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04 幕間 王宮のとある一室にて

本日2話投稿します。

「二人は無事に辺境の開拓地に着いた、との報告があったよ」


「そうか、それは良かった・・・」


そこには四人の男女が座り、お茶の時間を楽しんでいた。

いや、周りからはそのように見えていた。


四人はお茶の時間を楽しみながら、しかしその合間合間に情報の遣り取りを行っていた。


「儀式を行った司祭様はご無事で?」


「今までのところは何も無い、とのことだ」


美しい赤髪を持つ少女が尋ねると、華美に飾った服を着た壮年の男が答える。


「最近、レオンハルト殿下が少し不審な動きをしているとか。ただこちらのことを深く探る、というよりは周辺国の情報を探る感じです」


「では私からもう一度釘を刺しておきましょう。あの子が第一王子だったら、ここまで問題は大きくならなかったでしょうに」


上質の、しかし簡素な意匠の服を着た壮年の男が報告をすれば、麗しく着飾った妙齢の女性が対応すると答える。


「いや、それだとハリスの猶予期間が殆ど無くなってしまっていただろう。むしろ、ハリスが第一王子で良かったと、私は思うよ」


そうして彼らのお茶会は続いていき、


「・・・最近、周辺国の諜報活動が目に見えて活発化してきた。これまで以上に慎重に動かなければ、な」


「では、今後は私の諜報部隊を陽動で動かしましょう。陛下の部隊はより静かに動いて頂ければ」


「私も学園を卒業しましたので、本命への目隠しとして行っている聖女としての活動を、これまで以上に範囲と頻度を増やしていきたいと思います」


「あなたには負担をかけますね」


「いえ、これは私が私のために行っていることですので、お気になさらずに」


「それでも負担をかけているのは事実です。必要な事柄が生じたらすぐに相談なさい。私の権限の範囲内ならすぐに対応してあげるわ」


「過分なご配慮頂き、ありがとうございます」


「ふふふ、そんなに他人行儀にならなくても良いのよ? 同じ秘密を共有する仲間じゃ無いの」


「流石に私の立場では恐れ多いことです」


「んもう・・・」


こうしてお茶会は続いていく。

傍目には仲の良い四人がお茶と会話を楽しんでいる様にしか見えなかった。


お読みいただきありがとうございます。

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