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02 ただいま赤城太陽にかまわれ中っ!

「ーそれではみなさん、今日から高校生ということで、悔いのないように生活していってくださいね。」


そんなこんなで、俺の高校生活が幕を開けたわけだが…

一体なんの巡り合わせなのやら、俺はさっきぶつかった奴と同じクラスになった。しかも隣の席。

なんなんだこの世界。


キーンコーンカーンコーン


―が、それよりも問題なことが1つ…


「なぁなぁ、名前は〜?教えてくれよ〜!」


さっきから、よくわからない奴がなぜかずっと俺にかまってくる。なんなんだ。ほんと。俺がいつどこでなにしたっていうんだよ。


「内緒」


俺がそう返すと、


「もぉ〜〜、つれないなぁー、あっ!ちなみに俺の名前はね〜!あ…なんだと思う⁇当ててみて!!」


全く。騒がしい奴だ。

…でも不思議と嫌な気持ちにならない。


「知らん。…太陽とか?」


「そうそう俺の名前は…ってえっ!!??

 うそ……当てた!?まじ!!」


「ふっ。そんな騒ぐ事?」


なんか…おもしれぇやつ。


「騒ぐことだよ!!友達が名前当てたんだぜ?!」


「えっ?今、友達って…」


「もう俺たち友達だろ?」


太陽はそう言って、優しく柔らかな笑顔で微笑んだ。

―向日葵みたいな笑顔だ。


「あっ!!そうそう!俺、赤城太陽ね!よろしく!」


ほんと…読めねぇやつ。


「…山中あおい」


「えっ?」


「俺…山中あおいだから!」


こうして俺に初の友達(?)ができた。

あっ、ちなみにこいつとなら友達になれそうだなと思ったのはここだけの話だからな。






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