表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/30

(一)-4

 すると彼女は、不意に両手を僕の首に回してきた。そして彼女は体をベッドへと倒した。首に手を回されている僕は未来子さんと一緒にベッドに倒れ込み、彼女の上に覆い被さる形になった。彼女のお酒臭い息が僕の顔にかかった。彼女の手が僕の首を引いた。彼女の顔が僕の顔に近づいてきた。よく見たら、未来子さんの目は、僕の目をまっすぐ見つめていた。そして柔らかい感触が僕の唇に触れた……。


 結局僕たちは『ご休憩』のつもりが『ご宿泊』になってしまっていた。薄汚い繁華街の裏路地を未来子さんと二人で、前日と同じ服のままで歩いていった。時間は七時だったが、一度家に帰る時間はなかった。つまり、このまま出勤することになるのだ。


(続く)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ