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拒絶された世界の中で  作者: ヒグラシ
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この世界の説明書 「登場人物(二)」

 登場人物の設定


 葉宮はみやりょう

「葉宮隊」の隊長であり、名前を持たない破宮に自分の名を授けた人物

 性格はとても大雑把。しかし隊員のことを最優先に考えて行動している。そのため隊員達からは好かれている。

 破宮と出会ったのは西暦千二百七十六年のこと。その後二年後に戦争に呼ばれ、最初の戦地となった「カルバン」での戦いに参加している。

 そこで抵抗の出来ない女子供を殺し、蹂躙し、犯していく姿を止められずに隠れてしまったことが、彼を苦しめていた。

 次はそんなことを許さないと隊員達にはそのような行為することは許していない。

 破宮と出会った理由は、森に化物がいるということを村で噂され、それを確かめるために森に訪れた際に、襲われ倒れていた。襲ったのが人なのか、動物なのか未だに分かっていない。

 能力は「干渉かんしょう」。

 この能力は植物のみにしか使うことができない。そのため植物が無い場所では、能力を発動できない。更に身体に大きなダメージを追っていても発動はできない。

 しかし葉宮自身が参戦した四つ目の戦地「壁林」にて森内で能力を発動、森内にいた敵を全員を木の幹に干渉することで貫き、皆殺しにした。

 この戦いで「葉宮亮」の名は広まり、平民でありながらたったの二年で百人隊の隊長。破宮との合流を果たした三年目では、三百人隊、そして死ぬ前には五百人隊となる。

 死んだ後には、慈飛の首級により千人隊、隊長格の人間のみに与えられている「二階級特進」システムにより、五千人隊の隊長として終わりを遂げた。

 妻に美紅みく、息子に亮太りょうたがいる。

「生きて帰る」という約束を守れなかったことを悔い、水無月と隊員達、破宮の成長を願い死んでいった。

 愛刀は「よう

 能力は特にない。「壁林」での戦いで、今までの戦いでヒビが入っていたところに攻撃が強く叩き込まれ、へし折られている。これが原因で葉宮が怒り、能力を発動した。

 柊とは三つ目の戦地「ゲダ」にて出会う。まだ隊長として未熟だったところを救っている。

 いつか番外編を書きたい。


 ひいらぎ修一しゅういち

 柊時雨の兄であり、柊一族の次期当主最有力候補。

 性格は律儀で真面目。

 才能は持っているが、天才である時雨には勝てず、羨んでいた。

 しかしその羨みが嫉妬に代わることなどは無く、天才という重圧を背負わされている時雨のフォローに回っていた。

 しかし偶然時雨に「一心」の能力で心を読まれていた際に「時雨はいいな…」と思ってしまい、時雨はそれを知り、家を飛び出してしまった。

 この際時雨は、大人達の期待と利用したいという思いの重圧に耐えられずに病んでいる。これが原因となり自分の意見を強く言えない子供になっていた。

 時雨が吸血鬼だと知った際には、自分を強く責めたがそれを変えられる訳でもないと自分を正し、柊一族が研究していた「結晶化」について時雨に教えた。

 その後時雨と別れた後に時雨に充てての手紙を書いたが、会うことは無いと思っていた。そして破宮が隊を抜ける際に一応渡していた。

 能力は「速攻そっこう」。

 行動を速めるのがこの能力である。召喚獣などにも使い、組み合わせることができる。

 それ以外にも多くの魔法を使うことができ、能力の平凡さを上手く補っている。

 魔法などの研究も欠かさない。

 召喚獣には「雹」、「雷鳴らいめい」がいる。

 愛刀は無い。

 実際には先頭を切って戦っている為、剣が持たずにへし折れてしまっている。


 三年後の世界

 研究の末に召喚獣である「雷鳴」と同化し、「雷光」を手に入れる。

「雷光」では雷を起こすことができる。一撃必殺であるが、電気の蓄えに体力を使い、一度使った時点で気絶する為、使うのは最悪の場面になったときと決めている。また攻撃を当てられる範囲が小さい為、紋章内に誘い込むなどを行ってから発動する。

 無事に柊一族の当主になった。

 手紙が破宮によって時雨に渡されたことにより、時雨が一方的に抱いていたわだかまりがなくなり、のちに和解。

 東陣営の三大将軍と言われている。

 下に五千人隊の「水無月みなづき隊」、同じく五千人隊「五月雨さみだれ隊」、三千人隊「敷波しきなみ隊」百人隊十隊、計千人を束ねる「綾波あやなみ隊」を抱え、一万四千人を率いる将軍である。

 西陣営の「希」との同盟により押され始めたのを機に「陽炎団」との合同攻略作戦の計画を立て、それを陽炎が了承した為、合同攻略作戦が決行されることになった。

 葉宮の死後、葉宮の妻と息子を柊一族に招き入れ、分家としている。


 水無月みなづき健人けんと

 元第三部隊隊長。葉宮の死後、「水無月隊」として隊長になった。

 性格は冷静で、真面目。葉宮と真逆である。弱点は、冷酷になり切れないところと柔軟な発想がすぐに出てこないところ。

 破宮とは仲が良く、葉宮が死んだ際になぜ破宮が責任を自分一人で追ったのかをすぐ理解できたのはこれが理由である。

 能力は持っていない。しかし幼いころから剣士として鍛えられてきていた為、剣の扱いは、修一を凌ぐ時がある。

 愛刀は「せん」。

 切れ味が高い。この剣は、人や吸血鬼の身体を必ず斬り裂くことができる。しかし、剣自体は脆い為、盾や剣で受け止められると折れる確率が高い。その為、水無月は常に左腰に身に着け、いつもは右腰に身に着けている剣を使っている。

 右腰の剣は、常に戦いでへし折れている為、安物やその場で敵の持っている剣を使っている。

 千人隊の隊長である。


 三年後の世界

 地道に戦いを続け、五千人隊まで隊を成長させた。そこでは全ての戦いに参戦し、活躍したことも大きな要因になっている。

「柊隊」の修一の副隊長であり、右腕的な存在。

 能力は相変わらず無いが、何度も死線を超え、剣の腕前は東陣営で一番とも言われている。

 破宮と久し振りに再会した時は涙し、もう一度謝罪している。

 毎年葉宮の墓を訪れている。


 五月雨さみだれしげる

 柊隊の副隊長。神裂かみさきと共に修一のことを支える。

 性格は不真面目。とにかくサボりたがる。

 しかし仕事をサボる際にほかの隊員に押し付けたり、それを咎められた際に責任を擦り付けることなどは絶対にしない。そのため隊員達には好かれている。

 柔軟な発想ができ、自分を駒にしてまでも修一達護ることを考えている。

 能力は持っていないが、小さいころから紛争に参加し、経験は豊富である。修一にスカウトされ、この隊にいる。

 愛刀は「しげる

 柊一族の研究の末に造られた剣で、血を吸うことで剣の硬度を固くしていく。この剣は吸血鬼の研究で判明した技術を利用して作られた剣である。更には切れ味まで上がっていく。この効果はよく分かっていない。

 この剣は修一自身から授けられたもので、自分の名前にしている。

 修一との出会いが梅雨の雨の続く日だったことから、修一に「五月雨」と名付けられている。これに対し五月雨は恩義を感じていることから、自分を駒にしてまで修一達を護ろうとしている。


 三年後の世界

 もう一人の副隊長だった神裂が死んだ為、二人の副隊長で持っていた隊員達を一纏めにした際に五千人隊の隊長になる。

 愛刀「滋」は、破宮の「壊」と同格レベルの硬度になり、最近では水無月との共闘、「滋」で敵の攻撃を受け、そのカウンターを水無月の「閃」で狙うというやり方を行っている。

 相変わらずサボる。




読んで頂きありがとうございます!!


今回は人間サイドの設定の公開になりました。次回は「陽炎団」のメンバーの設定を公開します!!

この世界の用語などをまとめようとした際、文章が多くなってしまったので独立して解説します!


感想、質問、誤字脱字などの指摘をお待ちしています!!

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