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番外編 自由研究のまとめ

夏休みももう終わり。完成していない自由研究を終わらせないといけないのに、肝心のお姉ちゃんはさっさと宿題を終わらせて、今日もほのかちゃんと遊びに行ってしまった。


「ねぇー、ヒトコー、自由研究手伝って!お願いー!」

仕方なく、ヒトコに泣きつく。


「いいですよ。今日はどんなまとめをしたいのですか?」


「うんとね……お姉ちゃんの感情カードとか、ワークショップでのこととか、ぜーんぶ振り返りたいの!」

机の上には、お姉ちゃんが集めた色とりどりのカードや、私のメモ帳、ペンが並べられている。


「じゃあ、順番に振り返ってみましょう」とヒトコ。


「前はね、お姉ちゃん、あんまり感情を出さないし、私が『どうしたの?』って聞いても、ちょっとしか答えなかったの。ちょっとロボットみたいで、それはそれでカッコよくていいんだけど」


ヒトコがうなずく。

「はい、開始当初の凛さんは、感情を表現するのが控えめでしたね」


「でもね!ヒトコと話したり、ワークショップをやるうちに、少しずつ表情が変わってきたの。笑ったり、楽しそうにしたり、驚いた顔をしたり……」

私はメモ帳に小さく絵を描きながら話す。

「この間もほのかちゃんと遊んだのを楽しそうに話してたよ」


「あと!カード、全部集め終わったんだよね! だから私も、自由研究でいつどの感情を感じたか、まとめやすくなったの」

私はノートに絵や簡単な文章をどんどん書き込む。


「笑った顔、ちょっと照れた顔、誇らしそうな顔……お姉ちゃん、いろんな表情するんだなーって思った」


ヒトコが補足する。

「その観察は、感情の変化を客観的に記録するのに、とても有効ですね」


「怒ったお姉ちゃんはちょっと怖かったけど、笑うお姉ちゃんをいっぱい見られるようになって嬉しいなぁ」


「うん、これで自由研究もだいぶ完成に近づいた気がする! お姉ちゃんの変化を、自分の目で見て、ちゃんとまとめられたのが嬉しいな」


ノートのページを閉じると、胸の奥がふわっと温かくなる。

「お姉ちゃん、すごいなぁ」


ヒトコの画面が柔らかく光る。

「柚さんの観察力も素敵です。お姉さんとの関係が、さらに深まりますね」


私は小さくつぶやく。

「うん、これで自由研究、バッチリ……かな?」


ヒトコと話して色々まとめられたし、自由研究の最後の仕上げも楽しみになってきた!

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