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神への手紙

作者: 忘涙恋

ただ書いてみたいなぁと思って書きました。

感想があまりにも怖いですが・・・まってますw

手紙にはこう書かれていた。




『俺は、神、お前が死ぬほど嫌いだ。


お前のせいで俺は、俺はつらい思いをした。


お前のせいであいつは、有紗は苦しい思いをした。


お前はなんでひとに言葉や力を与え互いを傷つけあうようにした。


お前はなんでひとに心を与え、思いやり、悲しみ、怒りを思うようにした。


お前はなんで人に命を授けた。


お前が力なんて与えなければ有紗は傷つくことなかった。


お前が心なんて与えなければ有紗は悲しむことなかった。


お前が命なんて与えなければ有紗はあんな目に合うことはなかった。



これがただのやつあたりだというのは理解しているつもりなんだ。


けれどこんなでもしなければ、俺は、おれは・・・心が・・・体が・・・砕け散ってしまいそうなんだ。


俺は有紗が逝ってしまったなんて信じられない、信じたくない。


俺は今でも後悔しているんだ。俺が有紗に会わなければあんな目に合わなかったんじゃないかって・・・。


だけど神、お前にだったら助けられたんじゃないのか。


それなのに助けてくれなかった。


だから俺は神、お前が嫌いだ。


嫌いなんだ・・・。


だが一つだけお礼を言いたい。







あ・・に、・・に会・せて・れて・・が・う。そ・て有紗、俺・愛・・くれて、・りがと・。』


手紙は涙だろうか?雨なのか?わからないが最後の文がかすれていたらしい。


これを見つけた刑事は、手紙を自殺した男の妻と一緒に燃やしてやったという。

読んでいただきありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 面白いですね。 最後の刑事さんは神様だったんでしょうか? せめてもの報い的な? まぁ、とにかくこういう色々考えられるのは僕的に大好きですね。 詳しくなにがあったのかしりたいです(笑)
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