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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ささやかな情交

アンチ・ツインレイ

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

ガールズラブ。でも一方的な片思いをテーマにしてます。

相手に1ミクロンも伝わってません。

一目見た瞬間、あぁ、此奴は私と同族だと思った。そして、激しく嫌悪した。自分と同じ人間が、目の前に居ると思っただけで吐き気がした。此奴も全く同じ事を感じた様で、目付きの悪さに磨きを掛け、私に向かってガンを飛ばす。上等だ、この野郎。

「今の彼氏さん」

「……どうも」

一般に言えば綺麗な顔なのだろう。髪は木枠、肌は雪、唇は血。白雪姫の様だった。ただし、相手殺意塗れで睨みつける様が、全てを台無しにしていた。男は不服そうに、手短に挨拶をかわすと、喉元を晒す。嘗めた時の人間のそれだった。

「この子が世話になっている様で」

その返答がお気に召したのだろう。最愛の旧友は、甘い笑顔を浮かべて男に絡み付く。この凍り付いた空気の中で、唯一の熱だった。それは互いに氷点下だった空気さえ、柔らかく溶かす。あぁ、やっぱりアンタとは同族だよ。


旧友と別れた後、私は一人ヤケ食いをする事にした。凄くムシャクシャする。腹の虫が治まらない。気を紛らわさないと、通行人にさえ睨みを効かせそうだ。

あの子の恋人が、また最低なクズなら良かった。あの子に暴力を振るって、痣まみれにする様な男なら良かった。……良く無いけど。全然良くないけど。でも仮にそうなら、金属バットで殴り殺してやれたのに。私の最愛の旧友で居られたのに。ずっとずっと傍に居て、守ってやれたのに。

凄くムシャクシャする。私以外の相手にあんなに甘い顔するなんて。今まで見せた事さえ無かったのに。……でも……それでも……幸せなら良いんだ。あの子の薄幸そうな顔に少しでも薄紅が乗れば……それで良い。

そう思って、焼肉の食べ放題の暖簾を潜った時だった。きゅっと、裾を掴まれる感覚。容易く振り払う事が出来る程の非力な感触。覚えがある。

「此処でご飯食べるの?」

振り返ると、旧友……と、その彼氏。旧友は私を見付けると、にこにこの笑顔を浮かべ、彼氏は不満げに目を釣り上げた。どうやら共に食事に来たらしい。

私は此奴同様釣り上がる目を軽くほぐしたあと、端的に返事をした。

「彼がね、此処が良いって言ってたの。だから一緒に食べよう」

本当に此奴とは同族らしい。


オマケ

「連絡先」

「あ゛?」

「あの子の事で、連絡する予定だから」

「奇遇だな。俺も」

「何してたの?」

「腹立つけど、連絡先交換」

「腹立つけど、連絡先交換」

その時の笑顔を俺は、私は、忘れない。甘い、甘い笑顔だった。

ツインレイって、魂の片割れの事らしいです。

そして一目見た瞬間、深く愛し合う仲だとか。

でもこの子の個性的に、

自分と同じ人間は二人も要らねぇ。お前は消えろ。

と言うタイプです。勿論、片割れの彼氏さんも。故に「アンチ」。


薄幸そうな子を『恋愛感情として』愛してる。

故に互いに物凄い嫉妬してます。

でも同じものが好きなので、話は物凄く合う。そんな間柄。


ちなみにタグの『軽いヤンデレ』とは、

『好きな相手がボロボロになっても好き。私に依存して欲しい……』という所から。

ヤンデレって、好きな相手に依存されるのが好きなイメージがあります。


「今からあの子の元彼を殴りに行く。お前も来い」

「持つのは金属バッドで良いか?」

と言うヤンデレ上等な会話があったり、なかったり。


名前を決めないと( ˙-˙ )

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