全てにおける序章というか(仮)その4?
見切り発車その4。ゴールのつもり。
無事に酸素をいただけたので、話続けていいですか?いいですよね。
コホン。
海賊ってあの海賊です?
表向きアレなやつです?
ほむほむ。
なるほど。
わかりました。
命大事に、で行こうと思います。
やっと呼吸も整った事ですし。
・・・と思ってはいるんです、そうしたいのが心から本気の本気の本音なんです。はい。
なんですけども。
まさかまさか、今回の廃線の件にその海賊が絡んでるなんて言ったらどうします?
私の視界に見える川は何を示しているのでせうか。
幻覚ですか?いいえ、現実です。
いえいえ、幻覚ですよね?ノンノン、リアルっす。
えと、えー、あ、あの、渡し賃、もらってないんで還っていいですか?
大丈夫、キャンペーン期間中なので無料ですよ?
キャンペーンって、なんですかぁぁぁぁぁぁ!!
あ。
意識戻っちゃった。
女性の悲鳴の束って兵器なのですね。
無音になったと思ったら、あの世の入口なんて。
いやあ初めて見ましたよ。あやうくあっちに逝きかけたのには驚きましたけど。
危なかった。ホント、危なかった。はは。
冷たーい視線はまだまだ序の口、圧迫すら大したことじゃなかった、と。
この身に染みましてございまする。
ところで、
私は生きてる、ってことで間違いないですか?
この後の展開を予想するに、いっそキャンペーンに乗っかっちゃっても良かった気がするんですけど。
ダメ?はい。ごめんなさい。
ここの会社、あの海賊の傘下ってことまでは知らなかったです?
うまーく2、3社挟んだ上、前オーナーの時も今も取締役は彼らと縁遠い者を置いてますから、余程深く調べないとわからないと思います。
亡くなったオーナーって、昔どこかの組織に組して何かしらの元締めをしていたそうですが、
色々あって・・・てっちゃんを拗らせて鉄道会社の私物化をもぎ取ったそうでして。
拗らせ方が半端ないのは駅舎でお気付きでしょうけれど、もぎとる為に規約から何から網羅してあらゆる伝を駆使して上の方々を完膚なき・・・え?武勇伝はいいから要点のみですか?
えー中々に面白いですのにー。ちぇっ。
それ以前からちょうど開業辺りの頃にかけて、なんやかんやで海賊に接触したオーナーがあちらの偉い方と意気投合しちゃって、同盟的な?
その後、たまたま入社してきた私を監視する立場になった、以上要点のみ。
てへぺろ。
ギャー、舌は抜かないでー!
閻魔様!!
貴方の仕事が取られそうですぅー!
急いでヘルプミー!
ま、正しくは監視と言う名の保護なんですけどね。
そこら辺もついでに省きます。
オーナーから口止めされとりますですよ。
皆様の命に関わるかどうかまでは分かりかねますが、念のための秘匿です。
今回はマヂ意識飛びますですのでここらでドロン・・・あれ?これ死語?
キリが悪いのでもう一本かな。