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116話 七ヶ国戦争

本日より新章が始まります。

新たなルキファナス・オンラインの物語をぜひよろしくお願い致します!!


ブックマーク、感想、レビューは投稿の支えとなります。

できればお願いします!!

 ルキファナス・オンラインリリースから一周年。

 もちろん大々的なイベントが開催される。

 俺の元にも参加するようにとの招待状が届いている。


 あなたは誉れ高き王国の500人の戦士として選ばれました。

 つきましては戦争への参加をお願い致します。


-特殊クエスト-

「七ヶ国戦争」へ参加表明しますか。


 戦争とはいっても本当のものではない。

 この七カ国は同盟国であり、不可侵条約を結び合っている。

 では、なぜ戦争なのか。


 それはいくら同盟国とはいえ多少のすれ違いはある。

 例えば関税についての不満や土地の利権など様々なものがあげられる。

 しかし、不可侵条約があり戦争など許されていない。


 そこで始まったのが擬似的な戦争である。

 お互いに500人の兵士を集めて陣取り合戦を行い、順位をつける。

 その順位に応じて中立地区議会での発言権が強くなるということだ。


 中立地区議会は各国のトップが集まり、色々と話し合う場でそこで承認されればそれは正義ということになる。

 中立地区の議員によりその会議はコントロールされるためあまりにも行き過ぎた発言はできない。


 もしもここで、中立地区を敵に回す動きをしようものなら国が一夜で落ちるとも言われている。

 中立地区は絶対のルールなのだ。


 さて、話を戻して参加表明をするか否かだが、もちろん参加はする。

 ウチのギルドから参加するのは俺にルティ、リオン、ジャックの4名だ。


 影の館(シャドーハウス)も今ではすっかり大所帯になったが王国の500人に選ばれたメンバーはいなかった。

 残念である。

 バーバラはレベル的にも問題ないのだが、戦争イベントは戦闘メインなので選ばれていない。

 戦争後には非戦闘メインの人のためのイベントもあるのでそっちで頑張ってもらいたい。

 バーバラ自身も鍛治作業に熱が入っている。


 戦争までまだ日にちはある。

 ルティ、リオン、ジャックも戦争に向けて準備している。

 俺も少しでもレベル上げをしておきたいところだ。

 戦争となると、不利になるのは間違いないからね。


「さて狩りますか」

「キュイ」

 影の中のディーが元気よく返事をしてくれる。

 目の前には100を超える犬型モンスターの群れ。


「死のオーラ発動!!」

 死神の初期スキルの一つである死のオーラは一定時間、範囲内にいる敵対する相手に恐怖のデバフをかける。


「さすがは獄門の守護者ということかな、これで一匹も死なないなんてな。ディー」

 獄門の守護者ヘルドック、獄門を守る番犬である彼らは多くのプレイヤーに恐れられる存在だ。


「キュイキュイ!!」

 俺の影から複数の手が伸びてヘルドックに襲いかかる。

 それの全てを躱して距離を詰めてくるヘルドックたち。

 足に力を込める。

 全てのステータスポイントを速さに振っている俺の動きは影すら置き去りにする。


「ガァァァ」

 それでも動きを見てヘルドックは反応してくる。

 だが、見えるのと反応できるは別の話である。


 ナイフから伸びる黒の刃がヘルドックの首を落としていく。

 速度を射程と攻撃力に変えてくれる装備のおかげだな。

 さらに近づけばディーの魔法も火を吹く。

 影から伸びる手がヘルドックを捉えて動きを封じる。


 死への誘いインヴィテーションデスは掴んだ相手に恐怖のデバフをかける。

 死のオーラは一定以上の恐怖値をもった存在を殺す。

 死のオーラと死への誘いのコンボで大抵の相手は確実な死を迎えることになる。



§



「ふぅ、かなり片付いたな」

 ヘルドックの数は初めの半分もいなくなっている。

 結構な時間を使いながら慎重に戦闘を継続していく。

 普通は一人で挑むような場所ではないのだが、これも特訓の一環である。


 俺の職業、一次職が暗器使い(仮)、最初は仮ってなんだよと思ったけど、大いに助けられた。

 二次職が暗器使い、まぁ仮が外れたってことだ。

 三次職が暗殺者、その名の通り暗殺に特化した職業である。

 四次職が断罪者、暗殺者が進化したよう職業。


 そう、残念ながら戦争では活躍が難しいスキル構成になってしまっている。

 特に今回の戦争は擬似戦争のためカルマ値がほぼ機能しない。

 相手が悪人であれば悪人であるほどに俺は強くなるが、それがなくなってしまうわけだ。


 カルマ値がない上に敵が多数となるようなシチュエーションにはこの場所がぴったしだった。

 さらにいえば、経験やドロップもそこそこいい。


 五次職である死神のレベリングは必須になってくる。

 ここまで至っているプレイヤーは未だに数が少ない。

 ルティやリオンもまだ五次職ではないし、王国で数えても両手で足りてしまう。


 その代わり五次職のレベルアップの恩恵は凄まじい。

 しかし、問題は経験値量も莫大に必要になってしまう点だ。

 どれほどモンスターを狩っても全然、上がらない。


 四次職の時点でもレベル上げが難しかった。

 モンスター狩りでレベル上げなんて絶望的でしかなかった記憶がある。

 そのせいで五次職が少ないんだな。


 俺が五次職に上がれているのは運良くイベントで活躍できたからだろう。

 運営の開催するイベントは総じて経験値が大量にもらえる。


 残念ながらこの戦争イベントに参加できない人にも一応の救済措置として、戦争中のモンスター狩りの経験値量とアイテムドロップ率がアップするらしいが……


 そんなこんなでヘルドックたちを相手に一人で大立ち回りをしているというわけだ。

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