想い
私の、恋心にいつまで経っても気付いてくれない。
彼は……鈍感い。
彼に、巳波佐波に、交際したい意中の女性が居ることくらいは、私にだって解った。
彼の、巳波佐波の瞳には、私以外の女子が映っていた。
私は、その娘に嫉妬して……とても惨めになって、枕を濡らして、眠りに就き一日を終える。
その繰り返しに、私は堪えられずにいた。
私の脳内は、巳波佐波との淫らな妄想で、容量が限界を越える寸前だ。
彼に、私の処女を捧げることを生きがいに生きているといっても過言ではないほどに彼に魅入られていた。
彼の……全てを、独り占めに出来たら、と。
男性という生き物は、顔と体型、胸の大きさが理想のモノであれば堕とせるのだと、思っていたのに。
彼は、巳波佐波は、私に見向きすらしない。
あの日の放課後、意を決して彼に告白すると、想定外の返事が彼の口から発せられた。
てっきり、私は彼に振られ、玉砕するのだとばかり想像していた。
それが……彼に交際を受け入れてもらえた。
そして、彼と交際しだした私だった。
私は遠くない彼との——を実現することを夢みて、生きていく。
キスより先に進められたらと、日々を過ごす。




