【ヤクソ・カクスィクュンメンタクースィ-要するに第二十六話-】魔法少女VS魔法少女☆彡【ヴィースィ・ヴェーリ・ルク-五色の章-06-】
【前回までのバイト魔法少女は!?】
はい、こんばんにちはです!
赤色担当の魔法少女プナイネン・ルージュです!
この章は主人公が決まってないらしいですよ!
なんか今回は私が主人公ではないっぽいですね。
まあ、そのほうが魔法少女の活躍は見れるのでしょうけれども!
私が活躍できる日は来るんでしょうか?
気になる本編はこちらです!
↓ ↓ ↓
とりあえずルージュだけは捕まるのはまずいですね。
なにせあの子は生身ですし。
私達、魔法少女の体は魔法で創られたスペアボディのような物ですから、魔法少女として死んでも、死から復活することも実は容易なんですよ。
根本的に肉体の作りが違うようなので、私達魔法少女の本体、つまり私達自身が死ぬような事にはならないんですよね。
けど、ルージュだけはどうにもならない。
かといって、隠れていてもらうのも不安です。
なにせ相手は虫の怪人達を多数所有しているんですよ。
どんな手で見つけ出してくるのかも、予想できませんし。
実際、ルージュは家まで特定されているようですしね。
なら、目の届くところにいてくれたほうがまだ都合が良いんですよ。
まあ、今はルージュのことはローズピンクに任せますが。
それに、あの子が近くにいれば私達もパワーアップできますしね。
それは恐らくグリーナリーも同じでしょうけれども。
しかし、これはまたとないチャンスです!
彼女に私の意のままに操れるようにまで調教というか、洗脳ですね、もはや。
そう言う処置を施したハリガネンジャーを飲み込ませるまたとないチャンスです!
グリーナリーが洗脳されているので仕方なく、という面目も元、彼女の自由を奪えてしまうんですね。
魔法少女の奴隷…… いえ、なんでも言うことが聞いてくれる魔法少女がいてくれるなんて嬉しい限りですね。
しかも、意識がそのままで体の自由だけ奪えるとか、私の大好きなしシチュエーションじゃないですか。
しかもしかも、その相手があの気の強そうなグリーナリーと来ているんですよ!
はぁはぁ、いやぁ、がぜん燃えてきました!
何かとは言いませんが、これも私の大好物の一つですね。
この機会を逃す必要はないですよね。
本当なら、私が怪人達を相手して、アンバーにグリーナリーの相手をしてもらうのが楽なのですが……
ここは無理にでも私が、あのグリーナリーを屈服させてあげます!
しかし、本当にいい怪人を手に入れることが出来ました。
ぐふっ、ふふふふふふふっ!
さてさて、グリーナリーの身の自由を奪った後、何をして差し上げましょうか、あぁ…… 今から楽しみでありません!
それにはまずキスをしなくちゃいけませんね。
ぐへへへっ……
なにせハリガネンジャーは今、私の胃の中で氷漬けにされているんですから。
けど、近接型魔法少女のグリーナリーにどうやってキスしたらいいんでしょうね。
少々、向う見ずに欲望に走りすぎた感じはしますが…… まあ、氷で身の動きを封じればどうにかなりますかね?
多少の無理をしても魔法少女の体なら平気でしょうし。
まずは氷の監獄にでも閉じ込めて様子見でもしますか。
「キュルマ・パイッカ」
私がその魔法を使うと、即座にグリーナリーの周りが凍り付き氷の檻にグリーナリーを閉じ込めます。
が、次の瞬間、氷の檻は簡単に吹き飛びます。
私のすぐ横を鋼鉄をもたやすく引き裂く茨の鞭が床をえぐりながら通り過ぎていきました。
アルミホイルを頭に巻き、目のすわったグリーナリーが私を見つめています。
あの鞭、確か彼女の意のままに動くんでしたよね、振るわなくとも。
これは、ちょっとまずいかもですね。
ルージュちゃんの手を優しく引いて私達はホールから逃げ出しました。
優しく握らないと魔法少女の力では握りつぶしちゃうんですよね、気を付けないといけません。
にしても、ペルシカンヴァリネン・ヴァレフデュスを使えないのは不便ですね。
せっかく頑張って覚えた魔法なのに。
「ねえ、ぬいぐるみさん、あの戦闘員さんは本当に私の魔法を跳ね返すんですか? 試しちゃダメですか?」
「跳ね返ってきたらヴァーレアンプナイネン・ローズピンクは無事でも、プナイネン・ルージュは無事じゃすまないんだゾ!」
今気が付きました。
私の魔法少女の名前、ルージュちゃんの名前の前にヴァーレアンってついているだけなんですね。
それに気づけた今なら、なんだか覚えられる気がしてきました!
まあ、それはいいんですが、確かにルージュちゃんに当たったらまずいですよね。
私のせいでルージュちゃんが死んだら寝覚めが悪そうですよ。
とりあえず、あの鏡頭の戦闘員さんを全部はたいて成敗していかないとダメそうですね。
その間、ルージュちゃんはどこかに隠れていてもらいましょうか?
それがよさそうですね。えーと、どこか良い場所場ないでしょうか? あ、あそこなんてどうです?
「あ、ほら、あそこに更衣室がありますよ! ルージュちゃん、あそこのロッカーにでも隠れててください! その間に厄介な鏡を全て割って回りますので!」
そうですね。よくよく考えると鏡なので触れるのは、嫌じゃないですね。
私が怪人に触れたくないのは相手が虫だからであって、無機物の鏡なら問題ないんですよ。
なら敵じゃないですよね。
「え? 更衣室ですか? 身を隠せるロッカーとかあるんですか?」
ルージュちゃんがそんな事を聞いてきますが、私は社会に出たことないのでわからないですね。
「わかんないですけど、ゲームとかだと良くロッカーに隠れていますよ! ロッカー先輩を信じるんです!」
うん、大体のゲームはロッカーに入ればどうにかなります!
少しの間ロッカーに隠れていてもらいましょう。
「よ、よくわかりませんが、わかりました! ロッカーの中で大人しくしてます!」
うんうん、聞き分けのいい子は好きですよ。
さて、お給金のために私は一働きですね。
「とりあえず更衣室の中には怪人も戦闘員もいないんだゾ! 魔法反応はないゾ!」
ぬいぐるみちゃんの許可も出ました!
これでルージュちゃんに何かあっても、私しーらないっと!
「じゃあ、ぬいぐるみちゃん! ルージュちゃんのこと守ってくださいね! 私はこの扉を死守します!」
さて、私の仕事はこの更衣室のドアを守りつつ、この鏡頭の怪人を全員はたき割ることですね!
虫がいないんであれば、そんなこと楽勝です!
「ペルシカンヴァリネン・ヴァレフデュだけは撃ってはダメなんだゾ!」
「わかってますよ。全部はたき割ればいいんですよね」
うーん、せっかく魔法少女なのにビーム撃てないのはストレスが溜まりますね。
「そうだゾ!」
「じゃあ、隠れててくださいね!」
「お、お願いします!」
そう言ってルージュちゃんがやっと更衣室に逃げ込んで行ってくれました。
さて、これで思う存分はたき割れますね。
魔法で攻撃するのも良いんですが、考えて見れば、たまには運動してストレス解消も良いかもしれません。
早く鏡のをはたき割って、その後ホールに戻って、遠くから一方的にビームを打ちましょう!
きっといいストレス解消になりますよ!
万が一、いや、千が一、百が一……
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