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喪失と裏切り

2話目です!!

登場人物がすこーし増えました!!

ストーリー性を感じながら最後まで読んでいただけたら嬉しいです!



「先生!僕は何をすれば!」


「蓮音くんは、この人を…皆さん!落ち着いて、僕たち治癒術師が皆さんを守りますから!」


「先生、来てください!僕たちでは手に負えない重症者が大勢居るんです」


この人は、上級魔術師の治癒術師 弦太げんたさんだ。


「上級魔術師でも治せない程の負傷…どんだけなんだ、黒魔術師…」


「蓮音さん!この人をお願い…」


「ここに、…え」


運ばれたのは千秋だった


僕は使える魔術を全てした。でも、体はびくともしない。僕は、分からないふりをして治療を続けた。


「蓮音くん…分かっているだろ…僕みたいな下級魔術師でもわかるよ…」


「お前みたいな、戦闘術師の奴に治癒魔術の事なんて、分かるわけないだろ!」


僕は、話したことも無い、それも、下の者に怒鳴ってしまった。


パチンッ


僕は頬を叩かれた


「蓮音くん、何をしているんだい。」


「先生…」


「死んでるよ。その子。蓮音くん、君は、その子じゃなくて、あそこに横たわる、子供に同じ事をするのかい。分かっていながら治療をするのかい」


「それは…」


「治癒術師は、特に命の価値に私情を挟むんじゃないよ。蓮音くん、前を向くんだ。何人もの人が負傷しているのが分かるだろう。君の使命はなんだ!」


「先生…御免なさい。1人になりたいです…」


「…蓮音くん。ゆっくりでいい、また、落ち合おう、ここで!」


悲鳴、助けを懇願する声、魔術を唱える声、逃げ惑う音…


僕はその中で独り、誰も助けず、なんの音にも耳を傾けず、歩いていたら。


半永遠の命を手にする事ができるこの世界で、人を亡くす痛みとは、こんなにも痛い


なのに、流れる血は透明で透き通っていて


         残酷だ


気づくと、僕は女性と子供が避難する避難所に着いていた。


「治癒術師さんが来てくれた!!この子、転んでしまって、すり傷を…」

「私頭を打ったみたいなの、診てくれないかしら…」

「この子を見ませんでした…??」


僕は限界だった。



その日、初めて僕は僕だけの為に時間を使った

誰も助けず、何もしなかった…


次の日、目を覚ますと、見るも無惨な世界になっていた

亡くなった人の名前が書かれているボードを見つけた


千秋の名前があった。 

不思議だ、涙が枯れて出てこない。

溺れそうなくらい心は泣いているのにだ。


「そーいえば…」

僕は先生との落ち合う場所に行った

惨劇だった事が伺えた


「先生は、どこだ…」

「誰かを探しているのか?」

誰だか分からない、老父に声をかけられた


「先生…ぁ、理人りとさんを」


「その人は、こっちじゃよ…」


「先生…!」


「この人は瀕死状態じゃのう…」


「僕が…」


「救えんよ。君は…瀕死状態は限りなく死に近い状態じゃ…救えるのは黒魔術師の僕だけだ…」


「黒魔術師…」


「そろそろ変装を解いてくれ…リンナ」


「ローパス」


「なんでまだ若い僕の変装が老父なんだ!僕はもっとかっこいい、騎士のような変装が良かったのに!」


「仕方ないでしょ、怪しまれないようにする為よ!」


「名乗り遅れました、僕は、黒魔術師、蘇生魔術師カイルと申します。」


「お前らが…この街を…絶対に許さない、殺す」


「アッチャー、僕ら、別に、反逆者しか殺してないんだけど〜」


「千秋も先生も…」


「千秋…あーーあの女の子か!あの子、禁止とされている、闇市で錬金術師の魔術本を勝手に作って売ってたり、無断で、君の存在を担保に、お金も悪〜い所から沢山借りてたみたいだよ〜」


「千秋は、下級魔術師に色々薬を無料挙げていたんだぞ!お金だって困ってる人に…」


「なら、悪い事でもしていいの…」


「……先生は!?反逆者なんかじゃ…」


「こいつは、二重スパイで裏切った奴だよ」


「そんなわけ…」


「俺はこいつに殺された。」


「でも、生きてるじゃんか!」


「蘇生術で自分で蘇ったんだよ。理人は、誰からの指示か見当は付くが、黒魔術師に急に来て仲間に入れてくれって懇願してきたんだ。僕らは、治癒魔術師がその時は強く必要としていて仲間になったんだ。でもな、15年前裏切ったんだ。僕は殺されたんだ。」


「だからって…」


「理人を蘇生術で助けてもいい。だが条件だ、仲間になれ。」


「俺はお前らを許さない、殺すぞ」


「殺せばいい、蘇生術がある俺は痛くも痒くもないんだよ、それに、僕らの目的は一つ、世界平和だよ」


「仲間になったら先生を助けてくれるのか…」


「もちろん!でも、僕は、完璧じゃないんだ…だからね、ほら、こんなふうに僕自身オッドアイになってしまってね。片目は見えないんだ。だから、蘇生はできるが、今まで通りとはいかないんだよ」


「それでもいいよ…先生を早く…いや、先生だけじゃない皆…助けてよ…」


「自己犠牲か〜素敵だね!」


「リンナ辞めろ。蘇生術はね、瀕死状態にしか使えないんだ。生憎、瀕死状態の人は世界でたった一人理人だけなんだ」


「なら…千秋は、あの人たちは…」


「君が救えばよかったじゃないか。逃げた君が僕を責める権利はないよ、嫌ならいい、りんな行くぞ」


「分かったから…」


「ヴィーダン」


「…んん…君は誰だい、ここはどこだ…」


「先生!!」


「他人に先生なんて呼ばれる筋合いはない!僕は治癒魔術師の理人だぞ。こんな、才能の無さそうな凡人が気軽に先生と呼ばないで頂きたい」


「蓮音くん…との記憶が…」


「蓮音くん、理人ぁ、いや、先生は、君との記憶が欠落してしまったみたいだ」


「いいんです、生きていてくれさえいれば」


僕は、悲しみに押し潰されないよう、そう言うしか無かった。



こーして、僕は闇落ちしたんだ。

今は、黒魔術師の治癒術師として闇落ライフを送っている。


「おい、助けてくれ!飲みすぎた!!」


「二日酔いを治す程僕は暇じゃないんだ…」


「いたたぁ…よぉ!二日酔いおじさんのミミさん」


「先約が居たんかよ…」


「リイチさん、毒を生成するのは良いですが自分で試さないでください…治すの大変なんですよ…」


「蓮音!お前さん笑えるのか?」


「ほら、イーーーーッて」


「朝に流れ星は流れませんよね。そーいう事です。」


僕は以前よりも仕事が増えた。

そして、昔の僕は消えた。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

まだまだ続きますのでお楽しみください!

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