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しるし2(詩集)

微睡み

作者: さゆみ

人工的なメロン味でいっぱいにした

昇ってゆく発泡の中で

ストローはわかりすぎたから

変わりないと泡を除けた

覚醒するのは

まだ


近似した惑星の中で生きている

太陽のカチューシャをつけ

顔のない波に乗る

水音だけがマリンバのように

余韻を引きずり

まだ


先生は私のこと何もわからないから

怒りより憐れみを置く

廊下は走らないから

四角い処方箋を持って

丸い星を歩く

ただ


そういえば母が信仰したのは何だったか

少し分かったかもしれない

もう遅い航海の波

ごめんねって言えなかった

微睡みの中で

たつ






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― 新着の感想 ―
[良い点] きれいな詩ですね。ありがとう
2019/10/13 22:52 退会済み
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