わたくしの名は『ナマメカシク=メカシコマレシ=フルメカシキ=メカケガタ=メカ』と申します。
二人「はいご注目~」
ツッコミ「では自己紹介~!」
ボケ「…」
ツッコミ「わいやなくてあんさんやっちゅうに!」
ボケ「わたくしですか…?」
ツッコミ「そや。あんさん以外に誰がおるちゅうに!」
ボケ「自己紹介って…?」
ツッコミ「あんさん自己紹介てのも知らへんと!?」
ボケ「恥ずかしながら…」
ツッコミ「しゃあないなあ。自己紹介てえのはあんさん自身の名前を名乗ったりするんや!」
ボケ「自分の名前を名乗るんですか…?」
ツッコミ「そや。」
ボケ「わかりました…。」
ツッコミ「…って…、名乗ってないやんけ!」
ボケ「『自分の名前を名乗る』という言葉をわかったと…。」
ツッコミ「その言葉通りにして初めて『わかった』っちゅうんや!」
ボケ「これから自分の名前を名乗ります。」
ツッコミ「ああ。」
ボケ「わたくしの名は『ナマメカシク=メカシコマレシ=フルメカシキ=メカケガタ=メカ』と申します。」
ツッコミ「長すぎやんけ!」
ボケ「まずファーストネームから、『ナマメカシク』は『艶めかしいメカ』、すなわち『美メカ』の意味です。」
ツッコミ「訳わからへん!」
ボケ「セカンドネームの『メカシコマレシ』は『美しい外装の中に仕込まれたメカ』、すなわち『メカ尽くし』の意味です。」
ツッコミ「更に訳わからへん!」
ボケ「サードネームの『フルメカシキ』は『古めかしいメカだらけ』、すなわち『レトロメカ尽くし』の意味です。」
ツッコミ「もっと訳わからへん!」
ボケ「フォースネームの『メカケガタ』は『妾の姿』、すなわち『女性型』の意味です。」
ツッコミ「てんで訳わからへん!」
ボケ「ラストネームの『メカ』は『機械』、すなわちわたくしは『ロボット』です。」
ツッコミ「あんさんロボットやったんか。…にしてはポンコツやなあ。」
ボケ「『ポンコツ』…、『ポン』と弾ける骨ですか?」
ツッコミ「骨はポンと弾けへんやろ!」
ボケ「じゃあ『カルシウムたっぷりのポン菓子』ですか?」
ツッコミ「美味しそうやね…、ってちゃうわ!」
ボケ「じゃあ『トンコツ』で。」
ツッコミ「ずれとるわ!」
ボケ「じゃあ『トンカツ』。」
ツッコミ「更にずれとるわ!」
ボケ「じゃあ『コンカツ』。」
ツッコミ「ロボットが婚活かい!」
ボケ「わたくしは『ナマメカシク=メカシコマレシ=フルメカシキ=メカケガタ=メカ(艶めかしくめかし込まれし古めかしき妾型メカ)』が示すように『美しいレトロメカ尽くしの女性型ロボット』です。」
ツッコミ「わいは性別の事言うとんのや!」
ボケ「わたくしは『女性』と申しました。」
ツッコミ「ロボットにそもそも性別あんの!?と聞いとんのや!」
ボケ「ロボットの性別は姿です。」
ツッコミ「姿と性別は一致すんの!?と聞いとんのや!」
ボケ「ロボットに性器はありません。だから性別はありません。」
ツッコミ「じゃあさっきの『性別は姿』ちゅうのはどう説明するちゅうんや!」
ボケ「『外見上の性別』という意味です。」
ツッコミ「『ロボットに性別はない』ちゅう事でいいんやな!?」
ボケ「はい。ロボットは性別がないからどんな姿にでもなれます。」
ツッコミ「じゃあロボットは無限の可能性を秘めてるって事やな!?」
ボケ「はい、お姫様にもなれます。」
ツッコミ「あんさんお姫様になって一体何がしたいんや!?」
ボケ「秘め事です。」
ツッコミ「ああ、どうりであの長ったらしい名前なんやな。やっとわかったで。」
二人「ありがとうございました~」