娘にイケナイことを教えるお母さんの図
「な、なにっ……その、すけすけなランジェリーは……!」
「なにって、お母さんの勝負下着だけどぉ? ほら、由比、最近彼氏ができたそうじゃない」
「ッ! ――どこでそれを!!」
「酷いわぁ、お母さんに教えてくれないなんて。娘の初彼氏をお祝いしたかったのにぃ~~!」
「私の勝手でしょ!! 関わらないで!!」
「もぉ! せっかくそういうことするのにオススメな下着を教えようと思ったのに。つれなくて、お母さん悲しいわ!」
「は、はぁああぁああアアアアアア!? っ! しないから!! するわけないでしょ!? だいたい私たち中学生だし! そっ! そんなエロいこと!!」
「ふぅ~ん、へぇ~、しないんだぁ~。そっかそっか。なら、不要だよね。うん。お母さん、いらない気遣いしちゃった。ごめんね?」
「ふ、ふん! そうよ、そんなことしないんだから!! 私たちは健全な交際をするって決めてるの!! そういうのは大人になってからするだから!!」
「あら、そんな先のことまで考えているんだぁ~。そのカ・レ・シ・くんと」
「っ~~~~~!!」
「そっかそっかぁ。仲良さそうで、お母さん安心したわぁ。これなら由比のこと任せられそうねぇ」
「……なに、その含みのある言葉は。言いたいことでもあるの?」
「う~~ん? なんでもないわよぉ? でも、そうねぇ……。このままだと他の女に取られちゃうかも知れないわねぇ」
「は……?」
「信じられないって顔してる。でも、本当だからね? 思春期の恋って長続きしないの。大抵は大人になる前に終わってしまうものなのよ?」
「―――っ信じないから!! そんな眉唾の話なんて……!」
「それでも良いけど……そうね。由比の周りには居なかった? 恋人になったけど別れた元カップルとか」
「い、居たけど……。そっ、それは性格が合わなかったとかそんな理由だったし……。私たちは大丈夫。何度もデートだってしてるし、性格が合わないなんてこともなかったし……」
「ちっちっち。そういうカップルほど別れやすいのよ。相性は良好。でも、それ以上の進展がないんじゃマンネリ化してしまうの。その結果どうなると思う?」
「………どうなるの?」
「他の異性に目が行って、いずれ破局してしまうの。ああこれは実体験ね、お母さんの」
「そ、そんな……!」
「でも、ご安心を! 長く続く秘訣をお母さんが伝授して上げましょう!!」
「―――ッ。それがランジェリーだというの……?」
「その通り! 由比の周りに居なかった? いつもラブラブしててマンネリ化しないカップル」
「居たけど………ッ!? え、いや、嘘だよ、ね……? 中学生でそんなことするカップルなんて………!」
「甘いわ! 甘々よ!! そんな社会のルールなんて男女の恋のまえでは儚いもの。好きな人とそういうことしたくなるのは仕方のないこと。世の心理よ」
「そ、そんな……」
「お母さんはなにも、からかってやろうとして見せつけた訳じゃないの。たしかに、由比の胸はお母さんに似ず小さいし、それがコンプレックスなのは知ってる。でも、そんな由比のことを好きだと言ってくれた男が居たのなら、その恋を応援してあげたいの」
「ま、ママ……!」
「さあ、行くわよ、由比。彼氏を骨抜きにするエロいランジェリーを買いに……!」
「はい!」




