表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

もしも主人公(ヒーロー・ヒロイン)だったならば

作者: オオシバ

 もしも、自分が何かの主人公であったのなら、自分はどんな主人公であっただろうか?

超能力や超人的な力を持っていただろうか?何かの組織の一端で悪の組織と戦ってだろうか?それとも、何人もの美少女の心をいとも簡単に掴めていただろうか・・・なんてことを、毎日のように思い描くことはあっただろう。

 まぁ、そんなことは自分にはどうでもいいことだ。なぜならば、自分は『何かしらの主人公』にはなれないことはわかっているのだから・・・


「次はいつ襲ってくるか分からない・・注意しないとな・・・」

「私なんかが魔法少女になっちゃった・・・どうしたらいいの・・・」

「もしもし、俺だ。俺の戦闘スーツは直ったか?」

「ぐぅあああっ!!奴にかけられた呪いが・・・っ!!」


 なぜかと言うと、この世界には『主人公たち』が溢れかえっているからだ。

何処から話をすればいいかわからないけど、とにかく分かる範囲からでいいだろう。


まずはじめに、この世界には怪物や怪人、宇宙人やロボット等、破壊工作を行う物体が出現しはじめる。

次に、それらに対処するために、特別な力を持った人達が現れる。つまり『主人公たち』だ。

そして、なんの因果があってのことか、自分を除いたクラスメイト全員が、この『主人公たち』。


 これはイジメか何かだろうか?自分は完全に巻き込まれている。

自分が一体何をしたというのだろうか?もしかしたら自分も何かしらの『主人公』なのだろうか?

いや、それは有り得ない。自分に特別な力などないのだから。

彼ら『主人公たち』から見れば自分は『モブ』だ、ごく普通の学生をやっているモブなのだ。

 ならば自分は最後まで『モブ』を貫き通そうではないか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ