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招待状
「ネコハスキデスカ?」
「なんだこれ・・・」
いたずらか?
しかしもう一枚、紙がある
「ゲーム参加ありがとうございます ゲームの詳細事項は裏面に書いてますのでご確認ください
お客様の勝利を願っています」
「・・・ゲーム?」
「それになんだよ猫は好きですか?って」
説明もなにもない
ただわかっているのは俺がこのゲームに参加してしまっているということ
「猫か・・・・」
俺は小学生の頃に猫を飼っていた
友達の少ない俺は猫といる時間が本当に充実していたんだ
どこにいくにも猫を連れて行った
でもおれのそんな行動があいつを殺してしまったんだ
俺の目のまで車に引かれた
俺は自分を責めて責めて、泣いて泣いて・・・
でも母さんが慰めてくれて・・・
立ち直れたけどやっぱりたまに夢に出てきてしまう
そして俺はやっぱり猫が好きだ
あいつの存在があったから今の俺があると思う
猫の大事さがわかるからこそ本当につらい
でもだからこそ俺はあんなことがあっても猫が好きだと言える
「・・・退屈だし・・・行ってみるか」
俺はこの怪しいゲームに参加することを決めた