味覚
目の前の女は求めてくる身体を、快楽を安心を
僕の意識はもうろうとしている。
女の顔は影になっていて見えない髪は短く
顔は小さい、この女は誰なのだろう。
見覚えはない訳ではない、ただわからない
そんな僕に追い討ちをかけるようにその女は
キスをせまる。僕はもうろうとする意識の中
そのキスにこたえた。
僕も求めてしまったのだ知らない女に
身体を、快楽を、そして何より安心を
朝目が覚めると「あの女」の姿はなかった
僕は覚えていないあの女の、あのキスの味を
小説があまりわからないので、軽く書いてみました。