の設定を公開していこうと思っています!

感想、質問、誤字脱字などの指摘をお待ちしています!!


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