表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

しるし2(詩集)

微睡み

作者: さゆみ

人工的なメロン味でいっぱいにした

昇ってゆく発泡の中で

ストローはわかりすぎたから

変わりないと泡を除けた

覚醒するのは

まだ


近似した惑星の中で生きている

太陽のカチューシャをつけ

顔のない波に乗る

水音だけがマリンバのように

余韻を引きずり

まだ


先生は私のこと何もわからないから

怒りより憐れみを置く

廊下は走らないから

四角い処方箋を持って

丸い星を歩く

ただ


そういえば母が信仰したのは何だったか

少し分かったかもしれない

もう遅い航海の波

ごめんねって言えなかった

微睡みの中で

たつ






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] きれいな詩ですね。ありがとう
2019/10/13 22:52 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ