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予告 戦争勃発

 王国と帝国の戦争が勃発!!

 各国に名を馳せる五次職同士がぶつかり合う。


「鏖の爆撃王と星弓王レクス・オブ・ステラーアルクスが戦闘するらしいぞ」

「おいおい、あたり一帯が焦土と化すんじゃないか」

「何もない中立地区の荒野で行われるらしいから大丈夫なはずだけど……」

 民衆の間では戦争の噂で持ちきりでそれぞれが興奮を隠せずにいた。

 ドォンという大気を震わせるほどの轟音が何度も何度も遥か彼方から響いてくる。

 とある広場では人々がごった返しになりながら、お酒や食べ物を片手に戦闘の様子が映し出されるスクリーンを注目している。

 周りには露店まで出されてそれが遠くまで続く。



§



 中立地区荒野では鏖の爆撃王と星弓王が睨み合っていた。

 周りには互いの国の来訪者(ビジター)現地人(ローカルズ)合わせ1000人以上が集っている。

 時計が戦争開始の時刻を指す。

「ミズキ、派手にかませ」

「はいはーい」

 ミズキは高く跳躍して自らの体よりも大きな斧を敵軍目掛けて投げる。

 ドォンという派手な音で爆炎が舞い上がり人が吹き飛ばされていく。

 一撃では終わらせずに手元に戻ってくる斧を作戦で決められていた何箇所かに投げて地面に着地する。


「おつかれー、いったん休憩だね」

 ユキはミズキに声をかけて、タオルを渡す。

「大丈夫だったかな?」

「まぁ、概ねは問題ないな」

 ハザルは地図を見ながら敵軍の被害を確認する。

 元々、ミズキの投げる何箇所かはかなり大きく設定されていて、さらに多少その範囲に入らなくても大丈夫なように各員に伝えられている。


「あっ、大規模攻撃の気配だよ」

 ユキは攻撃を察知する。

 それに反応してレスタントとカナリアが結界を展開。

 次の瞬間に雨のように槍があたり一帯に降り注いだ。

「あれが星弓か、お前に負けず劣らずのバケモンだな」

 ハザルはミズキを見て苦笑いを浮かべる。


「ふぅん、面白いね。あれが俺と同じ射手で五次職に上がった爆撃王か」

 星弓王レクス・オブ・ステラーアルクスのイアンは己の放った槍の雨の被害と爆撃王によって与えられた自陣の被害を見て笑う。

 その差はほぼ互角だった。


 先程撃った槍とは別の背中に差していた槍を手に取り巨大な弓を構える。

 狙いは爆撃王ミズキだ。

 力いっぱいに引いて放つ。

 放たれた槍はスキルで出したいくつかの魔法陣を越えるたびに威力と速度が上がっていき、一直線に飛んでいく。


「あっ、やばっ……」

 光速で飛んでくる一本の槍にユキは気付くが、気づいた時にはもうすぐそこに迫っていた。

 かなりの強度を誇る結界はミズキの爆撃から仲間を守るために開発された。

 その結界が貫かれてレスタントの胸を穿つ。


「ちっ、この結界が破られるとはな」

 全員が槍の放たれた先を見るがそこには誰もいなかった。


「やぁ、初めまして」

 結界は貫かれてもまだ維持されていて、外からの侵入など許すはずもないのにイアンはレスタントを穿った地面に刺さる槍を手に握っていた。


「ハァァァァァァ」

 ミズキはイアンに斧を振り下ろす。

「おい待てっ……」

 ハザルの声も虚しく結界内では大爆発が起こった。

 カナリアは残念ながら光の粒子と変わってしまった。

 ハザルは防御に全力を注いでなんとか耐え凌ぎ、ユキはスキルを使用して爆撃を回避した。


「ごっ、ごめん!!」

「だからいつもいつも後先を考えろ、って今はそんな場合じゃないか、あいつは……」

 イアンはその場にはいなく敵陣に戻っていた。

「ちっ、移動系のスキルか」

 普通に移動したのでは早すぎる。

 なんらかのスキルで移動したと考えれば結界内に侵入できたのも頷ける。

 問題はそれが本人のスキルなのか、それともサポートがいるのかどうか。



§



 中立地区樹海エリアでは死神と夢見る獣たちの王ファンシービーストキングが戦闘するとあって注目度はかなり高かった。

 死神はその形からは想像もつかないが、王国の英雄であり人気が高い。

 しかし、夢見る獣たちの王ファンシービーストキングはその比ではないほどに人気があった。

 自国である帝国だけではなく、各国にファンクラブがいくつも存在している。

 今回の戦争でもなぜか自国であるはずの死神を応援せずに夢見る獣たちの王ファンシービーストキングを応援する勢力が王国に存在している。

 しかもかなり大規模だ。


 樹海という見渡す限りが木々に覆われたエリアでは視界が悪く死神が有利かと思われていたがそんなものは関係がなかった。


「みんなやる気だな。あの死神との戦闘だからね。よーし、まずはぽむさんお願いしますよ。ここなら全力でやっても怒られないらしいからさ」

「メェメェ」

 真っ白でなんとも愛らしいひつじが二足歩行でてくてくと前に出る。

 手には赤と黒の混じった魔導書を大事そうに抱えていた。

 ひつじは魔導書を開いて詠唱を始める。

「メェメェメェメェメェ(黒き炎は灰すら残さぬ、一切合切灰燼と帰して、地獄を創れ)」

 ひつじのまん丸な手から小さな小さな黒く光る灯火がふわふわっと空中を漂って敵陣の方へ飛んでいく。

 あまりにも儚く今にも消えそうな灯火。


 遠くの樹の陰からそれを見ていた偵察部隊はすぐに自陣に戻り、逃げるように促す。

 それを聞いた多くの人間は逃げていくが、ふわふわと飛んでくる消えそうな火に近づくものがいた。

 さらにその仲間数人もなぜ逃げるのか理解できずにその場にとどまっている。


「おいおい、これの何が怖いってんだよ。なーにが、夢見る獣たちの王ファンシービーストキングだよ、かわいいだけで五次職に上がった奴なんて所詮はこんなもんだろ」

 それを聞いた仲間たちは今にも消えそうな火を見て笑う。


 男がその火を叩き落そうとした時だった。

 遠くにいたひつじが魔法を唱える。

「メェメェメェ(煉獄燼滅ノ灯火クリエイト・リアリティ・インフェルノ)」

 消えそうな灯火から無数の黒炎の帯が四方八方に広がっていく。

 黒炎に触れた瞬間に男たちは燃え尽き、巨大な木々も関係なく燃やし尽くしていく。

 樹海に直径1キロのサークルが出来上がった。

 そこだけは未だに黒炎が消えることなく地面を燃やす。

 まさに地獄の扉が開かれたような光景だった。


 ひつじに死神の魔の手が降りかかろうとしたところを斬撃が飛んできて死神はそれを回避する。

 死神と夢見る獣たちとその王は対面する。

 夢見る獣たちは全員が50センチ前後の大きさで、二足歩行でもふもふしていて、まるで人形のようだった。

 人気が出るのも納得できる。

 

 黒炎の魔法を放ったのは魔導書を持った左手を右手で押さえている真っ白なひつじ。


 斬撃を飛ばしたのは侍の格好をして両眼を閉じているグレーのおおかみ。


 全員を守るようにバットを持って前に出てくるのは特攻服を来たリーゼントのしろくま。


 後ろには明らかに怪しそうな液体の入ったフラスコを手に持つ研究服のもるもっと。


 さらにその後ろでもじもじとしている神官服のうま。


 そして、夢見る獣たちの中心にいるのがプレイヤー?

 その男はひよこの着ぐるみを着ていた。

今回は続編としての構想を少しだけ出させていただきました。

実際にいつ書くのかは未定です。

声が多ければすぐに書き始めることになると思います。

(私は皆様の声に弱いのです)


今回、五次職が4人登場しました。

死神クロツキは本作の主人公なので当然なのですが、残る3人の話も書きたいと思っています。



・鏖の爆撃王ミズキ

投稿予定:未定

タイトル:投擲手なのに筋力極振りでコントロール0のノーコン少女は全てをデストロイ!!

※仮タイトルなので変わる可能性が高いです。


星弓王レクス・オブ・ステラーアルクスイアン

投稿予定:未定

タイトル:バトルジャンキーはあえて不遇職の弓使いを選んで成り上がりを楽しむ

※仮タイトルなので変わる可能性が高いです。


夢見る獣たちの王ファンシービーストキングノア

投稿予定:投稿中

タイトル:もふもふ従魔が厨二病に目覚めた件

※既に数話を投稿していますので興味のある方はぜひ読んでください。

なろうでルキファナスと検索すれば出ると思います。



その他、ルキファナス・オンライン執筆予定

・ギルドから追放された料理人は神々の胃袋を掴む

・ロマンを求めた男は全てをかけてロボットに乗る



このようにまだまだ、ルキファナス・オンラインの世界は広がり続けていきます。

今後も応援のほど、よろしくお願いいたします。

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同シリーズを毎日投稿しているので、ぜひよろしくお願いします!!

もふもふ従魔が厨二病に目覚めた件
― 新着の感想 ―
[一言] 完結おめでとうございます。続編楽しみにしてますね   ワクo(´∇`*o)(o*´∇`)oワク
感想一覧
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